東 [1] にもいみじうあわてさわぐ。さるべくて身のうすべき時にこそあんなれと思ふものから、討手の攻めきたりなむ時に、はかなきさまにて屍をさらさじ、おほやけ [2] と聞こゆとも、みずから [3] したまふことならねば、かつは我が身の宿世 [4] をも見るばかりと思ひなりて、弟の時房と泰時といふ一男 [5] と、二人をかしらとして、雲霞の兵をたなびかせて、都にのぼす。

关东地区也很是惊慌。虽然认为“现在并不是必须就这样死的命运的时刻哇”，但也害怕在讨伐军一旦攻进来的时候死得很惨的样子，另一方面虽说这件事是朝廷在做的，但毕竟不是后鸟羽院上皇亲自做的事，所以决心试试自己的运气，便让弟弟時房和长男两个人做总领，征集很多的士兵攻打京都。

この帝 [6] 、鳥羽殿 [7] ·白河殿 [8] などすり [9] せさせたまひて、常に渡り住まはせたまへど、なほまた水無瀬 [10] という所にえもいはおもしろき院づくりて、しばしば通ひおはしましつ、春秋の花、紅葉につけても、御心ゆくかぎり世をひびかして遊びをのみぞしたまふ。所がらも、はるばると川にのぞめる眺望、いとおもしろくなむ。元久の頃 [11] 、詩に歌を合はせられしにも、とりはきてこそは、

見わたせば山もとかすむ水無瀬川ゆふべは秋となに思ひけむ

后鸟羽院上皇修理了鳥羽殿和白河殿，总是喜欢到那里去，并且在水無瀬这地方，还修建了无与伦比雍容雅致的建筑，随着春天的樱花秋天的红叶等时令佳节，举办令世人赞叹的管弦雅集。若在御影堂眺望远处的水无濑川，更有情趣。元久之时就曾在此进行汉诗及和歌的赛诗会，其中有如下的吟诵

放眼望去一直到山麓水无濑川的春天尽是烟霞迷离什么也看不清我一直在想傍晚只在秋天有为什么会这样想的呢