[小松拓也故事]落选
(2012-07-05 13:32:27)
标签:
日本中国好男儿休息室出演杂谈 |
分类: 小松拓也的故事 |
095【译文】http://komatsutakuya.com/462
落选
会场安静下来,渐渐被一种稍显紧张的气氛所笼罩。
下一刻,我拨响了吉他的第一个音节。
不可思议的,没有紧张。
当我为了弹奏吉他走到舞台中央坐上那张椅子的瞬间,就好像突然按下开关一般沉浸到了我自己的世界之中。
“演唱时,那个空间就是我的世界。”
从开始到最后,每一分每一秒,我都把自己深深投入到自己的世界中。
演唱完毕,雷鸣般的掌声响彻会场。
评审对我的表演打出了当天参赛者中唯一的满分。
我就这样一口气抓住了观众们的心,并在之后的特长展示环节中表演了擅长的羽毛球,再一次得到了评审们的满分评价。
到那时为止,只有我得到了满分。
“说不定第一回合的比赛可以就这样顺利胜出……”
因为那次比赛还只是上海地区的预选赛,所以胜出淘汰的评判标准和全国大赛的规则有所不同,通过评审和事先选定的数位一般观众的投票来决定最后的胜利者。
所有项目都获得满分的我和得分排名第二的选手一起站在舞台中央。
每一位评审依次把手中的玫瑰花投入放在我们面前的两个盒子里,全部投票完毕后,谁的盒子里玫瑰花多谁就是最后的胜利者。
最后一位评审手持玫瑰上台时,我们两个的得票数完全相同。
这位评审稍微在我面前停留了片刻,下一瞬间便转身将玫瑰投入了另一位选手的盒中。
明明得到了满分,没想到竟然还是落选了……
正因为心里对胜出抱有很大的期望,所以面对失败的结果感到特别受打击,节目就在我的灰心丧气中结束了。
硬是把原本提不起的兴致提起来,千里迢迢赶到上海,结果还是没能做出成绩。
品尝了失败的苦果……
待续
095【原文】http://komatsutakuya.com/462
ざわついていたスタジオが静まり返り少し張り詰めたような緊張感が会場を包んだ。
俺はその瞬間ギターの音を奏で始める。
不思議と緊張はなかった。
それどころか弾き語りを始める為にスタジオ中央に用意された椅子に座った瞬間からスイッチが入ったように自分の世界に浸り込む事が出来た。
「歌を歌っている瞬間あの空間は俺の世界だった。」
そう開き直って最初から最後まで自分自身の世界に入り浸った。
歌い終えると割れんばかりの拍手が会場を包む。
そして審査員が出した点数はその日参加者として唯一の満点が出される。
これで一気に観客の心を掴んだ俺は続いての特技のコーナーでもバドミントンのパフォーマンスを行い、ここでも満点の審査をもらう事が出来たのだ。
この時点で満点を出したのは俺のみ。
「もしかしたらこのままオーディション一回戦を通過出来るかもしれない…」
この時期はまだオーディションが上海予選だった事もあり全国大会のルールとは勝ち抜きを決める審査基準が異なり、審査員と予め選ばれた一般人数名によって最終的な勝者は決められる事になる。
全ての審査を満点で終えて俺は得点二位だった選手と一緒にステージ中央に立たされる。
二人の目の前に用意された箱に全ての審査員が各自一本ずつバラの花を入れていきながら最終的な勝者を決めるという方式で最終審査は下された。
最後の一人がバラを持って現れた時、二人の得票数は全くの同数。
最後の審査員は一瞬俺の前に現れたが次の瞬間身を返してもう一人の選手へとバラの花を投票した。
満点を取りながらもまさかの落選だ…。
心のどこかに受かるんじゃないか?という気持ちや感覚があっただけにショックを受け失意のまま番組は終了する。
乗り切らない気持ちを無理矢理に向けてせっかく遥々やってきた上海で俺は結果を出す事が出来なかった。
俺はオーディションに受かる事は出来なかった…。
つづく
Published
on 2011年6月14日 2:08 PM.
Filed under:
小松拓也自伝「俺と中国」