【中国ブログ】「研修生は日本の労働力ではない」－中国人の声

http://www.recordchina.co.jp/images/link_url.gifURL：http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1112&f=national_1112_007.shtml

2009/11/12(木) 08:41

    熊本県植木町で8日、中国人研修生と夫婦2人が死亡、女性1人が重体となる事件が発生した。死亡した夫婦は22歳の中国人男性を7月下旬から農業研修生として受け入れていたという。警察は9日朝から殺人事件として現場検証を行い、中国人研修生が3人を襲った後、自殺を図った可能性が高いとみて殺人容疑で調べている。

    この事件について、日本新華僑報の編集長、蒋豊氏が今回の中国人研修生が関与する熊本殺傷事件に対する文章を自らのブログに掲載している。氏は、今回の事件は当地に大きな衝撃をもたらしたと指摘し、日本で報じられている事件の経緯を事細かに綴った。

    さらに氏は、「事件現場の近隣の人々の話から、中国人研修生がおかれていた労働環境や労使関係、労働への心理が見て取ることができた。これらの全てがまるでマッチのように蓄積され、事件当日の朝に叱責されたことによって発火したのではないだろうか」と分析し、今回の事件を機に中国人研修生制度が注目され、二度と同様の事件が発生しないよう改善されることを望むと語った。

    また、別のブロガー、老丑氏も今回の事件を自らのブログで取り上げ、「日本の研修制度は名義上は人材を育てるというもののはずだ。しかし、実際は廉価な労働力として扱われているに過ぎず、彼らの多くは劣悪な待遇で簡単な労働に従事している」と指摘。

    続けて老丑氏は、日本政府が今回の事件を教訓とし、「中国人研修生は日本にとって廉価な労働力ではない」ということを汲み取ってほしいと語り、それができなければ今後も同様の事件が起きてしまうと語った。（編集担当：畠山栄）