073【译文】http://komatsutakuya.com/415

到派遣公司登记注册

 

随着存款日渐速水，生活开始面临窘境，为现实所迫我不得不抬起沉重的双腿迈出家门找工作。

 

以前也曾在拉面店、搬家公司、面包工厂之类的地方打过各种日薪制的小零工。但后来经过在台湾的音乐活动和饰演电视剧主要角色的经历，名气没打响，倒是长了不少无谓的自尊，所以当时对出去找工作抱有很强的抵触心理。

 

其实从好的方面来想，打工不只是为了赚钱，还能够学习社会上的处世之道、丰富人的艺术内涵，但是因为心存抵触所以脑子里丝毫不存在这样的正面思考。

 

反而是以“这都是为了生活我也没办法”的态度勉强自己开始打工，所以找工作时只重视薪酬够不够高这一点。

 

于是我选择到派遣公司登记了个人信息，找了份销售手机的工作。

 

考虑到如果是派遣公司的话，就算突然接到演艺方面的工作，时间调配上也比较灵活。而且哪天需要辞职的时候，因为是登记制的，所以既不用理会对方关于辞职的追问，也可以随时根据自己的情况方便地回到演艺工作现场。

 

光从以上的想法就能轻易看出，当时的我完全采取了以自我为中心的思考方式和生活态度。

 

姑且不论好坏，我那时不管是考虑问题还是采取行动，一切皆只关注眼前的现实。

 

未曾试想过正是这种只看眼前的短视造成了我当初所处的状况和环境，也使自己变得软弱无能。

 

而现实中度过那段时期我最终留下的，就只是自身重视的“把眼前的现实延续至近期未来不断重复”的结果。

 

那里自然不存在任何巨大的成功或可能实现的梦想，就实际可能发生的事而言，一切都是我能够预料得到的“眼前的现实”。

 

但即使是这样的我，在实际进入工作现场以后，随着和客户以及公司同事们交流的加深，也渐渐感到生活变得愉快起来。

 

“努力工作原来能让人感到如此身心舒畅。”

 

我第一次懂得了演艺以外的工作的乐趣。

 

虽然还不强烈，可我似乎在活下去的道路上开始稍许感到了几缕阳光。

 

待续

 

 

 

 

 

073【原文】http://komatsutakuya.com/415

派遣会社に登録

 

貯蓄も残り僅かとなって半ば追い詰められるような状態になって俺はようやく重たい腰を上げてアルバイトをする事を決意する。

 

過去にもラーメン屋や引っ越しをはじめ、パン工場でパンの仕分けをやったり各種日雇いのバイトなども経験していた俺だったが、台湾でのアーティスト活動や昼ドラへのレギュラー出演を経た後は売れてもいないくせに変につまらないプライドを大事にしてアルバイトをする事に当時は抵抗が強かった。

 

だからプラス思考に考えてバイトはお金儲けの為だけじゃなく社会勉強や芸の肥やしにもなるなんて考え方はまるっきり頭を過ぎらなかった。

 

むしろ生活の為だからと嫌々スタートさせる事になったのがアルバイトだったからお金の割りが高いかどうかというポイントだけを重視して俺はバイトを決めたのだ。

 

選んだのは派遣会社に登録し、携帯電話を売る仕事だった。

 

派遣会社なら仮に芸能の仕事が急に決まった場合でもシフトの融通がききやすいだろうと考えたし、仮にいつかバイトを辞める時が来たって登録制ならばあえて辞める相談を相手にする必要もなければ自分の都合で現場に復帰したい時は簡単に戻れるだろうと考えたのだ。

 

まあ、こんな考え方からも分かる通り当時の俺は完全に自分本位な理屈で生きていたように思う。

 

良いか悪いかは別としてあの頃の俺は何かを考えたり何か行動を起こす事も全てが目先の現実にばかり焦点を合わせて生きていたのだ。

 

その成れの果てが当時の自分の置かれた状況や環境を作って駄目な自分を作り出していたなどと顧みる事もなかったし。

 

現実として俺が過ごしたあの時期に残ったのは俺自身がフォーカスした「目先の現実を近未来に生み出しながら生きる」という結果だった。

 

当然そこに大きな成功や夢は待っていなかったし現実に起こり得た事と言えば全て俺が想定しながら生きた「目先の現実」。

 

ただそんな俺でもバイトの現場に出て実際お客さんや派遣された先で働くスタッフの方々と交わるうちに段々生活が楽しくなっていくのだ。

 

「一生懸命働く事ってこんなに気持ちがいいんだ」

 

芸能の仕事以外で俺は初めて働く事への喜びを知る。

 

生きていく事に光が射してきたようなそんな感覚を少しだけだが俺は感じ始めていた。

 

つづく

Published on 2011年6月13日 11:32 AM.
Filed under: 小松拓也自伝「俺と中国」