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蛙  芥川龙之介(转载)

(2016-05-13 10:04:15)
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芥川龙之介

日本散文

分类: 芥川龙之介专辑

 

  在我住所旁边,有一个旧池塘,那里有很多蛙。

 

  池塘周围,长满了茂密的芦苇和菖蒲。在芦苇和菖蒲的那边,高大的白杨林矫健地在风中婆娑。在更远的地方,是静寂的夏空,那儿经常有碎玻璃片似的云,闪着光辉。而这一切都映照在池塘里,比实物更美丽。

 

  蛙在这池塘里,每天无休无止地呱呱呱嘎嘎嘎地叫着。乍一听,那只是呱呱呱嘎嘎嘎的叫声。然而,实际上却是在进行着紧张激烈的辩论。蛙类之善于争辩并不只限于伊索的时代。

 

   伊索是约公元前六世纪的古希腊寓言作家,所编寓言陆续经后人加工,以诗或散文形式发表,成为现在流传的《伊索寓言》。

 

  那时在芦苇叶上有一只蛙,摆出大学教授的姿态,说道:为什么有水呢?是为了我们蛙游泳。为什么有虫子呢?是为了给我们蛙吃。

 

  对呱!对呱!池塘里的蛙一片叫声。辉映着天空和草木的池塘的水面,几乎都让蛙给占满了,赞成的呼声当然也是很大的。恰好这时候,在白杨树根睡着一条蛇,被这呱呱呱嘎嘎嘎的喧闹声给吵醒了。于是抬起镰刀似的脖子,朝池塘方向看,困倦地舔着嘴唇。

 

  为什么有土地呢?是为了草木生长。那么,为什么有草木呢?是为了给我们蛙遮荫凉。所以,整个大地都是为了我们蛙啊!

 

  对呱!对呱!

 

  蛇,当它第二次听到这个赞成的声音的时候,便突然把身体像鞭子似地挺起来,优哉游哉地钻进芦苇丛里去,黑眼睛闪着光辉,凝神窥视着池塘里的情况。

 

  芦苇叶上的蛙,依然张着大嘴巴进行雄辩。

 

  为什么有天空呢?是为了悬起太阳。为什么有太阳呢?是为了把我们蛙的脊背晒干。所以,整个的天空也都是为了我们蛙的啊!水、草木、虫子、土地、天空、太阳,总之所有的一切都是为了我们蛙的。森罗万象,悉皆为我这一事实,已完全没有任何怀疑的余地。当敝人向各位阐明这一事实的同时,还愿向为我们创造了整个宇宙的神,敬致衷心的感谢!应该赞颂神的名字啊!

 

  蛙仰望着天空,转动了一下眼珠儿,接着又张开大嘴巴说:应该赞颂神的名字呵……”

 

  话音没落,蛇脑袋好像抛出去似地向前一伸,转眼之间这雄辩的蛙被蛇嘴叼住了。

 

  呱呱呱,糟啦!

 

  嘎嘎嘎,糟啦!

 

  糟啦!呱呱呱,嘎嘎嘎!

 

  在池塘里的蛙一片惊叫声中,蛇咬着蛙藏到芦苇里去了。这之后的激烈吵闹,恐怕是这个池塘开天辟地以来从来也没有过的啊。

 

  在一片吵闹声中,我听到年轻的蛙一边哭一边说:水、草木、虫子、土地、天空、太阳,都是为了我们蛙的。那么,蛇是干什么的呢?蛇也是为了我们蛙的吗?

 

  是呀!蛇也是为了我们的。要是蛇不来吃,蛙必然会繁殖起来。要是繁殖起来,池塘——世界必然会狭窄起来。所以,蛇就来吃我们蛙。被吃的蛙,也可以说是为多数蛙的幸福而作出的牺牲。是啊,蛇也是为了我们蛙的!世界上所有的一切,悉皆为蛙!应该赞颂神的名字啊!

 

  我听到一个年老的蛙这么回答道。

 

  一九一七年九月作

 

芥川龍之介

 

 自分の今寝ころんでゐる側わきに、古い池があつて、そこに蛙かへるが沢山たくさんゐる。

 池のまはりには、一面に芦あしや蒲がまが茂つてゐる。その芦あしや蒲がまの向うには、背せいの高い白楊はこやなぎの並木なみきが、品ひんよく風に戦そよいでゐる。その又向うには、静な夏の空があつて、そこには何時いつも細こまかい、硝子ガラスのかけのやうな雲が光つてゐる。さうしてそれらが皆、実際よりも遙はるかに美しく、池の水に映うつつてゐる。

 蛙はその池の中で、永い一日を飽きず、ころろ、かららと鳴きくらしてゐる。ちよいと聞くと、それが唯ころろ、かららとしか聞えない。が、実は盛に議論を闘たたかはしてゐるのである。蛙かへるが口をきくのは、何もイソツプの時代ばかりと限つてゐる訳ではない。

 中でも芦の葉の上にゐる蛙は、大学教授のやうな態度でこんなことを云つた。

「水は何なんの為にあるか。我々蛙の泳ぐ為にあるのである。虫は何の為にゐるか。我々蛙の食ふ為にゐるのである。」

「ヒヤア、ヒヤア」と、池中の蛙が声をかけた。空と艸木くさきとの映うつつた池の水面が、殆ほとんど埋うまる位な蛙だから、賛成の声も勿論もちろん大したものである。丁度ちやうどその時、白楊はこやなぎの根元に眠つてゐた蛇へびは、このやかましいころろ、かららの声で眼をさました。さうして、鎌首かまくびをもたげながら、池の方はうへ眼をやつて、まだ眠むさうに舌なめづりをした。

「土は何の為にあるか。艸木くさきを生やす為にあるのである。では、艸木は何の為にあるか。我々蛙に影を与へる為にあるのである。従つて、全大地は我々蛙の為にあるのではないか。」

「ヒヤア、ヒヤア。」

 蛇は、二度目の賛成の声を聞くと、急に体を鞭むちのやうにぴんとさせた。それから、そろそろ芦の中へ這はひこみながら、黒い眼をかがやかせて、注意深く池の中の様子ようすを窺うかがつた。

 芦の葉の上の蛙は、依然として、大きな口をあけながら、辯じてゐる。

「空は何の為にあるか。太陽を懸かける為にあるのである。太陽は何の為にあるか。我々蛙の背中を乾かす為にあるのである。従つて、全大空たいくうは我々蛙の為にあるのではないか。既すでに水も艸木くさきも、虫も土も空も太陽も、皆我々蛙の為にある。森羅万象しんらばんしやうが悉ことごとく我々の為にあると云ふ事実は、最早もはや何等なんらの疑うたがひをも容いれる余地がない。自分はこの事実を諸君の前に闡明せんめいすると共に、併せて全宇宙を我々の為に創造した神に、心からな感謝を捧げたいと思ふ。神の御名みなは讃ほむべきかなである。」

 蛙は、空を仰いで、眼玉を一つぐるりとまはして、それから又、大きな口をあいて云つた。

「神の御名みなは讃ほむべきかな……

 さう云ふ語ことばがまだ完をはらない中に、蛇の頭がぶつけるやうにのびたかと思ふと、この雄辯なる蛙は、見る間まにその口に啣くはへられた。

「からら、大変だ。」

「ころろ、大変だ。」

「大変だ、からら、ころろ。」

 池中の蛙が驚いてわめいてる中うちに、蛇は蛙を啣くはへた儘、芦あしの中へかくれてしまつた。後あとの騒ぎは、恐らくこの池の開闢かいびやく以来未嘗いまだかつてなかつた事であらう。自分にはその中で、年の若い蛙が、泣き声を出しながら、かう云つてゐるのが聞えた。

「水も艸木くさきも、虫も土も、空も太陽も、みんな我々蛙の為にある。では、蛇はどうしたのだ。蛇も我々の為にあるのか。」

「さうだ。蛇も我々蛙の為にある。蛇が食はなかつたら、蛙はふえるのに相違ない。ふえれば、池が、――世界が必かならず狭せまくなる。だから、蛇が我々蛙を食ひに来るのである。食はれた蛙は、多数の幸福の為に捧げられた犠牲ぎせいだと思ふがいい。さうだ。蛇も我々蛙の為にある。世界にありとあらゆる物は、悉ことごとく蛙の為にあるのだ。神の御名みなは讃ほむ可べきかな。」

 これが、自分の聞いた、年よりらしい蛙の答である。

(大正六年九月)

 

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