最佳现代短歌20首

短歌尖锐地反映了社会的现实。现将代表了以恋爱，事件，战争之类为主题的现代短歌史的20首短歌的歌人佐佐木幸纲氏介绍给大家。

在短歌史中，恋歌占了重要位置。在短歌集《百人一首》中恋歌占四十三首。作为原则，勒撰集四分之一是恋歌。谢野晶子的恋歌《蓬乱的头发》为近代短歌史上实际的出发点，这是众所周知的。

在战后的短歌史中，也可以看出是以恋歌开始的。战后不久，一九四九年发行的近藤芳美的歌集《早春歌》，就是一本包括多首美丽的恋歌的歌集。

当东京还是一片火烧原野，日本人忍饥挨饿，苦不堪言，处于黑暗时代时，将传统文化作为攻击目标，以桑原武夫的评论《第二艺术》为契机，刮起了一股短歌否定论的歪风。

在这样大胆且过激的时代，近藤君美丽而清爽的短歌给人带来鲜明的印象。

另一位这样的先驱，是一九五四年三十一夭折的中城文子。中城以首次出版的《短歌研究五十首》初露锋芒，在近两年间发表了爆发性问题的作品，又像风一样告别人世。

她的短歌中有乳癌，乳房丧失，与丈夫不和，离婚，与有妇之夫的恋爱，甚至于天天注视着自身的死亡，主张鲜明且戏剧性的体验。

現代短歌ベスト２０

短歌は社会の実相を鋭く映し出す。恋、事件、戦争といったテーマごとに現代短歌史を代表するご首を、歌人の佐々木幸綱氏が紹介する。

短歌史では恋の歌が重要な位置を占めてきた。｢百人一首｣には四十三首もの恋の歌がある。勅撰集は原則として四分の一が恋の歌だった。与謝野晶子『みだれ髪』の恋歌が近代短歌史の実質的な出発点とな；つたこと、ご存知の通りである。

戦後短歌史もまた、恋の歌から始まったと見ることができる。

戦後間もない一九四八年刊行の近藤芳美の歌集『早春歌』は、美しい恋の歌を多く含む歌集だった。

東京にはまだ焼け野原がひろがり、日本人がみな飢えで苦しむ暗い時代だった。伝統文化は攻撃目標とされ、桑原武夫の評論『第二芸術』をきっかけとして、短歌否定論の　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　嵐が吹き荒れていた。

大胆かつ過激にそんな時代に近藤の美しく清潔な恋なの歌は、人々に鮮烈な印象をもたちした。

たちまちに君の姿を霧とざし或る楽章をわれは思ひき近藤芳美『早春歌』へ挑戦したのも女性歌人だった。

その先駆となったのが、一九五四年に三十一歳で夭折した中城ふみ子である。中城は第一回「短歌研究五十首詠」で登場し、二年ほどの間に爆発的に問題作を発表、風のように世を去っていった。

彼女の歌は、乳癌、乳房、喪失、夫との不和、離婚、妻子ある男との恋、そして自身の死を見詰める日々と、鮮烈かつドラマティックな体験をうたっていた。

衆視のなかはばかりもなく嗚咽して君の妻が不幸をみせびらかせり中城ふみ子『乳房喪失』

妻子ある男性と恋愛し、その死に逢っての場面である。ありようを歌う歌人だった。恋愛の究極にある美と危険をシンボリックに表現したこの歌は現代の恋歌を代表する一首となった。

塚本が究極の恋の歌をうたったとすると、ドラムチックではない日常の恋の気分を表現したのが俵万智の『沙汰だ記念日』だった。