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分类: 日本报刊杂志摘译 |
祖父と暮らせば
等得不耐烦的祖父突然来了,看见我还在看电视,便问:“怎么老是漫不经心的?给爷爷写清楚一点,爷爷就明白了。”说了好几次,我的急躁情绪一下子爆发出来了。
しびれを切らし祖父をほっといてまたテレビを見ようとすると、「何でゆっくりとたもんや?ちゃんと説明してくれんとじいちゃん分からん」と、何度も聴いてきた。私のイライラは暴発してしまった。
“算了吧! 从刚才起就一直纠缠不休! 老年人怎么啦,应该更温顺!”我把爷爷的耳背当作一件好事,对着他说了很难听的话,什么“迟钝”啦,“糟老头”啦。突然,看见祖父眼镜的里面湿润了,赶快说对不起,已经迟了。只好在那儿久久地站着。然后祖父用忧郁的眼光朝我一动不动地看着,开始说话了:
“沙苗呀,一直在装模作样呀!爷爷眼睛也看见了,所以两耳也听见了,眼见为实呀……这样的老糊涂还是早早死了的好!”
「いい加減にしてよ!さっきからしつこい。年寄りなんだからもっとおとなしくして!」耳が遠いことをいいことにかたっぱしから祖父に対してひどいことを言った。「のろま」だとか「クソじじい」だどか。ふと、祖父を見ると眼鏡の奥がうるんでいた。謝(あやま)ろうとしても、もう遅かった。ただその場に立ちつくすしかなかった。そして祖父は悲しい目で私の方をじいっと見て話し始めた。
「沙苗(さなえ)あ、いっつもすまんのぉ」じいちゃんもお目を見て二耳が聞こえて、目が見えたらのぉ。...こんなおいばれはさっさと逝(ゆ)ってしまえばいいのにのぉ」
この言葉を聴いた時、冷たい風が体を通り抜けた。私は紙いっぱいに、「ごめん、長生きして」と、書くのが精いっぱいだった。祖父は何度も強くうなずいた。
听到了这样的话,好像有一股凉风穿过身体。我在整个一张纸上写了“对不起,祝您长寿!”。我写得很认真,祖父点了好几下头。
障害を障害と感じずのびのびといきたい-祖父はずっとおもってきたはず。世界中の障害を持った人の中にもこのような気持ちがあるのではないか。もし、この気持ちがなくなったら祖父のような悲しい目になってしまうのではないか...。目や耳の障害名と何でもない、確かにそうだった。
我一直认为祖父将自己有将耳疾不当回事,悠闲自在的生活着。在世界上有耳疾的人当中具有这样气度的人还不多见。如果没有了这种气度,不就变成了像祖父刚才那样的悲哀目光了吗…… 眼睛或耳朵不好名义上没什么,好像真的是这样。另外,我与祖父之间出现了心灵上的障碍,当我忘了小事也要体谅的心情的时候,就让祖父意识到自己的衰老,变得悲观起来。虽然笔谈等手段是必要的,但是最重要的是要有互相关怀之心。
でも、私と祖父の間には心の壁があった。私がちょっとした思いやりの気持ちを忘れたとき、祖父に自分の衰えを必要以上に意識させ、悲しいなせてしまった。筆談などの工夫も必要だか、一番大切なのはお互いを思いやる心だったのだ。
美味しいお米が食べられるのも、学校からかえるって寂しくないのも、いつも祖父がそばにいてくれたからだ。その恩返しに私は、祖父のなくしてはならないモノを守っていきたいと思う。もうあんなことを言ってほしくないから。もうあんな悲しい目をしてほしくないから。
美味的米饭吃了吗?从学校回来寂寞吗?祖父一再在旁边这样问。作为报答他的恩情,我想在祖父不在的时候也要遵守这样的规矩,但嘴上却不想这样说。因为再也不想看见这样悲伤的眼神了。
今天又要忙着裁剪笔谈用纸了。如果和祖父住在一起,就要将祖父的事放在第一位……
今日も筆談用の紙は大忙しいだ。祖父の仕事がまた一つ増えた。祖父と暮らせば...。
(忙呀忙,太忙了。)
(忙しいも忙しい、おお忙しいだよ。
浜野沙苗