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「何を発注するか」つまりどの工程から発注するかが決まれば、次は「何処に発注するか」を決める段階です。
中国企業を選ぶ際には以下の情報を事前に調べておく必要があります。

【会社状況】
経営方針、経営状況、作業員構成、日本法人の有無、発注単価、要員の定着性・離職率、過去の日本向け開発作業の経験と内容など。

【技術状況】
保有技術力、日本語能力、品質管理体制、生産性など。

【発注要件】
発注可能な開発規模、発注可能な開発フェーズ、発注する日本側からの支援（開発環境の設定、仕様説明、受け入れテスト等）の必要性。

具体的な発注先選定の手順

→地域を知る
→発注先を選定基準を作る
→ＲＦＰを作る　（Request For Proposal）
　→開発案件の概要を提示する（開発案件の目的、概要）
　→発注フェーズを明示する（コーディングか、詳細設計工程以降なのかなどの発注フェーズを明示する。）
　→技術要件を提示する（対象機種、ＯＳ、言語、開発ツール、データペース、設計手法）
　→開発工程に関わる制約事項を提示する（各種約束ことを明確する）
　→コミュニケーション要件を提示する（トラブルが発生時の対応方法を明確する）
　→プロジェクト管理要件を提示する（プロジェクト体制、配置予定メンバの役割、経歴などの要請）
　→その他経費についての見積要請する。（予想以外のリスクについての経費）

→ＲＦＰを発行
→最新の情報を収集する
　→候補企業に対してＲＦＰを発行する
→提案書を受ける
→発注先を選定する

＃　安い単価を求めるなら内陸部を選定する

中国オフショア企業についての事前情報を入手するために、RFI(Request For Infomation)と呼ばれる企業情報依頼書を出します。RFIでは以下の内容についての情報提供を求めます。
→スキル別単価、要員数
→オフショア体制（ＳＥのスキル、対応窓口）
→品質保証システム
→開発環境、テスト環境
→類似プロジェクトの実績
→プロジェクトマネージャの経歴など

発注先を選定基準作成のポイントを以下に示します。
【経　験】類似プロジェクトの数、日本からの開発委託の実績
【スキル】プロジェクトに必要なスキルを持った要員数
【品　質】品質管理体制（ＩＳＯ9001、ＣＭＭ）の有無
【語学力】日本語の習得支援体制の有無
【価　格】発注単価
【安全性】セキュウリティ管理体制の有無

ビジネスパートナーとの関係構築
　→集中発注形式
　→グループ競争形式
　→専属発注形式（信頼関係を構築した供給者との専属契約です）