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博文
(2011-05-15 14:41)
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朱夏

慎思

本当

主上

胥萢

文化

分类: 日文原片小说-十二国记

                                  十二国記 華胥の幽夢 -4

 

  「……なぜ? 折れた枝を抜き取るか、それができないのなら、華胥華朶ごと放置していけばいいのじゃないの?」
  「そうなんです。だから……太保の御遺体を隠したのは、華胥華朶がそこにあったことを知られたくなかったからだ、と思うんですけど……」
  「どうして?」
  青喜は、しゅんと首を垂(た)れた。
  「華胥華朶はそもそも台輔(たいほ)のもの、それを馴行さまが砥尚(ししょう)さまに献じた。持っているのは、砥尚さまのはずです」
  「……ええ」
  「私はあの日、馴行さまにお会いしました。馴行さまはその時、華胥華朶を砥尚さまに差しあげたと言っておられたし、献上したあと、華胥華朶がどうなったのかをご存じないようでした。少なくともあの日まで、馴行さまは華胥華朶を御覧になってはいなかったんです。では、華胥華朶はいつ

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十二国記 黄昏の岸 暁の天(上)
                       小野不由美
                                         第三章
  
                                 

  その日、陽子が午前の朝議を終えて内殿に戻ると、自室で一羽の鳥が陽子を待っていた。それは|鸞《らん》と呼ばれる鳥、

官府の間でやりとりされる|青鳥《せいちょう》のようなものだった。青鳥は文書を運ぶが、鸞は人語を記憶して直接言葉を運ぶ

。鸞は|鳳凰《ほうおう》や|白雉《はくち》などのいる|梧桐《ごどう》宮にしかおらず、所有する王

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十二国記   風の万里 黎明の空(上)
  小野不由美
                                                              第五章
  
                               

  |恭国《きょうこく》は|芳国《ほうこく》の南東、|虚海《きょかい》を隔てた対岸にある。虚海の恭国と芳国に|挟《はさ》まれた場所を、あえて|乾海《けんかい》と呼ぶこともあったが、おおむね単に虚海と呼ばれる。特に対岸が見えるわけでもないのだから、沿岸の人々にとっても、それで充分なのである。
  |祥瓊《しょうけい》は|恵州師《け

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十二国記   風の万里 黎明の空(上)
  小野不由美
                                             第二章
  
                        

  |金波宮《きんぱきゅう》は|賓客《ひんきゃく》を迎えて浮き足立つ。一月後に控えた|冬至《とうじ》の祭礼の準備と|

相俟《あいま》って、諸官の足も下官の足も同様に小走りになった。
  衣類を整える|女官《にょかん》たちも浮ついている。それを見やって、|陽子《ようこ》は|微《かす》かに苦笑を浮かべ

た。
  「今日の|御髪《おぐし》はどうしましょうか」
  身辺を整えてくれるのは|女御《にょご》という女官たちだった。
  「……|括《くく》るだけ

  

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