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朱夏慎思本当主上胥萢文化 |
分类: 日文原片小说-十二国记 |
「……なぜ? 折れた枝を抜き取るか、それができないのなら、華胥華朶ごと放置していけばいいのじゃないの?」
「そうなんです。だから……太保の御遺体を隠したのは、華胥華朶がそこにあったことを知られたくなかったからだ、と思うんですけど……」
「どうして?」
青喜は、しゅんと首を垂(た)れた。
「華胥華朶はそもそも台輔(たいほ)のもの、それを馴行さまが砥尚(ししょう)さまに献じた。持っているのは、砥尚さまのはずです」
「……ええ」
「私はあの日、馴行さまにお会いしました。馴行さまはその時、華胥華朶を砥尚さまに差しあげたと言っておられたし、献上したあと、華胥華朶がどうなったのかをご存じないようでした。少なくともあの日まで、馴行さまは華胥華朶を御覧になってはいなかったんです。では、華胥華朶はいつ
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文化 |
分类: 日文原片小说-十二国记 |
十二国記 黄昏の岸 暁の天(上)
その日、陽子が午前の朝議を終えて内殿に戻ると、自室で一羽の鳥が陽子を待っていた。それは|鸞《らん》と呼ばれる鳥、
官府の間でやりとりされる|青鳥《せいちょう》のようなものだった。青鳥は文書を運ぶが、鸞は人語を記憶して直接言葉を運ぶ
。鸞は|鳳凰《ほうおう》や|白雉《はくち》などのいる|梧桐《ごどう》宮にしかおらず、所有する王
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十二国記
小野不由美
|恭国《きょうこく》は|芳国《ほうこく》の南東、|虚海《きょかい》を隔てた対岸にある。虚海の恭国と芳国に|挟《はさ》まれた場所を、あえて|乾海《けんかい》と呼ぶこともあったが、おおむね単に虚海と呼ばれる。特に対岸が見えるわけでもないのだから、沿岸の人々にとっても、それで充分なのである。
|祥瓊《しょうけい》は|恵州師《け
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文化 |
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十二国記
小野不由美
|金波宮《きんぱきゅう》は|賓客《ひんきゃく》を迎えて浮き足立つ。一月後に控えた|冬至《とうじ》の祭礼の準備と|
相俟《あいま》って、諸官の足も下官の足も同様に小走りになった。
衣類を整える|女官《にょかん》たちも浮ついている。それを見やって、|陽子《ようこ》は|微《かす》かに苦笑を浮かべ
た。
「今日の|御髪《おぐし》はどうしましょうか」
身辺を整えてくれるのは|女御《にょご》という女官たちだった。
「……|括《くく》るだけ