古日语变格
(2013-08-16 13:19:03)
标签:
文化 |
古日语动词分类
1.四段活用動詞(書く、飲む、言ふ、飛ぶ)
2.ナ行変格活用動詞(死ぬ、去ぬ)
3.ラ行変格活用動詞(あり、居り、いまそがり)
4.カ行変格活用動詞(来(く))
5.サ行変格活用動詞(為(す))
6.上一段活用動詞(見(み)る、射(い)る、煮(に)る)
7.上二段活用動詞(満(み)つ、起(お)く)
8.下一段活用動詞(蹴(け)る)
9.下二段活用動詞(求(もと)む、流(なが)る、更(ふ)ける)
口 语 |
文 语 |
词 |
|
五段活用 |
四段活用 |
行(ゆ)く、話(はな)す、保(たも)つ、
思(おも)ふ、飛(と)ぶ等 |
|
ラ行变格活用 |
有(あ)(在)り、はべり、
います(そ)がり、居(お)り |
||
ナ行变格活用 |
死(し)ぬ、往(い)ぬ |
||
下一段活用 |
蹴(け)る(只有这一个词) |
||
下一段活用 |
下二段活用 |
得(う)、受(う)く、任(にん)す、隔(へだ)つ等 |
|
上一段活用 |
上一段活用 |
着(き)る、煮(に)る、見(み)る、射(い)る、
似(に)る等 |
|
上二段活用 |
過(す)ぐ、尽(つ)く、恋(こ)ふ等 |
||
サ行变格活用 |
サ行变格活用 |
為(す)、おはす |
|
カ行变格活用 |
カ行变格活用 |
来(く) |
|
四段活用動詞
文语四段活用动词 |
行 |
カ行 |
ガ行 |
サ行 |
タ 行 |
ハ行 |
バ行 |
マ行 |
ラ 行 |
主 要 接 续 |
词干 |
咲 |
泳(およ) |
貸(か) |
打(う) |
買(か) |
飛(と) |
読(よ) |
乗(の) |
||
词尾 |
く |
ぐ |
す |
つ |
ふ |
ぶ |
む |
る |
||
未然形 |
か |
が |
さ |
た |
は |
ば |
ま |
ら |
む、ん、ず、ば |
|
连用形 |
き |
ぎ |
し |
ち |
ひ |
び |
み |
り |
たり、て |
|
终止形 |
く |
ぐ |
す |
つ |
ふ |
ぶ |
む |
る |
结句 |
|
连体形 |
く |
ぐ |
す |
つ |
ふ |
ぶ |
む |
る |
体言 |
|
已然形 |
け |
げ |
せ |
て |
へ |
べ |
め |
れ |
ば、ど、ども |
|
命令形 |
け |
げ |
せ |
て |
へ |
べ |
め |
れ |
结句 |
ラ行変格活用動詞
基本形有(あ)り |
词干:有(あ) |
|||||
活用形 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
已然形 |
命令形 |
词尾 |
ら |
り |
り |
る |
れ |
れ |
主要后续词 |
ず?む?ば |
けり?き?用言 |
とも?结句 |
体言 |
ば?ども? [ど] |
结句 |
上一段変格活用動詞
基本形:見る |
词干:見 |
|||||
活用形 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
已然形 |
命令形 |
词尾 |
み |
み |
見る |
見る |
見れ |
見よ |
主要接续 |
ず?む?ば |
たり、用言 |
とも?结句 |
体言 |
ば、ども、ど |
结句 |
上二段変格活用動詞
行 |
カ行 |
ダ行 |
ハ行 |
ヤ行 |
主要接续 |
词干 |
起(お) |
閉(と) |
強(し) |
悔(く) |
|
词尾 |
く |
づ |
ふ |
ゆ |
|
未然形 |
き |
ぢ |
ひ |
い |
む?ん?ず?ば |
连用形 |
き |
ぢ |
ひ |
い |
たり?て |
终止形 |
く |
づ |
ふ |
ゆ |
とも?结句 |
连体形 |
くる |
づる |
ふる |
ゆる |
体言 |
已然形 |
くれ |
づれ |
ふれ |
ゆれ |
ば?ど?ども |
命令形 |
きよ |
ぢよ |
ひよ |
いよ |
结句 |
サ行変格活用動詞
基本形:為(す) |
|
||||||
活用形 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
已然形 |
命令形 |
|
词尾 |
せ |
し |
す |
する |
すれ |
せよ |
|
主要后续词 |
ず?む?ば |
たり?用言 |
とも?结句 |
体言 |
ば?ども、ど |
结句 |
|
|
カ行変格活用動詞
基本形:来 |
|
|||||
活用形 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
已然形 |
命令形 |
词尾 |
こ |
き |
く |
くる |
くれ |
こ(よ) |
主要后续词 |
ず?む?ば |
たり?て |
とも?结句 |
体言 |
ば?ども?ど |
结句 |
过去助动词 き
原型 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
已然形 |
命令形 |
活用型 |
き |
(せ) |
○ |
き |
し |
しか |
○ |
特殊型 |
接续 动词、助动词的连用形,但在接续サ变和カ变动词时遵循以下规则:
表示对自己亲身经历的事情或者过去确实存在的事情的回忆,相当于现代日语中的“……た”。
过去助动词けり
原型 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
已然形 |
命令形 |
活用型 |
けり |
(けら) |
○ |
けり |
ける |
けれ |
○ |
ラ变型 |
接续 活用词的连用形
表示对非自己亲身经历的事情、传闻的回忆。相当于现代日语中的“……た”、 “……たそうだ”、 “……たということだ”。
完了助动词つ、ぬ、たり、り
原型 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
已然形 |
命令形 |
活用型 |
つ |
て |
て |
つ |
つる |
つれ |
てよ |
下二段 |
接续
表示动作,作用的实现、完了。相当于现代日语中的“……た”、 “……てしまう”、“……てしまった”。
原型 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
已然形 |
命令形 |
活用型 |
ぬ |
な |
に |
ぬ |
ぬる |
ぬれ |
ね |
ナ变 |
接续
原型 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
已然形 |
命令形 |
活用型 |
たり |
たら |
たり |
たり |
たる |
たれ |
(たれ) |
ら变 |
接续
活用词的连用形。
表示动作的完了。相当于现代日语的“……た”、“……てしまう”、“……てしまった”。
原型 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
已然形 |
命令形 |
活用型 |
り |
ら |
り |
り |
る |
れ |
れ |
ら变 |
接续
表示完了,相当于现代日语中的“……た”。
原型 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
已然形 |
命令形 |
活用型 |
ず |
(な) |
(に) |
○ |
ぬ |
ね |
○ |
四段型 |
ず |
ず |
ず |
○ |
○ |
○ |
无变化 |
|
ざら |
ざり |
○ |
ざる |
ざれ |
ざれ |
ラ变型 |
接续
表示否定,相当于现代日语中的“ない”、“ぬ”。
原型 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
已然形 |
命令形 |
む(ん) |
(ま) |
○ |
む(ん)
|
む(ん) |
め |
○ |
活用:四段活用
接续:活用词的未然形
※通常发音为“ン”,因其发音也常将“む”写成“ん”。
1推量:对尚未实现或不确定的事件进行猜想、预想和推量。相当于“~だろう”,“~よ、~よう”。多用于主语为第三人称的句子。
原型 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
已然形 |
命令形 |
じ |
○ |
○ |
じ
|
じ |
じ |
○ |
接续:活用词的未然形
表示否定推量和否定意志,相当于现代汉语的“~ないだろう”, “~まい”。
原型 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
已然形 |
命令形 |
らむ |
○ |
○ |
らむ |
らむ |
らめ |
○ |
(らん) |
(らん) |
(らん) |
|
|
接续:ラ变以外活用词的终止形、ラ变型活用词(ラ变动词、形容词、形容动词)的连
体形。以下的“べし”“まじ”“らし”等词皆如此。
对现在事实的推量。主要用于视觉看不到的事实。相当于“今は…ているだろう。
~(して)あるだろう。“どうして…しているのだろう”
原型 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
已然形 |
命令形 |
けむ |
○ |
○ |
けむ |
けむ |
けめ |
○ |
(けん) |
(けん) |
(けん) |
|
活用:四段活用。
接续:活用词的连用形。
表示对过去事实的推量。相当于“~だだろう、~であったろう”。
推量助动词 べし
原形 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
已然形 |
命令形 |
べし |
べから |
べく べかり |
べし |
べき べかる |
べけれ |
○ |
活用形式:ク活用。
接续:活用词的终止形以及ラ变活用词的连体形。
从经验和道理等出发进行判断,并确信应有其事而进行推量。
推量助动词 らし
原形 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
已然形 |
命令形 |
らし |
○ |
○ |
らし |
らし (らしき) |
らし |
○ |
活用:无变化。
接续:活用词的终止形、ラ变的连体形。
推定:基于确切的根据进行推量。相当于“~にちがいない、~らしい、~多分…だろう”
反実仮想助动词 まし
原形 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
已然形 |
命令形 |
まし |
ませ ましか |
○ |
まし |
まし |
ましか |
○ |
活用:特殊型。
接续:活用词的未然形。
反実仮想:事実に反することを仮に想定して述べる。相当于“もし~たら~(た)だだろう(に)”
推量?伝聞助动词 なり
基本形 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
假定形 |
命令形 |
なり |
○ |
なり |
なり |
なる |
なれ |
○ |
活用:形容动词型。
接续:活用词的終止形。
意义:表示推量?伝聞。相当于“~ようだ、~そうだ、~ということだ”。
判断助动词 なり
基本形 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
假定形 |
命令形 |
なり |
なら |
なり に |
なり |
なる |
なれ |
なれ |
活用:形容动词型。
接续:体言?活用词的连体形、部分助词。
意义:断定:表示肯定的判断。相当于“~だ、~である”。
比喻、比况的助动词 ごとし、ごとくなり
1活用 形容词形活用(ク活用形)
基本形 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
假定形 |
命令形 |
ごとし |
ごとく |
ごとく |
ごとし |
ごとき |
○ |
○ |
2接续 上接用言连体形,助词「が」、「の」
3意义
① 表示比喻、比况、和相似的东西相比,比如(……のようだ、…
使役助动词
す、さす、しむ
1 接续法与活用
接续 |
原形 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
已然形 |
命令形 |
四段、ナ变动词、ラ变动词的未然形 |
す |
せ |
せ |
す |
する |
すれ |
せよ |
下一段、下二段、上一段、上二段、ナ变动词、ラ变动词的未然形 |
さす |
させ |
させ |
さす |
さする |
さすれ |
させよ |
动词、形容词カリ、形容动词未然形 |
しむ |
しめ |
しめ |
しむ |
しむる |
しむれ |
しめよ |
主要后续 |
む(ん)、ず、ば |
たり き |
とも、 结句 |
体言 |
ば、 ども |
よ |
系助词
一 定义
二 分类
1 系助词“ぞ?なむ(なん)?や(やは)?か(かは)” →与“连体形”相呼应
2 系助词“こそ” →与“已然形”相呼应
3系助词“は?も”→ 与“终止形”相呼应
日语文语中一般以终止形结句,但是当句中出现系助词“ぞ”“なむ”“や(やは)”“か(かは)”“こそ”时,作为呼应词则要求下列特殊的活用形(连体形,已然形),此规则被称为“呼应法则”。
系助词 |
功能 |
呼应词的活用形 |
ぞ |
表示强调 |
连体形 |
なむ |
||
や(やは) |
疑问 反语 |
|
か(かは) |
||
こそ |
表示强调 |
已然形 |
は |
表示选择提示 |
终止形 |
も |
表示 |
形容動詞
1.「ナリ活用」
「ナリ活用」形容动词是由词干+なり构成的。根据词干的不同又分为和语词干ナリ活用形容动词与汉语词干ナリ活用形容动词。其中以和语词干型居多。
常用和语词干形容动词 |
|||
~げ |
なめげなり |
ゆゆしげなり |
すさまじげなり |
~か |
のどかなり |
あえかなり |
静かなり |
~やか |
貴(あて)やかなり |
さやかなり |
しなやかなり |
~らか |
珍らかなり |
軽(かろ)らかなり |
明らかなり |
~ら |
清らなり |
賢(さかし)しらなり |
平らなり |
形容動詞
1.「ナリ活用」
「ナリ活用」形容动词是由词干+なり构成的。根据词干的不同又分为和语词干ナリ活用形容动词与汉语词干ナリ活用形容动词。其中以和语词干型居多。
ナリ活用形容动词活用表
基本型 |
词尾 词干 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
已然形 |
命令形 |
词干+なり |
词干 |
なら |
なり |
なり |
なる |
なれ |
なれ |
に |
主要下续词及活用 |
ず、む 、ば |
助动词、 き、け、して |
とも 结句 |
体言 べし |
ば、ども |
结句 |
2.「タリ活用」
常用タリ活用形容动词 |
|||
暗澹(あんたん)たり |
洋々たり |
炎々(えんえん)たり |
漫々たり |
沈々たり |
茫々(ばうばう)たり |
朦朧(もうろう)たり |
朗々(らうらう)たり |
公然たり |
釈然たり |
泰然(たいぜん)たり |
漠然たり |
確乎(かくこ)たり |
断(だん)乎(こ) |
凛呼(りんこ) |
牢(ろう)乎(こ) |
荒涼(こうりょう)たり |
燦爛(さんらん)たり |
重畳(ちょう でふ)たり |
|
タリ形容动词活用表
基本型 |
词尾 词干 |
未然形 |
连用形 |
终止形 |
连体形 |
已然形 |
命令形 |
词干+たり |
词干 |
たら |
たり |
たり |
たる |
たれ |
たれ |
と |
主要下续词及活用 |
ず、む 、ば |
助动词、 き、け、して |
とも 结句 |
体言 べし |
ば、ども |
结句 |
修辞
句切れをつかむ――意味の切れ目が句切れの位置
短歌では、意味やリズムの上から、途中大きく切れることがあります。
これを区切れと言います。初句の終わりで切れるものを初句切れといい、以
下順に、二句切れ、三句切れ、四句切れといいます。途中で切れ目のないも
のは、句切れなしといいます。初句切れや三句切れのものを七五調といって、軽快?流麗な風趣を示し、「古今集」以後の歌が多い。
枕詞(まくらことば)
在日本古代诗歌和散文中,作者为了表达特定的思想内容和文学效果,依据一定的语言环境,运用语言的方法、技巧或规律采用了多种修辞方法。和歌中常见的修辞方法有“枕詞(まくらことば)?序詞(じょことば)?掛詞(かけことば)?縁語(えんご)?本歌(ほんか)取り”等,散文中常见的修辞方法有“比喩?倒置?対句?省略?挿入?引用”等。
“枕詞(まくらことば)”一般由五个音节(特殊情况下也有三个、四个或六个音节)构成,用来顺势引出作者欲着力表达的词语时所使用的一种修辞方法。 “枕詞(まくらことば)”与被修饰的本体之间的搭配是正常的固定搭配。其意义并不直接关联到全句,只涉及到它所修饰的词语。一般无具体含义,可不译出。恰当地使用“枕詞(まくらことば)”,不仅可以调整声调,还可以给诗歌增添余韵及美感。
常用“枕詞”及与之对应的词语 |
|||
茜(あかね)さす |
日?昼?紫 |
千早振(ちはやぶ)る |
神?氏?宇治 |
足引(あしびき)きの |
山?山川?山辺 |
鳥羽玉(うばたま)の |
夜?黒?夢 |
白妙(しろたへ)の |
衣?袖?雪 |
青柳(あおやぎ)の |
かづら?糸?はる |
久方(ひさかた)の |
光?天?空?月 |
新玉(あらたま)の |
年?月?日?春 |
草(くさ) 枕(まくら) |
旅?仮?露 |
百敷(ももしき)の |
大宮?うち?ひと |
梓(あづさ) 弓(ゆみ) |
張る?引く?春 |
石走(いしばし)る |
垂水?滝?近江(あふみ) |
唐(から) 衣(ころも) |
着?来?着る?袖 |
|
|
作者と作品部分
一、奈良时代(710-
794
年)
作品 年代 作者
古(こ)事(じ)記(き) 712年 太安万侶(おおのやすまろ)
日本書紀(にほんしょき) 720年 舎人親王(とねりしんのう)
懐風藻(かいふうそう)
751年
万葉集(まんようしゅう)
歌経標式(かきょうひょうしき) 772年 藤原浜成(ふじわらのはまなり)
二、平安(794-1192)文学主要作品1
作品 年代 作者
凌雲集(りょううんしゅう) 814年 小野岑守(おののみねもり)
文華秀麗集(ぶんかしゅうれいしゅう) 818年 冬嗣(ふゆつぐ)
経国集(けいこくしゅう) 827年 良岑安世(よしみねのやすよ)
竹取物語(たけとりものがたり) 900年頃
古今和歌集(こきんわかしゅう) 905年 紀貫之(きのつらゆき)ら
伊勢物語(いせものがたり) 平安前期
土佐日記(とさにっき) 平安前期
大和物語(やまとものがたり) 平安前期
蜻蛉日記(かげろうにっき) 974年
宇津保物語(うつほものがたり) 983年
落窪物語(おちくぼものがたり) 990年
枕草子(まくらのそうし) 1001年
和泉式部日記(いずみしきぶにっき) 1007年
源氏物語(げんじものがたり) 1008年
紫式部日記(むらさきしきぶにっき) 1010年
和漢朗詠集(わかんろうえいしゅう) 1012年
栄華物語(えいかものがたり) 1037年
更級日記(さらしなにっき) 1060年
大鏡(おおかがみ) 1115年
今昔物語集(こんじゃくものがたり) 1120年
水鏡(みずかがみ) 平安末期
三、中世(1192-1603)文学主要作品
新古今和歌集(しんこきんわかしゅう) 1205年 藤原定家(ふじわらのていか)ら
方丈記(ほうじょうき) 1212年 鴨長明(ほうじょうき)
金槐和歌集(きんかいわかしゅう) 1213年 源実朝(みなもとのさねとも)
発心集(ほっしんしゅう) 中世前期 鴨長明(かものちょうめい)
宇治拾遺物語(うじしゅうじものがたり) 中世前期
保元物語(ほうげんものがたり) 中世前期
平治物語(へいじものがたり) 中世前期
平家物語(へいけものがたり) 1240年
十訓抄(じっきんしょう) 1251年
古今著聞集(ここんちょもんしゅう) 中世前期 橘成季(たちばなのなりすえ)
沙石集(しゃせきしゅう) 1283年 無住(むじゅう)
徒然草(つれづれぐさ) 1331年 吉田兼好(よしだけんこう)
太平記(たいへいき) 1372年頃
増鏡(ますかがみ)
風姿花伝(ふうしかでん)
1400年
四、近世(1603-1868)文学主要作品
好色一代男(こうしょくいちだいおとこ)
西鶴諸国(さいかくしょこく)ばなし
日本永代蔵(にほんえいたいぐら)
奥(おく)の細道(ほそみち)
世間胸算用(せけんむなざんよう)
国姓爺合戦(こくせんやかっせん)
雨月物語(うげつものがたり)
東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)
浮世風呂(うきよぶろ)
南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)
東海道四谷怪談(とうかいどうよつやかいだん)
诗歌部分
短 歌
日本古来の伝統を受け継いだ文芸で、明治以降の和歌を短歌と呼ぶ。五七五七七の五句三十一文字の定型を原則とする短詩型文学である。その中に作者の全ての感情(感動)を込めているので、一語一句が重要な意味をもってくることになる。なお、定型の五または七音より多い(少ない)のを字余り(字足らず)という。
初句(五音) 第二句(七音) 第三句(五音)
○○○○○ ○○○○○○○ ○○○○○
上の句
第四句(七音) 第五句(七音)
短歌の五つの句のうち、初めの五音を初句、次の七音を第二句、その次の五
音を第三句続いての七音を第四句、最後の七音を結句と言います。また、第三
句までを上の句、第四句?第五句を下の句と言います。
各句の音数が基本の五音または七音より多いことを字余り、少ないことを字
足らずという。字余り?字足らずには、その部分の印象を深めたり、意味を強めたりする効果がある。
短歌の表現――文語表現に注意
短歌はほとんど文語で表現されている。古典文法の知識が必要となることも多い。
春(はる)の鳥(とり) な鳴(な)きそ鳴きそ あかあかと 外(と)の面(も)の草(くさ)に 日の入る夕(ゆう)べ
訳 春の鳥よ、鳴くな、鳴いてくれるな。窓の外のくさむらを真っ赤にそめて今まさに夕日が沈もうとしているその光景だけでも、なんとなくもの悲しいのに……。
五七?五七/七 |
五?七五/七七 |
五七/五七?七 |
五/七五?七七 |
切 れ る 位 置 |
四句切れ |
三句切れ |
二句切れ |
初句切れ |
句 切 れ |
五七調 |
七五調 |
五七調 |
七五調 |
調 子 |
上の短歌では、「な……そ」(副詞の呼応。「そ」は終助詞)で禁止を表し、「……するな?してはいけない」の意になる。また、「そ」だけでも禁止を表す。従って波浪線部分は、「鳴くな鳴くな」の意となる。
場面?状況(場所?時刻?季節)の把握
短歌は自然の風景や季節感と結びついていることが多い。だから、歌に詠
まれている場所?時刻?季節などの場面?状況をつかむことによって主題に
近づいていくことができる。
句切れをつかむ――意味の切れ目が句切れの位置
短歌では、意味やリズムの上から、途中大きく
切れることがあります。
これを区切れと言います。初句の終わりで切れる
ものを初句切れといい、以下順に、二句切れ、三句
切れ、四句切れといいます。途中で切れ目のないも
のは、句切れなしといいます。
短歌の修辞法
短歌には、枕詞?比喩(たとえ)など、さまざまな表現技法が用いられる。
①枕詞:特定の言葉を導きだすために、その前に置く五音の言葉。調子を整え、短歌にふくらみを与える。
例:あしびきの➔山 草枕➔旅
たらちねの➔母 ひさかたの➔光?天?空
②比喩(たとえ):ものごとを他のものごとにたとえることによって、印象を鮮明にする
③反復法(くり返し):同じ言葉、または多少変化させた言い方をくり返すこ
とによって、リズムを生み、印象を強める。
④倒置法:語順を入れかえることによって、意味を強め、印象を深める。
⑤体言止め?連体形止め:結句の最後を体言(名詞)?連体形で止めることによって、意味を強め、余韻を残す。
短歌の修辞法
短歌には、枕詞?比喩(たとえ)など、さまざまな表現技法が用いられる。
①枕詞:特定の言葉を導きだすために、その前に置く五音の言葉。調子を整え、短歌にふくらみを与える。
例:あしびきの➔山 草枕➔旅
たらちねの➔母 ひさかたの➔光?天?空
②比喩(たとえ):ものごとを他のものごとにたとえることによって、印象を鮮明にする
③反復法(くり返し):同じ言葉、または多少変化させた言い方をくり返すこ
とによって、リズムを生み、印象を強める。
④倒置法:語順を入れかえることによって、意味を強め、印象を深める。
⑤体言止め?連体形止め:結句の最後を体言(名詞)?連体形で止めることによって、意味を強め、余韻を残す。
俳
俳句とは、五?七?五の音数の三句からなる定型詩である。
俳句では、自分の感情を直接表すことをできるだけ抑えて、簡潔な言葉で客
観的に感動の対象を詠みます。五?七?五の定型律の俳句以外に、定型にこ
だわらない自由律の俳句もあるので注意しましょう。
俳句の形式
初句(五音) 第二句(七音) 結句(五音)
○○○○○ ○○○○○○○ ○○○○○
上五 中七 下五
五音の初句、七音の第二句、五音の結句からなる。全体で、三句十七音である。初句を上五、第二句を中七、結句を下五(座五)という。
音数が基本の五音または七音より多い音を字余り、少ないことを字足ら
ずという。字余り?字足らずには、その部分の印象を深めたり、意味を強めたりする効果がある。
意味やリズムの上から俳句の流れが切のれることを句切れという。初句(上
五)の終わりで切れるならば初句切れ、第二句(中七)で切れるならば二句切れである。このほか、第二句(中七)の途中で切れる句割れもある。
切れ字
文が切れることを表す語を切れ字という。切れ字は、作者の感動を強める働きをする。
●
●
●
●
●
季
語
俳句の中で季節を表す言葉を季語(季題)という。俳句には、その中に季語を一つ読み込むというきまりがある。季語は、季節別に、新年?春?夏?秋?冬に分けられる。どの季語が、どの季節のものなのかを判断する必要がある。季語は昔の暦(陰暦)での季節を表しているので、今の暦(陽暦)の感覚では季節を間違えやすいものもある。
主な季語
冬(10~12月) |
秋(7~9月) |
夏(4~6月) |
春(1~3月) |
|
立冬?師走(しわす)?小春?凍る?年の暮れ?神無月(かんなづき)?大晦日(おおみそか) |
立秋?残暑?仲秋(ちゅうしゅう)?夜長(よなが)?夜寒?肌寒?長月(ながつき)?葉月(はづき)?文月(ふづき) |
立夏?入梅(にゅうばい)?梅雨(つゆ)?短夜(みじかよ)?涼(すず)し?卯月(うづき)?五月(さみだれ)?水無月(みなづき) |
立春(りっしゅん)?余寒(よかん)?如月(きさらぎ)?弥生(やよい)?行く春?花冷え? |
時候 |
時雨(しぐれ)?吹雪(ふぶき)?凩(こがらし)?霜(しも)?霰(あられ)?枯野(かれの)?山眠(やまねむ)る?凍(こお)る?氷柱(つらら) |
天(あま)の川(かわ)?月?名月?十六夜(いざよい)?野分(のわき)稲妻(いなずま)?苅田(かりた)?待宵(まつよい)?落とし水 |
夕立(ゆうだち)?雲の峰(みね)?五月雨(さみだれ)?炎天(えんてん)?清水(しみず)?風薫(かぜかお)る?泉(いずみ)?日盛(ひざか)り |
東風(こち)?霞(かすみ)?陽炎(かげろう)?花曇(はなぐも)り?雪残る?雪解け?別れ霜 |
天文?地理 |
焚火(たきび)?煤掃(すすは)?蒲団?大根引?年忘れ?餅?雪見 |
月見?新米?稲刈?豊年?相撲?七夕?灯籠?重陽?盆?墓参り |
衣更(ころもがえ)?田植(たうえ)?新緑?蚊帳(かや)?団扇(うちわ)?浴衣(ゆかた)?端午(たんご)?行水(ぎょうずい) |
麦踏(むぎふみ)?種蒔(たねまき)?花見?田打?草餅?凧(たこ)?雛(ひな) |
生活?行事 |
鴨(かも)?鷹(たか)?鴛鴦(おしどり)?水鳥?都鳥(みやこどり)?千鳥(ちどり)?鱈(たら)?河豚(ふぐ)?牡蠣(かき)?鰤(ぶり) |
虫?松虫?鈴虫(すずむし)?蟋蟀(こおろぎ)?蟷螂(かまきり)?蜻蛉?雁?秋刀魚(さんま)?鰯(いわし)?鹿?渡り鳥?啄木鳥(きつつき) |
鮎(あゆ)?鰹(かつお)?蛍?蟻?蝸牛(かたつむり)?蝿?蚊?蚤?蝉?雨蛙(あまがえる)?山ほととぎす |
白魚?田螺(たにし)?蛙(かわず)?蛤(はまぐり)?鶯(うぐいす)?帰雁(きがん)?燕(つばめ)?雲雀(ひばり)?雀の子?蝶?蜂 |
動物 |
落葉(おちば)?枯草(かれくさ)?寒椿(かんつばき)?山茶花(さざんか)?大根?水仙?葱(ねぎ)?枇杷(びわ)の花 |
朝顔(あさがお)?桔梗(ききょう)?萩(はぎ)?女郎花(おみなえし)?紅葉?蕎麦(そば)の花?西瓜?柿?菊?紅葉?糸瓜(へちま)?芒(すすき) |
青葉?若葉?苺(いちご)?紫陽花(あじさい)?牡丹(ぼたん)?菖蒲(しょうぶ)?薔薇(ばら)?早苗(さなえ)?卯(う)の花(はな)?瓜?茄子(なす) |
梅?桜?椿(つばき)?藤?菫(すみれ)?桃の花?菜の花?山吹(やまぶき)?柳?若草?土筆(つくし)?蒲公英(たんぽぽ) |
植物 |
自由律俳句と無季俳句
俳句の中には、五?七?五の定型にこだわれない自由律俳句や、季語のない
無季俳句もある。
①構成をとらえる
切れ字に注意して、句切れをおさえる。
②情景をとらえる
季語をおさえて季節感をつかみ、情景を想像する。
③感動の中心をとらえる。
素材の取り合わせや切れ字をふくむ部分に注意して、作者の思いを読み取る。
④表現の工夫をとらえる
表現技法?リズム?用語の特徴をおさえ、俳句の味わいを深める。
1 糸瓜(へちま)咲いて 痰(たん)のつまりし 仏(ほとけ)かな 正岡子規(まさおかしき)
初句 二句 結句
句意:庭には糸瓜の花が咲いているが、愛用してきたその水も今や効果なく、私は、痰をのどにつまらせて仏様になろうとしているよ。
鑑賞:糸瓜の水ももはや効果はなく、痰の切れない苦痛の中にありながら、「痰のつまった仏だよ」と自己を客観化し、かつユーモラスに表現する。死を前にして心のゆとりさえ感じさせる句境。
▲季語?季節……夏(糸瓜の花)
▲切れ字……かな
▲句切れ……なし
2花(はな)よりも団子(だんご)やありて帰雁(かへるかり) 松永貞徳(まつながていとく)
句意:これから桜も咲こうという季節なのに、雁は北へと帰っていく。北の国には花より も好きな団子があるからだろうか。
鑑賞:古今時代の歌人伊勢の帰雁を詠んだ「春霞立つを見捨てて行く雁は花なき里に住みやならへる」(春霞が立ち、せっかくよい季節になったのに、それを見捨てて北へ帰ってゆく雁は、花のない里に住む癖がついているのだろうか。)歌を踏まえ、俗諺の「花より団子」を利用して仕立てた句。
▲季語?季節……春(帰雁)
▲切れ字……や
▲句切れ……句割れ
3目(め)には青葉(あおば)山(やま)ほととぎすはつ松魚(がつを) 山口素堂(やまぐちそどう)
句意:目には青葉がさわやかに、耳には山ほととぎすの鳴く声が聞こえ、口には初松魚の味覚が初夏の到来を告げることだ。(青葉?ほととぎす?はつ松魚→夏の季語)
鑑賞:前書きに「かまくらにて」とある。かつおが名産である鎌倉の地の初夏を詠んだ句。「青葉」「山ほととぎす」「はつ松魚」と、夏の季語を並べたところが俳諧的である。
▲季語?季節……夏(青葉?山ほととぎす?初松魚)
▲切れ字……なし
▲句切れ……なし
4古池(ふるいけ)や蛙(かはず)飛(と)び込(こ)む 水(みず)の音(おと) 松尾芭蕉(まつおばしょう)
句意:春ののどかな午後のこと。静まりかえった古池に、突然ぽちゃんと蛙の飛び込む水の音が聞こえ、その後はまた元の静けさに戻った。
鑑賞:和歌的伝統の世界にあるのは「鳴く蛙」だが、芭蕉は「飛ぶ蛙」の音の中に俳諧の美を見出している。「蛙跳ぶ」という滑稽な発想を、新しい詩情持つものに変革したところが芭蕉のすぐれた手腕である。
▲季語?季節……春(蛙)
▲切れ字……や
▲句切れ……初句切れ
5五月雨(さみだれ)や大河(たいが)を前(まえ)に家二軒(いへにけん) 与謝蕪村(よさぶそん)
句意:何日も降り続く五月雨のために、水かさを増して荒れ狂うように流れる大河。対岸には、今にも押し流されそうな二軒の小屋が、寄り添うように立っている。(五月雨→夏)
鑑賞:猛威を振るう自然とそれに不安な気持ちで対峙する人間の生活が、絵画的な構図の中で客観的に表現されている。スケールの大きな句。
▲季語?季節……夏(五月雨)
▲切れ字……や
▲句切れ……初句切れ
俳
俳句とは、五?七?五の音数の三句からなる定型詩である。
俳句では、自分の感情を直接表すことをできるだけ抑えて、簡潔な言葉で客
観的に感動の対象を詠みます。五?七?五の定型律の俳句以外に、定型にこ
だわらない自由律の俳句もあるので注意しましょう。
俳句の形式
初句(五音) 第二句(七音) 結句(五音)
○○○○○ ○○○○○○○ ○○○○○
上五 中七 下五
五音の初句、七音の第二句、五音の結句からなる。全体で、三句十七音である。初句を上五、第二句を中七、結句を下五(座五)という。
音数が基本の五音または七音より多い音を字余り、少ないことを字足ら
ずという。字余り?字足らずには、その部分の印象を深めたり、意味を強めたりする効果がある。
意味やリズムの上から俳句の流れが切のれることを句切れという。初句(上
五)の終わりで切れるならば初句切れ、第二句(中七)で切れるならば二句切れである。このほか、第二句(中七)の途中で切れる句割れもある。
切れ字
文が切れることを表す語を切れ字という。切れ字は、作者の感動を強める働きをする。
●
●
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季
語
俳句の中で季節を表す言葉を季語(季題)という。俳句には、その中に季語を一つ読み込むというきまりがある。季語は、季節別に、新年?春?夏?秋?冬に分けられる。どの季語が、どの季節のものなのかを判断する必要がある。季語は昔の暦(陰暦)での季節を表しているので、今の暦(陽暦)の感覚では季節を間違えやすいものもある。
主な季語
冬(10~12月) |
秋(7~9月) |
夏(4~6月) |
春(1~3月) |
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立冬?師走(しわす)?小春?凍る?年の暮れ?神無月(かんなづき)?大晦日(おおみそか) |
立秋?残暑?仲秋(ちゅうしゅう)?夜長(よなが)?夜寒?肌寒?長月(ながつき)?葉月(はづき)?文月(ふづき) |
立夏?入梅(にゅうばい)?梅雨(つゆ)?短夜(みじかよ)?涼(すず)し?卯月(うづき)?五月(さみだれ)?水無月(みなづき) |
立春(りっしゅん)?余寒(よかん)?如月(きさらぎ)?弥生(やよい)?行く春?花冷え? |
時候 |
時雨(しぐれ)?吹雪(ふぶき)?凩(こがらし)?霜(しも)?霰(あられ)?枯野(かれの)?山眠(やまねむ)る?凍(こお)る?氷柱(つらら) |
天(あま)の川(かわ)?月?名月?十六夜(いざよい)?野分(のわき)稲妻(いなずま)?苅田(かりた)?待宵(まつよい)?落とし水 |
夕立(ゆうだち)?雲の峰(みね)?五月雨(さみだれ)?炎天(えんてん)?清水(しみず)?風薫(かぜかお)る?泉(いずみ)?日盛(ひざか)り |
東風(こち)?霞(かすみ)?陽炎(かげろう)?花曇(はなぐも)り?雪残る?雪解け?別れ霜 |
天文?地理 |
焚火(たきび)?煤掃(すすは)?蒲団?大根引?年忘れ?餅?雪見 |
月見?新米?稲刈?豊年?相撲?七夕?灯籠?重陽?盆?墓参り |
衣更(ころもがえ)?田植(たうえ)?新緑?蚊帳(かや)?団扇(うちわ)?浴衣(ゆかた)?端午(たんご)?行水(ぎょうずい) |
麦踏(むぎふみ)?種蒔(たねまき)?花見?田打?草餅?凧(たこ)?雛(ひな) |
生活?行事 |
鴨(かも)?鷹(たか)?鴛鴦(おしどり)?水鳥?都鳥(みやこどり)?千鳥(ちどり)?鱈(たら)?河豚(ふぐ)?牡蠣(かき)?鰤(ぶり) |
虫?松虫?鈴虫(すずむし)?蟋蟀(こおろぎ)?蟷螂(かまきり)?蜻蛉?雁?秋刀魚(さんま)?鰯(いわし)?鹿?渡り鳥?啄木鳥(きつつき) |
鮎(あゆ)?鰹(かつお)?蛍?蟻?蝸牛(かたつむり)?蝿?蚊?蚤?蝉?雨蛙(あまがえる)?山ほととぎす |
白魚?田螺(たにし)?蛙(かわず)?蛤(はまぐり)?鶯(うぐいす)?帰雁(きがん)?燕(つばめ)?雲雀(ひばり)?雀の子?蝶?蜂 |
動物 |
落葉(おちば)?枯草(かれくさ)?寒椿(かんつばき)?山茶花(さざんか)?大根?水仙?葱(ねぎ)?枇杷(びわ)の花 |
朝顔(あさがお)?桔梗(ききょう)?萩(はぎ)?女郎花(おみなえし)?紅葉?蕎麦(そば)の花?西瓜?柿?菊?紅葉?糸瓜(へちま)?芒(すすき) |
青葉?若葉?苺(いちご)?紫陽花(あじさい)?牡丹(ぼたん)?菖蒲(しょうぶ)?薔薇(ばら)?早苗(さなえ)?卯(う)の花(はな)?瓜?茄子(なす) |
梅?桜?椿(つばき)?藤?菫(すみれ)?桃の花?菜の花?山吹(やまぶき)?柳?若草?土筆(つくし)?蒲公英(たんぽぽ) |
植物 |
自由律俳句と無季俳句
俳句の中には、五?七?五の定型にこだわれない自由律俳句や、季語のない
無季俳句もある。
①構成をとらえる
切れ字に注意して、句切れをおさえる。
②情景をとらえる
季語をおさえて季節感をつかみ、情景を想像する。
③感動の中心をとらえる。
素材の取り合わせや切れ字をふくむ部分に注意して、作者の思いを読み取る。
④表現の工夫をとらえる
表現技法?リズム?用語の特徴をおさえ、俳句の味わいを深める。
1 糸瓜(へちま)咲いて 痰(たん)のつまりし 仏(ほとけ)かな 正岡子規(まさおかしき)
初句 二句 結句
句意:庭には糸瓜の花が咲いているが、愛用してきたその水も今や効果なく、私は、痰をのどにつまらせて仏様になろうとしているよ。
鑑賞:糸瓜の水ももはや効果はなく、痰の切れない苦痛の中にありながら、「痰のつまった仏だよ」と自己を客観化し、かつユーモラスに表現する。死を前にして心のゆとりさえ感じさせる句境。
▲季語?季節……夏(糸瓜の花)
▲切れ字……かな
▲句切れ……なし
2花(はな)よりも団子(だんご)やありて帰雁(かへるかり) 松永貞徳(まつながていとく)
句意:これから桜も咲こうという季節なのに、雁は北へと帰っていく。北の国には花より も好きな団子があるからだろうか。
鑑賞:古今時代の歌人伊勢の帰雁を詠んだ「春霞立つを見捨てて行く雁は花なき里に住みやならへる」(春霞が立ち、せっかくよい季節になったのに、それを見捨てて北へ帰ってゆく雁は、花のない里に住む癖がついているのだろうか。)歌を踏まえ、俗諺の「花より団子」を利用して仕立てた句。
▲季語?季節……春(帰雁)
▲切れ字……や
▲句切れ……句割れ
3目(め)には青葉(あおば)山(やま)ほととぎすはつ松魚(がつを) 山口素堂(やまぐちそどう)
句意:目には青葉がさわやかに、耳には山ほととぎすの鳴く声が聞こえ、口には初松魚の味覚が初夏の到来を告げることだ。(青葉?ほととぎす?はつ松魚→夏の季語)
鑑賞:前書きに「かまくらにて」とある。かつおが名産である鎌倉の地の初夏を詠んだ句。「青葉」「山ほととぎす」「はつ松魚」と、夏の季語を並べたところが俳諧的である。
▲季語?季節……夏(青葉?山ほととぎす?初松魚)
▲切れ字……なし
▲句切れ……なし
4古池(ふるいけ)や蛙(かはず)飛(と)び込(こ)む 水(みず)の音(おと) 松尾芭蕉(まつおばしょう)
句意:春ののどかな午後のこと。静まりかえった古池に、突然ぽちゃんと蛙の飛び込む水の音が聞こえ、その後はまた元の静けさに戻った。
鑑賞:和歌的伝統の世界にあるのは「鳴く蛙」だが、芭蕉は「飛ぶ蛙」の音の中に俳諧の美を見出している。「蛙跳ぶ」という滑稽な発想を、新しい詩情持つものに変革したところが芭蕉のすぐれた手腕である。
▲季語?季節……春(蛙)
▲切れ字……や
▲句切れ……初句切れ
5五月雨(さみだれ)や大河(たいが)を前(まえ)に家二軒(いへにけん) 与謝蕪村(よさぶそん)
句意:何日も降り続く五月雨のために、水かさを増して荒れ狂うように流れる大河。対岸には、今にも押し流されそうな二軒の小屋が、寄り添うように立っている。(五月雨→夏)
鑑賞:猛威を振るう自然とそれに不安な気持ちで対峙する人間の生活が、絵画的な構図の中で客観的に表現されている。スケールの大きな句。
▲季語?季節……夏(五月雨)
▲切れ字……や
▲句切れ……初句切れ
作者と作品部分
一、奈良时代(710- 794 年)
作品 年代 作者
古(こ)事(じ)記(き) 712年 太安万侶(おおのやすまろ)
日本書紀(にほんしょき) 720年 舎人親王(とねりしんのう)
懐風藻(かいふうそう) 751年
万葉集(まんようしゅう)
歌経標式(かきょうひょうしき) 772年 藤原浜成(ふじわらのはまなり)
二、平安(794-1192)文学主要作品1
作品 年代 作者
凌雲集(りょううんしゅう) 814年 小野岑守(おののみねもり)
文華秀麗集(ぶんかしゅうれいしゅう) 818年 冬嗣(ふゆつぐ)
経国集(けいこくしゅう) 827年 良岑安世(よしみねのやすよ)
竹取物語(たけとりものがたり) 900年頃
古今和歌集(こきんわかしゅう) 905年 紀貫之(きのつらゆき)ら
伊勢物語(いせものがたり) 平安前期
土佐日記(とさにっき) 平安前期
大和物語(やまとものがたり) 平安前期
蜻蛉日記(かげろうにっき) 974年
宇津保物語(うつほものがたり) 983年
落窪物語(おちくぼものがたり) 990年
枕草子(まくらのそうし) 1001年
和泉式部日記(いずみしきぶにっき) 1007年
源氏物語(げんじものがたり) 1008年
紫式部日記(むらさきしきぶにっき) 1010年
和漢朗詠集(わかんろうえいしゅう) 1012年
栄華物語(えいかものがたり) 1037年
更級日記(さらしなにっき) 1060年
大鏡(おおかがみ) 1115年
今昔物語集(こんじゃくものがたり) 1120年
水鏡(みずかがみ) 平安末期
三、中世(1192-1603)文学主要作品
新古今和歌集(しんこきんわかしゅう) 1205年 藤原定家(ふじわらのていか)ら
方丈記(ほうじょうき) 1212年 鴨長明(ほうじょうき)
金槐和歌集(きんかいわかしゅう) 1213年 源実朝(みなもとのさねとも)
発心集(ほっしんしゅう) 中世前期 鴨長明(かものちょうめい)
宇治拾遺物語(うじしゅうじものがたり) 中世前期
保元物語(ほうげんものがたり) 中世前期
平治物語(へいじものがたり) 中世前期
平家物語(へいけものがたり) 1240年
十訓抄(じっきんしょう) 1251年
古今著聞集(ここんちょもんしゅう) 中世前期 橘成季(たちばなのなりすえ)
沙石集(しゃせきしゅう) 1283年 無住(むじゅう)
徒然草(つれづれぐさ) 1331年 吉田兼好(よしだけんこう)
太平記(たいへいき) 1372年頃
増鏡(ますかがみ)
風姿花伝(ふうしかでん)
1400年
四、近世(1603-1868)文学主要作品
好色一代男(こうしょくいちだいおとこ)
西鶴諸国(さいかくしょこく)ばなし
日本永代蔵(にほんえいたいぐら)
奥(おく)の細道(ほそみち)
世間胸算用(せけんむなざんよう)
国姓爺合戦(こくせんやかっせん)
雨月物語(うげつものがたり)
東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)
浮世風呂(うきよぶろ)
南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)
東海道四谷怪談(とうかいどうよつやかいだん)