[特典翻译]新撰组黙秘録 勿忘草 斋藤一相关
(2013-04-27 02:15:44)
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新撰组黙秘録勿忘草斋藤一特典翻译 |
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新撰組黙秘録 勿忘草 艶聞録~斎藤一 編~
__その手を思い出す。お前の荒れた手を。
ガサガサして、お世辞にも綺麗だとは言えないお前の手のことを思い出しては
俺は溜息をつく。
炊事や洗濯で酷使されたその働き者の手をなぜか懐かしく思ってしまう。
それが存外に心地良いものだと知ったのは、お前と想いをかわしたあの夜のことだ。
雨が降っている夜だった。
お前はすっかり濡れてしまっていて、それなのに、その手だけは渇いてカサついていた。
お前のその手を握ったときに、俺はひどく後悔したものだ。
どうして、こんな手に刀を握らせてしまったのだろう、と。
無論、そうしたいと願ったのは他でもないお前だったけれど。
何が何でも俺はその願いをはね除けるべきだった。
そうしておけば、今、俺がこんなにも苦しい想いをすることはなかっただろう。
お前のことを想うと切なくて、そして心配で堪らない。
刀を握って無茶などしていないだろうか、
……そう思うだけで、心が押しつぶされてしまいそうになる。
叶うなら、今すぐにでもお前の傍に行って、その手を縛ってしまいたい。
二度と刀など持たないように、持たずに済むように。
そして、ずっとずっと俺が傍で……守って、束縛してやると言ってやりたい。
叶うなら__。
詮無いことを書き連ねても仕方ないことは分かっている。
けれど、世が世ならばと考えてしまうのは人間の悲しい性なのだろうか?
もし、俺が新撰組の隊士でなければ……。
いや、けれど俺が隊士でなければ、お前の出会うことも無かったのだ。
この気持ちは俺をおかしくさせるのでどうもいけない。
ついつい世迷い事を考えさせる。本当に厄介なものだ。
普段、冷静な男ほどこのような時に乱れると誰が言ったのだったか……。
全くその通りすぎてとんだお笑い草だ。
俺はお前に惚れているんだ。どうしようもないほどに。
こうして逢えない時がなおのこと俺にお前を想わせる?
時間が経てば経つほどに、俺の中のお前はどんどん美しくなっていく。
お前はどうだろうか?……俺のことを思ってくれているか?
ひとりよがりの思考だが、お前も俺を想いながら、密かに胸が傷めているといいと思っている。
俺は残酷な男なんだ。お前が思っている以上にな。
早く逢いたい。そしてお前のその荒れた手を握りしめたい。
その途端、俺の中に創り上げられたお前の虚像は消えてしまうだろうけれど。
俺はやっぱり、お前のその手が好きなんだ。
荒れた、ささくれだった、その優しい手が__
——我想起了你的手,那双粗糙的手。
干燥皲裂,每当我思及起你那双就算是恭维也无法称得上美丽的手时
我都忍不住长叹出声。
明明是为做饭和洗涤衣物而遭残酷驱使的勤劳者的双手,不知为何,却令我如此怀念挂心。
知道那竟是意外的温柔与舒适的,是在与你的思念相交叠的那晚的事情了。
下着雨的那个夜晚。
你已经完全被淋湿了,尽管如此,只有那双手却仍旧冰冷干燥。
握住你的手时,我非常地后悔了。
为什么,要让这样一双手去握刀呢。
当然,不是其他任何人,而是因为你这样向我请求了。
无论如何,我都应该拒绝这个请求的。
这样的话,现在的我大概就不会有这么痛苦的思念了吧。
无法断绝对你的想念,而如此担心已令我无法承受。
你有没有握着刀乱来呢,
……只是这么想着,心仿佛就要被压垮了一般。
若能实现的话,我想即刻就赶去你身边,将这双手捆绑住。
再也不去拿刀,再也不需要去拿刀。
这样,一直一直我都会在你身边……守护着,束缚着你。
若能实现——
虽然明白长篇累牍无益之事也无任何助益。
但是,会去思考这些世间顺利虚妄之事是人类的可悲之处吗?
如果,我不是新选组的队士的话……
不,但若我不是队士的话,就不会与你相遇了。
这份心情都让我变得奇怪起来了,实在是不行啊。
不经意地让人思考起世间迷惑之事。真是个麻烦的东西。
平时,越是冷静的男人,在这种时候就越是容易慌乱是谁说过的呢……
真是的,就像是确实成了那样子的出人意料的笑料一样。
我已经迷恋上你了。无可救药的程度。
在这样无法相见的日子里,愈发地令我想念你。
时间愈是流逝愈是如此,在我心中的你也愈发地美丽。
你,又如何呢?……有没有思念过我呢?
虽然是我自以为是的想法,若你也思念起我,这份隐秘的思念能令你至胸口痛楚就好了。
我是个残酷的男人,比你所知晓的更加过分。
好想快一点见到你。好想将你那双粗糙的手紧紧握住。
而那时,在我心中所创造出的你的虚像也会就此消失罢。
我果然,是喜欢着你的这双手的。
粗糙的,皲裂的,温柔的手呵——
新撰組黙秘録 勿忘草 ~はじめてのお化け屋敷~斎藤一 編
「……斎藤さん。あれ、なんでしょうか?」
「ん?」
京の町を散歩しようとお前に連れ出された先に見つけたのは、小さな見世物小屋だった。小屋の周りには民衆がわらわらと列を成し、自分の順番を今か今かと待ち望んでいる。
「見世物小屋のようだが……」
「なんだか、泣いてるこどもまでいて……ちょっと怖いですね。」
昔から、見世物小屋というのは好きではない。見世物にされる人間を見て優越感に浸りながら帰っていくというのは、愚民どものすることだ。俺は決してそんなものを見てあざ笑うような小さな人間になりたくない。もちろん、そういうものばかりではないということは分かっているのだが、先入観が邪魔をして好きにはなれないのだ。
「別にどうでもいいだろう。さっさと帰るぞ。」
「え、でも……」
「どうしてそこまで気にする必要がある。いいものじゃないに決まっている。」
「そうでしょうか……。でも、なんだかとても楽しそうですよ。」
「楽しそう?」
そんなわけがないだろう、と思いながら、列に並ぶ人間ひとりひとりの表情を観察してみる。すると、なるほど確かにいつもとは様子が違う。親子や恋仲と思われる二人組が多いようだ。更に言えば、男の側が女を元気づけるように肩を抱き、女は甘えるような目で男を見上げている。
(……なんだ……?何か卑猥な催しか?いや、それならば親子連れなどありえない。だとしたら、一体……?)
「斎藤さんも、気になりますか?」
「あ、ああ……そうだな」
「でしたら、ちょっと並んでみませんか?お嫌でしたら、途中で列を抜ければいいですし……」
「ふん……。まあいいだろう。だが、気分を害するようなものであれば、即刻立ち去る、いいな?」
そう念を押し、俺はお前と共にその列へ参加することにした。じりじりと順番が迫るも、見世物小屋にほとんど行ったことのない俺には、やはり何が行われているのかは分からない。やがて、一組の男女が入っていく時、入り口に立っている商人との会話が聞こえてきた。
「あいよ!世にも恐ろしいお化け屋敷へようこそ。しっかり楽しんでいってくんな」
(――お化け屋敷、だと?しまった、俺は一度も入ったことがないぞ……!)
「あ、やはりお化け屋敷だったんですね」
「やっぱりとは……お前、勘付いていたのか。……その、お前は大丈夫なのか?」
「何ガですか?」
「おなごには少々恐ろしいものではないか?今なら、まだ列を抜けられ――」
「いえ、私一度入ってみたかったんです!このまま入ってみませんか?」
「だが……」
「……それとも、斎藤さんは、こういうものは苦手でしょうか?」
「っ……!?」
正直、苦手がどうかの判別はつかない。何しろ、一度も経験がないのだ。話を聞くに、幽霊に扮した人間が客を驚かすものらしいが……
(恐くなどはない。……ただ、あまり勝手が分からないことをするというのに、少し緊張するだけだ。)
「……いや、俺は構わない。お化け屋敷といっても小さな小屋だ。きっとすぐに出られるだろう」
「本当ですか?わぁ、どきどきしますね……」
「さぁ、お待ちどうさん!お化け屋敷へようこそいらっしゃい。こちらから入って、道なりに進んでくだせぇ!」
そうこうしているうちに、俺たちの順番がやってきた。俺はお前を先導するように、一歩、また一歩と、その小屋へと足を踏み入れる。
「真っ暗かと思っていましたが、蝋燭が点いてますね。でも……これじゃ、何も見えないよりも、むしろ怖い気がします……」
「……し、視界が開けているならば怖いものなど何もない。ほら、さっさと歩け。」
今少し言葉に詰まってしまったのは、当然恐怖を感じていたからではない。ただ、足元の蝋燭を蹴ってしまいそうになったからだ。
「斎藤さん、何か出てきそうで……」
「案ずるな。そうだとしても、ただの人間か、人間が作った何かだ。」
「分かってはいるんですが……」
きゅっと、手を握ってくるお前が愛らしい。繋いだ手が少しずつ湿っていくのは、もちろんお前の汗に決まっている。そうでないと困る。
(それにしても……なんだ、大したこと無いではないか。所詮、見世物小屋。この程度か……)
そう思い、お前の手を引いて出口へと向かう。見世物小屋は思った以上に狭く、本当に一瞬で終わってしまうようだった。
「ふん。なんだ、もう終わりか――」
「う――ら――め――し――やぁあ~~!」
「きゃあっ!」
「っ――!!」
最後の最後、突然飛び出してきた血だらけの化粧をした女に心臓が跳ねる。もちろん、怖くない。驚いただけだ。
「さ、斎藤さん……?大丈夫……ですか?」
「……は?何がだ」
「のけぞったまま、固まっていますが……」
「っ!?……のけぞってなどいない。腰が痛かったから、少し反ってみただけだ」
「この状況でですか?」
「何か問題があるのか」
「ふふっ……いいえ」
腰が痛いのは本当のことだ。嘘などついていない。そもそも、昨晩お前が可愛すぎたのが原因だ。ということも、俺は言うつもりはない。これは俺なりの優しさだ。そのまま少し歩くと、俺たちは出口から外へと出た。
「ふぅ……最後、怖かったですね」
「そうか?お化け屋敷など、こんなものではないか?」
「そうでしょうか……。あの、お付き合いしてくれてありがとうございました」
「いや、構わない。ほら、今度こそさっさと帰るぞ」
そう言って、屯所までの道を歩く。だが、ひとつだけしてもらわねばいけないことがあった。
「おい、お前。今日ばかりは、俺の一歩前を歩け」
「え……どうしてですか?」
「いいから歩け」
「……?はい……分かりました」
ただ見世物小屋の中が蒸し暑かっただけだが……。勘違いされないためにも、ここはやはり見られてはならない。絶対に、見られてはいけないのだ。このびしょ濡れになった着物の背中だけは――……。
新撰组黙秘録 勿忘草 ~第一次去鬼屋~斋藤一 篇
[……斋藤先生,那是什么啊?]
[嗯?]
被想到京中街上散步的你带了出来,你却先发现了一个小小的戏棚。小屋的周围,民众们松散的排成队列,望眼欲穿的等着到自己的顺序。
[看起来是个杂耍小屋啊……]
[总觉得有小孩子在哭……有点吓人啊]
从以前开始,我就不喜欢杂耍小屋之类的东西。沉浸在观看大庭广众之下出丑的人的优越感中,之后得意而归的是愚民才做的事。我绝对不想成为看着那种东西而哄笑出声的渺小的人类。当然,我也知道里面也不光是这类东西,不过先入为主的观念已经让我没有办法去喜欢了。
[又不是什么特别值得一提的东西。快点回去了。]
[诶,但是……]
[为什么要那么在意。肯定不是什么好东西。]
[是这样么……。但是,总觉得会很开心的。]
[很开心?]
不可能的吧,我这么想着,开始一个一个观察起排成队的人们的表情。如此说来,原来如此,确实和平常的样子不同。亲子与情侣关系的二人组合看起来比较多。而且要说的话,男人们像是要让身旁的女人打起精神来一样抱着她们的肩膀,而女人们则用像是撒娇一样的眼神看着身旁的男人。
(……什么嘛……?是什么猥琐的活动么?不,这样的话父母亲就不会带着小孩来了。这样的话,那到底是……?)
[斋藤先生也有些在意了么?]
[啊,是啊……确实]
[这样的话,稍微排一会儿队看看不?如果讨厌的话,中途离开队列就行了……]
[嗯……那好吧。但是,如果有什么不好的东西的话,立刻离去,行吧?]
这样再三叮嘱之后,我和你一起加入到了队列之中。我们的顺序的一点点的迫近,但是对于几乎从来未去过杂耍小屋的我来说,果然完全不了解会发生些什么。终于,在一组男女要进去时,听到了站在入口处的商人与他们的对话。
[哟!欢迎来到异常恐怖的鬼屋。请好好享受吧]
(——鬼屋?糟了,我从没有进去过啊……!)
[啊,果然是鬼屋啊!]
[果然是……难道你想到了么。……那个,你不要紧的么?]
[什么啊?]
[女人难道不会害怕这些么?现在的话离开队伍还来得及——]
[不,我想试着进去一次!就这样进去看看吧]
[但是……]
[……还是说,斋藤先生很不擅长这些东西么]
[……!?]
说实话,是否不擅长还不好说。毕竟一次经验都没有。倒是听人说过,似乎是让人扮成幽灵来吓唬客人之类的……
(不是害怕。……只是,要去接触一些并不了解情况的事物,稍微有点紧张罢了。)
[……不,我没关系。说是鬼屋也不过是间小屋子罢了。一定很快就能出来的。]
[真的么?哇,心怦怦地跳呢。]
[那么,久等了!欢迎来到鬼屋。从这里进入,请顺着小道往前走。]
不知不觉的,就到我们了。我像是要为你做先导一样,一步一步地踏入了小屋之中。
[我还以为会是完全黑暗的呢,原来点着蜡烛的啊。但是……这样的话,比起完全看不见,似乎更有恐怖的气氛呢……]
[……视,视野开阔起来的话就没有什么恐怖的东西。好了,快点走吧。]
现在言语稍微有点不顺畅自然不是因为觉得恐惧。只不过差点踢到脚边的蜡烛而已罢了。
[斋藤先生,似乎有什么要出来了……]
[不用担心。就算如此,也不过是人,是人做出来的而已。]
[我知道的……]
紧紧地握住我的手的你是那么可爱。牵着的手有一点点湿润了,当然是因为你的汗水了。否则就困扰了呢。
(话说回来……什么嘛,明明没什么大不了的东西。说到底,也就是杂耍小屋。这种程度……)
这么想着,我就牵着你的手向出口走去。小屋比我想的还要狭窄,真的是一瞬就结束了啊。
[哼,什么嘛,已经结束了么——]
[我——恨——啊——]
[啊啊!]
[——!!!]
最后的最后,突然出现的化着全都是血的妆的女人让心脏跳了一下。当然,不是害怕,只不过惊到了而已。
[斋,斋藤先生……?你还好么?]
[……哈?怎么了]
[身体向后仰,僵住了一样……]
[!?……我没有向后仰倒。只不过腰有些疼,稍微弯曲一下而已]
[是因为这样么?]
[有什么问题吗]
[呵呵……没有]
腰疼是真的。没有撒谎。说到底,还是因为昨晚的你太可爱了。因为这个原因,所以我才不打算说出口的。这是只属于我的温柔。再稍稍走了一会儿,我们就从出口到了外面。
[嗯……最后,还真有点可怕呢]
[是么?鬼屋之类的,不就是这样的东西么?]
[这样么……嗯,非常感谢你愿意陪我进去。]
[不,没什么。好了,现在可以快点回去了吧]
这么说着,我们走向了回屯所的路。但是,还有一件事情必须得解决。
[喂,你。只限今天,走在我前面一步。]
[诶……为什么呢]
[好了快点走]
[……?是……我知道了。]
只不过是因为杂耍小屋中太闷热了而已……。为了不让你误会,这里也果然不能让你看见。绝对,不能让你看到。这件衣服背后完全湿透了的模样——……。