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【日/中】新世纪EVANGELION 第24话「最後のシ者」(第1稿)

(2013-06-28 23:23:51)
分类: 资料集
来自『別冊JUNE』1996年9月号,著/薩川昭夫。



○(F·I)ネルフ本部·ケイジ


一角に、全長5mほどの人型兵器が冷却液に侵かっている。
ボディーには『αーTYPEーEVA000』のマーキング。
その前のアンビリカル·ブリッジに立つ碇ゲンドウと冬月コウゾウ。


碇: 「エヴァの新たな試作品、αーエヴァだ」

冬月: 「小型化したエヴァンゲリオンか。今になって、何故このようなものが必要なんだ」

碇: 「人類補完計画のために作られたものだ。これはそのテストタイプさ」

冬月: 「現場への根回しも少しは必要ではなかったのか。零号機復旧作業の凍結についても疑問に思っている人間も多い。赤木博士は独自のルートでエヴァのパイロットを探しているぞ」

碇: 「彼女にはもう少し、頑張ってもらう。E計画は終わっていない。ゼーレのシナリオでは、まだ最後の使徒が残っている」


「 最 後 の シ 者 」


○ネルフ本部·テストプラグ実験場·制御室


グラフの数値を見つめているミサトと伊吹。


ミサト: 「——どう? 」

伊吹: 「駄目ですね。二人とも過去最低の数値です」


テストプラグのアスカ、レイがモニターに映っている。


ミサト: 「何か原因が考えられるの?」

伊吹: 「まだ明確な回答を得られませんが、二人のシンクロ率低下にはデーター的に相違がみられます。おそらくアスカは精神的要因、レイは肉体的要因によるものです」

ミサト: 「二人がこのままエヴァに乗るには無理があるわね。肝心のパイロットがこれではしょうがないわ。この数週間、リツコが代替パイロットのスカウトに奔走していたわけか」

伊吹: 「今度の適任者はマルドゥック機関の報告書に依らない、初めてのパイロットだそうですね。私、ちょっと心配なんです。今回のことに関しては、赤城博士の勇み足のような気がして仕方がないんです。お気づきになりません? 先輩は最近、焦ってるって」

ミサト: 「……」 


○第3新東京市郊外·駅前のロータリー(午後)


一台の車が止まっていて、リツコとシンジが列車の到着を待っている。
リツコ、くわえた煙草に火をつけようとするが、折からの風でうまくいかない。
シンジの掌が自然に伸び、風を避ける。


リツコ: 「ありがとう。(と煙草を吸い)シンジ君って、いつも誰かに気を使っているのね。家に帰っても気の休まる暇、ないんじゃない?」

シンジ: 「そんなことないですよ。それに、最近は3人が揃うこと、少ないですから。ミサトさんはずっと忙しいし、アスカはテストの居残りで、夜遅くまで帰らないし」

リツコ: 「家庭崩壊の種を蒔いているのは、どうやら私のようね」

シンジ: 「しょうがないですよ。仕事なんだから。ただ、ちょっと気になるんです。ミサトさんのお酒の量が増えたみたいで」

リツコ: 「——シンジ君は誰かに恋したこと、ある?」

シンジ: 「まだないですよ……」

リツコ: 「ミサトの心の中では、加持君は身体の一部になっていたの。彼がいなくなってから、ミサトは初めてそれに気づいたのね。でも時に切ない気持ちがあふれ出して、どうしようもない事があるわ。そんな夜はチョッピリお酒の力を借りるわけ」


駅のホームに特別列車が滑り込んでくる。


シンジ: 「人を好きになれば、そうゆうことがわかるようになるんですか」

リツコ: 「わかる大人になることね。——さ。フィフスチルドレンのお出ましよ」


停車していた特別列車が発車する。
ホームに可愛らしい紺色の水兵服を着た一人の少年が残される。(渚カヲル)
陽炎の中に立つカヲル。
蜜色の豊かな髪が西日の逆光を受け、キラキラ輝いている。
その神々しい美しさに思わず見とれてしまうシンジ。
カヲルと視線が合うシンジ。どきっ、とする。


○ジオフロント·天井ビルのロビー


エヴァの3パイロットとカヲルとの対面が行われている。
カヲルの横にはミサトとリツコ。


リツコ: 「私達が選んだ5人目の適任者·渚カヲル君よ」

カヲル: 「渚カヲルです。よろしく」

アスカ: 「(目を輝かせ)私、アスカ。惣流·アスカ·ラングレー。よろしくねッ ❤」


と握手する。


リツコ: 「こっちがファースト·チルドレンの綾波レイ」

カヲル: 「よろしく」

レイ: 「(相変わらず無表情で)こちらこそ」


握手を交わした二人、ほんの一瞬、見つめ合う。
ミサトは暗く沈んだ様子のシンジを見ている。


○ネルフ本部·写真室


正面を向くカヲルに、パッとフラッシュの閃光。


○同·別室


プリンターからカヲルのIDカードが出てくる。


ミサト: 「(それを取り上げ)渚カヲル……なかなかの美形じゃない」

リツコ: 「可愛いだけじゃないわ。向こうでも成績優秀、スポーツ万能の神童で評判だったそうよ」

ミサト: 「シンジ君が彼にコンプレックスを持たなければいいのだけど。アイツ、すぐイジけちゃうから。今日もちょっとそんな感じあったし」

リツコ: 「(ミサトを横目で見て)過保護ね……」


○中央病院·全景

ケンスケの声:「ちわーッす」

トウジの声: 「おう、ケンスケやないか。見舞いに来てくれたんか」


○同·病室

ベッドの上のトウジと、見舞いに来たケンスケ。

 

ケンスケ: 「受付で聞いたけど、明日にも退院だって?」

トウジ: 「ああ。来週から行けると思うわ」

ケンスケ: 「治ったら、またエヴァに乗るのか?」

トウジ: 「いや、勘弁してもらうことにした。大して引き留められへんかったところを見ると、あんまし期待されてへんかったみたいやな。わははは。(と寂しげに笑う)」

ケンスケ: 「そうか……」

トウジ: 「ところで、学校の方はどないや」

ケンスケ: 「ま、相変わらずと言えば相変わらずだな。そういや最近、転校生が来たよ」


○ケンスケのビデオ録画

学校の教室で、黒板に自分の名前を書いているカヲル。

 

ケンスケの声: 「名前は渚カヲル。こうゆうのを美少年って言うんだろうな」

トウジの声: 「ワシには負けるけどな」

書き終わり、正面を向くカヲル。

ケンスケの声: 「見てみろよ。女たちのリアクション」

 色めき立つ女子たちの様子。

トウジの声: 「メスどもが、色づきよって」

 休み時間。中庭で女の子たちと談笑しているカヲル。


ケンスケの声: 「転校して来た早々、ファンクラブが結成される始末さ。校内の女子全員が入会したんじゃないのかな。ごく一部を除いてね」

 我関せず、頬杖をついているレイ。


トウジの声: 「ま、コイツはこうやろ」

 パンすると、しょんぼりした様子のアスカ。


トウジの声: 「惣流、元気ないやないか。一番騒ぎそうな奴なのに」

ケンスケの声: 「朝にはみんなの先頭になって騒いでいたけど、今、転校して来るってことは、エヴァのパイロットになるってことだろ。惣流にとってはライバルの出現ってわけだよ。アイツ、最近、弐号機とのシンクロ、うまく行ってないようだから」

 アスカ、フォーカスされているのに気づき、カメラに物を投げつける。
 以下、サンドノイズ。

 


○もとの病室

携帯ビデオのモニターを収めるケンスケ。

 

ケンスケ: 「今度の転校生、早3日でクラスの貴公子と言ったところさ」

トウジ: 「貴公子や何や知らんけど、いけすかんやっちゃな」

ケンスケ: 「鈴原は新入りが来るときまってそうだな。だいたい転校生ってのはいけすかないもんなんだよ。シンジの時もそうだったじゃないか」

トウジ: 「シンジの奴はどないしてんねん」


○第壱中学校·2-A教室(放課後)

シンジ、席に座り、机の上の両腕に顔を伏せている。
シンジの他には誰もいない。
どこからかピアノの音が聞こえてくる。
カバンを取りに来たヒカリが入って来る。


ヒカリ: 「あれ。碇君、いたの」

シンジ: 「(顔を上げ)うん……」

ヒカリ: 「相田君と一緒に鈴原のお見舞いに行ったんだと思ってた」

シンジ: 「ちょっと……ね」

ヒカリ: 「(ピアノの音色に気づき)渚君が弾いているんだ。彼、上手ね。———じゃ、お先に」

シンジ: 「さよなら」


 再び一人のシンジ、もの憂げな様子でピアノの音色を聴いている。



○シンジの記憶——駅

視線の合ったカヲル、フッとほほ笑む。

 

カヲル: 「よろしく」

シンジ: 「(吃ってしまい)こ、こちらこそ」

 頬を染め、俯いてしまうシンジ。


○第壱中学校·音楽室

ピアノの鍵盤を叩いているカヲル。  


 

○同·2-A教室

ピアノの曲が、何か不自然な終わり方をする。

 

シンジ: 「……」


 

○同·音楽室

恐る恐るドアを開けるシンジ。
——中には誰もいない。
階段の方から去っていく足音が聞こえて来る。



○同·階段

駆け降りるシンジ。
だが足音には追いつかない。
その時、校内スピーカーからヴィヴァルディの『四季』·”冬”の弦楽のユニゾンが流れる。

 

アナウンス: 『下校の時刻になりました。学校に残っている生徒は、直ちに下校準備をしてください』


○同·校庭(夕方)

響き渡る下校放送。
次々に練習を終える運動部の生徒たち。 校舎から出て来たシンジ、見回すが、カヲルの姿はない。
用具を片付けていた運動部員たち、一斉に空を仰ぐ。
——雨だ
太陽が照っているにもかかわらず、大粒の雨が降り出す。
生徒たち、急いで校舎内に駆け込む。
黄金色の雨に包まれるシンジ。


○帰り道

お天気雨の中、一人、傘をさして帰るカヲル。
誰かが後ろから駆けて来て、追い抜いて行く。
それはずぶ濡れになったシンジである。
シンジ、カヲルに気づいて、立ち止まる。
カヲル、傘を少し持ち上げ、ニコッと笑う。


シンジ: 「——」

 カヲル、もう一度、傘を持ち上げる。
 シンジ、少しためらうが、カヲルの傘の下に入る。


カヲル: 「これからネルフに行くの?」

シンジ: 「うん……」

カヲル: 「じゃ、一緒に行こう」

 二人、歩きだす。


  ○レイの部屋

濡れた体を拭いていたレイ、ふと気づいて、窓の外を見やる。
第3新東京市に鮮やかな虹の橋が架かっている。


レイ: 「……」



○ネルフ本部·第3試験場

アスカが入って来て、弐号機のタラップを上がろうとする。


アスカ: 「さてと、今日も私の弐号機はナイス·コンディションかな」

リツコの声: 『(アナウンス)ちょっと、まって。悪いけど、アスカは後にして』

アスカ: 「後って……」

リツコの声: 『弐号機にはフィフスチルドレンが入るから』

 上の踊り場にはプラグスーツを着たシンジとカヲルの姿が見える。

カヲル: 「僕、シンジ君に嫌われているのかと思っていた」

シンジ: 「どうして……?」

カヲル: 「何だか、僕を避けてたみたいだから」

シンジ: 「そんなことないよ」

カヲル: 「ホントに?」

シンジ: 「ホントだよ……」

 シンジとカヲルのクスクス笑いが聞こえてくる。

アスカ: 「……」


○同·制御室

モニターを見ているミサト、リツコ、伊吹。


リツコ: 「フィフスチルドレンの調子はどう?」

伊吹: 「高いシンクロ率を示しています。これはアスカの自己ベストをも遥かに凌いでいます」

ミサト: 「じゃあ、今のままでは代替パイロットは彼で決まりということ?」

リツコ: 「弐号機の起動試験の結果次第では、そうゆうことになるわね」



  ○第壱中学校·教室(翌日)

楽しげにおしゃべりしている様子のシンジとカヲル。
それを遠巻きに見ている数人の女子生徒たち。


女子生徒A: 「碇君たら、腰ぎんちゃくみたい。カヲル様に纏わりついちゃってさ」

女子生徒B: 「昨日も相合い傘で帰ってたわよ」

女子生徒C: 「(側にいたアスカに)ねえ、惣流。カヲル様と碇君、怪しくない?」

アスカ: 「だって、あの二人、デキてるんだもの」

女子生徒A: 「それって、あの二人が……ってコト?」

女子生徒B: 「えーッ、信じられない」


撒いた噂が女子生徒たちのヒソヒソ話に乗って、伝えられていく。
アスカ、少し後悔した様子を見せるが、ペロッと舌を出し、しらんぷりする。


○同·廊下(放課後)

帰ろうとするシンジを呼び止めるケンスケ。

ケンスケ: 「シンジ」

シンジ: 「何?」

ケンスケ: 「うちでトウジの退院祝いのパーティやろうかと思ってるんだけど」

シンジ: 「ごめん。今日はちょっと、先約があるんだ……」

ケンスケ: 「そうか、そりゃ残念」

シンジ: 「じゃ、また……」

 そそくさと去って行くシンジの後ろ姿を寂しげに見送るケンスケ。

 


 

○旧市街(小田原あたり)

15年前に水没した街並み。
海の中から突き出したビルの廃墟が林立している。
防波堤の上からそれを眺めているシンジとカヲル。


カヲル: 「『死の都』の舞台·ブリュージュのようだ。美しくて、寂しくて」

シンジ: 「何なの、それは」

カヲル: 「若くして死んだ奥さんを忘れられずに、死の都の家に閉じこもってしまったという男の物語だよ。男は部屋の一つを『ありし人の教会』と呼んで、思い出がつまった亡き妻の持ち物を大切に保管している。だが、妻と瓜二つの踊り子が現れ、心をかき乱された男は、生と死が別のものであることを悟り、最後は死の都から出て行く決心をするという話さ」

シンジ: 「ふうん……」

カヲル: 「ねえ、泳がない?」

シンジ: 「泳ぐって、ここで?」

カヲル: 「うん」

シンジ: 「水着、持って着てないよ」

カヲル: 「裸で泳げばいいさ。他に誰もいないのだから」

シンジ: 「でも……」

カヲル: 「何を恥ずかしがってるの。男同士だろ」

シンジ: 「そうだけど……」

カヲル: 「行こうよ」


と水兵服を脱ぎながら、水辺へと進んでいく。

シンジも後について行きながら、服のボタンを外す。


 

○海

ビルの谷間の浅瀬を、一糸纏わぬ姿で入っていくカヲル。
少し遅れてシンジ。
水面のきらめきの中にカヲルのなよやかな肢体が浮かび上がる。
その姿に思わず見とれてしまうシンジ。
カヲルはどんどん沖へと進んでいくが、シンジはついて行けずに、立ち止まってしまう。


カヲル: 「(振り返り)こっちへおいでよ」

シンジ: 「ここから先はダメだよ……。僕、泳げないんだ……」

カヲル: 「大丈夫。僕につかまればいい」

 カヲルに吸い寄せられるようにして、シンジは深みへと入る。
 だが、カヲルは手を引っ込めてしまい、シンジは溺れそうになる。
 シンジを抱き寄せるカヲル。
 しがみつくシンジ。

カヲル: 「ははは、本当に泳げないんだね」

シンジ: 「意地悪。信じていたのに……」

 不意に涙を流すと、シンジはカヲルの肩に顔を埋め、訳もなく嗚咽する。

 


○ビルの廃墟·一室(日没後)

水平線に消えた夕日が、空を緑色に染めている。
服を着ながら、それを眺めているシンジとカヲル。


カヲル: 「すごい……緑色の夕焼けだ」

シンジ: 「きれいだね」

 シンジ、水兵服の腕のボタンをはめるカヲルの手首に幾筋もの傷が入っているのに気づく。

カヲル: 「ねえ、さっきは、何で泣いたりしたの? 海が怖かったの?」

シンジ: 「わからない……。僕、自分で自分がわからないんだ。あの海に沈んで、死んでしまいたいって思った」

カヲル: 「どうして……?」

シンジ: 「確かに僕は君を避けていた。カヲル君に比べると、僕なんてみじめでつまらない人間なんだろう……君のそばにいると気が狂ってしまいそうで、そのくせ姿が見えないときには……不安で不安で……。そうゆういじましい自分と一生つきあっていかなきゃならないと思うと……僕はもう、死んでしまいたい……」

 空はすっかり翳り、二人の姿は完全なシルエットになる。

シンジ: 「もう、顔も見えなくなっちゃった……。カヲル君、僕は君のことが……」

カヲル: 「(遮り)ごめん……そうゆうのイヤなんだ」

シンジ: 「——」

カヲル: 「別々に帰ろ。これ以上、傷つけたくないから」

 一人,去って行くカヲル。
 シンジ、絶望の淵に立たされる。

○ミサトのマンション?リビング(夜)


   ペンペンと一緒にファミコンをしているアスカ。

   シンジの部屋から冷めたお粥をのせたお盆を持って、ミサトが出てくる。


アスカ 「シンジの奴、食べなかったの?」

ミサト 「うん、一口も。どうしちゃったのだろう。熱はないんだけどな。一度、病院で検査してもらう必要があるかしら」

アスカ 「そんなことしても、無駄よ」

ミサト 「どうして」

アスカ 「”お医者さまでも、草津の湯で~も”ってやつだもの」

ミサト 「え??????」

アスカ 「あのバカ、きっと相手に袖にされて、一人悶々としてるんでしょ」

ミサト 「相手って??????まさか」

アスカ 「そ、フィフスチルドレンよ。(立ち上がり)――さてと、この私が元気づけてやっかな」



 ○同?シンジの部屋


   ドアが開いて、アスカが入ってくる。

   頭まで布団をかぶり、ベッドに横たわっているシンジ。


アスカ 「シンジ。何があったか知らないけどサ、いつまでもウジウジみっともないよ」


   何も答えないシンジ。


アスカ 「(シンジの頬を指でつつき)ちょっと、返事くらいしたら。シンジ。シンちゃん」

シンジ 「(邪険にアスカの手を振り払い)汚い手で触らないでよ??????」

アスカ 「――」

シンジ 「よく言うよ。あんな不潔な噂、広めたくせに。顔、見たくないから、出てってよ」


   アスカ、憤然と部屋を飛び出す。 



 ○ネルフ本部?通路(翌日)


   一人、通路を行くカヲル。



 ○同?第3ケイジ


   紅い冷却液に浸かっている弐号機。シンクロテストのためオペレータたちのアナウンスが行き交っている。



 ○同?制御室


   テストの準備が行われている。


リツコ 「シンジ君がカヲル君に!?」

ミサト 「男の子が男の子にああなっちゃうなんて。大きな誤算よ」

リツコ 「で、今、シンジ君は?」



 ○同?医務室


   ベッドの上で枕を抱えて俯ているシンジ。


ミサト 「本部には来てるけど、医務室で休んでいる。すっかり弱った感じで見てられないのよ」



 ○同?もとの制御室


ミサト 「カヲル君と初めて会った時、実はちょっとイヤな予感がしたわ。でも、こんなことになろうとは。ホント、マイッタわ」

リツコ 「あなた、カヲル君に嫉妬している。シンジ君を盗られて」

ミサト 「何言ってんのよ。心配するのは保護者としてあたりまえでしょ」

リツコ 「あなたが見かけほど強い人間じゃないこと、私は知っているつもりよ。この数ヶ月、いろんなことがあったわ。

     それでもあなたが精神のバランスが崩れなかったのは、シンジ君と一緒に暮らしていたからじゃないかしら」

ミサト 「??????」

オペA 「(リツコに)予定の時間を過ぎましたけど、パイロットはまだエントリーしてませんが」

リツコ 「おかしいわね。来る時、ちゃんと確認したのに??????」

ミサト 「送子になったのかな。まだ慣れてないから」


 

   突然、警報が鳴る。


○ネルフ本部·中央作戦司令室·発令所

入ってくるミサト、リツコ。


ミサト: 「何があったの?」

青葉: 「不審者が大深度地下施設に侵入。セントラルドクマに向かっています」

日向: 「IDのデータが入りました。赤木博士のものが使われています」

リツコ: 「何ですって!?」

ミサト: 「まさか……」

青葉: 「Pブロックの監視カメラが目標の可視映像をとらえます」

 主スクリーンが大深度地下施設の画像を映す。
 歩いているのはカヲルである。

リツコ: 「(マイクに)どうしてそこにいるの。あなたはそこに入って行けないはずでしょ」

 画面のカヲル、少し困ったような顔をする。

カヲル: 『ごめんなさい……』

 といった瞬間、パッと画面にノイズが走る。

伊吹: 「大深度地下施設にATフィールド確認!」

ミサト: 「使徒!」

リツコ: 「そんな馬鹿な!」


○同·大深度地下施設の一角

目も眩まんばかりの光に包まれているカヲル。
それが収束すると,彼はコアを持った使徒に変容している。


カヲル: 「これが僕の……本当の姿……?」

 その時、突然、カヲルに向かって殺人レーザーが照射される。
 だが、ATフィールドがそれを跳ね返してしまう。


○同·発令所

ミサ: 「使徒に対して、通常兵器は何の役にも立たないわ」

リツコ: 「弐号機のパーソナルデータを至急、アスカに書き換えて!」

伊吹: 「はい!」


  ○同·大深度地下施設の一角

セントラルドグマへ進んでいくカヲル。
ATフィールド防御壁を突き破って行く。

 


  ○同·第3ケイジ

弐号機にエントリープラグが挿入されていく。

 


○弐号機·エントリープラグ

アスカ: 「だーから、言わないこっちゃないんだから」


○ネルフ本部·第3ケイジ

起動準備に入る弐号機。

伊吹の声: 『主電源接続完了。起動用システム作業開始』

オペAの声: 『稼動電圧まであと0.5、0.2……突破』

オペBの声: 『起動システム、第2段階へ移行』


 

○弐号機·エントリープラグ

レバーを持って、起動に備えているアスカ。


オペCの声: 『パイロット、接合に入ります』

オペAの声: 『シナプス挿入、結合開始』

 プラグの内壁が様々に変容していくが、その画像が乱れる。

アスカ: 「——!?」

オペBの声: 『パルスが乱れています!』


 

○ネルフ本部·第3ケイジ

弐号機の起動音が急速に落ちていく。

 


 

○同·発令所


伊吹: 「パイロットのハーモニクスが許容値にまで達してません!」

ミサト: 「……」


  ○弐号機·エントリープラグ

肩を震わせて俯いているアスカ。
彼女を照らしていた明かりが、無情にも消えていく。

 


○ネルフ本部·発令所

司令室がせりあがり、碇と冬月が姿を現す。    冬月: 「使徒の侵入を許したのだな」

リツコ: 「申し訳ありません。責任は全て私に……」

: 「大失態だな、赤城博士。ネルフにおける全ての職務から君を解任する」

 一瞬、我が耳を疑うリツコ。

: 「直ちにここから出て行きたまえ。(一同に)これより私が直接、指揮を取る。葛城3佐。初号機のパイロットを至急、スタンバイさせろ」

ミサト:「はい」

: 「αーエヴァを起動開始」

伊吹: 「了解」

 慌しく動き出す中央作戦司令室のスタッフたち。
 誰もリツコの方を見ようとしない。

: 「何をしている赤木博士。ここは関係者以外、立ち入り禁止のはずだ」

 リツコ、踵を返して、去って行く。


○同·ケイジ

起動するαーエヴァの描写。
搭載されるダミープラグ。

 


 

○同·医務室

内線の受話器を持ち、呆然とした様子のシンジ。


シンジ: 「(声にはならない声で)カヲル君が……使徒……!?」

ミサトの声: 『もしもし、シンジ君、聞こえる?』

シンジ: 「(絶叫)嘘だッ! そんなの嘘だ!!」


○ネルフ本部·セントラルドグマ

を下降していくカヲル。
そこはまるで、巨大なさかさまの木のような形をしている。
カヲル、とある扉の前で何かの気配を感じる。

 


 

○同·一室

カヲルが入って来る。
割れた試験管やビーカーの散乱する室内。
すでに破壊され、放置されたままの施設である。
壁には人類補完委員会のシンボル、7つ目のマーク。
ビーカーに当たった光が虹を生む。


レイ: 「——誰?」

 物陰から姿を現したのはレイである。

カヲル: 「君か……。どうしてこんな所に?」

レイ: 「ここは私の生まれ育った場所だもの」

カヲル: 「ふうん。握手した時から思っていたけど。君はリリンではないって」

レイ: 「リリン?」

カヲル: 「人間のことさ」

レイ: 「あなたは使徒だったのね」

カヲル: 「使徒!?(おかしそうに笑い)僕は神様の使いなんかじゃないよ」

レイ: 「あなた自身がリリンじゃないと気づいたのはいつ?」

カヲル: 「十になった時からかな。この街にやってきて、初めて自分の宿命というものがわかった。僕が求めているのはコレだったんだ」

、7つ目のシンボルマークを指す。

カヲル: 「実物は、この近くにあるよね。案内してほしいな」

レイ: 「それは駄目。サードインパクトが起こってしまう」

カヲル: 「(些か信じられず)あのセカンドインパクトのような大惨事が起こるの?」

レイ: 「そうよ」

 その時、グォオオン! グォオオン! と大音響が連続する。

カヲル: 「エヴァが追ってきた」

レイ: 「(その音を聞いて)初号機でも弐号機でもないわ」


 

○同·セントラルドグマ

一室から出てくる使徒とレイ。
暗闇の奥からαーエヴァが現れる。
αーエヴァ、使徒を確認すると、獲物を見つけた猛獣のように襲いかかる。
使徒、レイの手を引いて、逃げる。
猪突猛進のαーエヴァ、かろやかにそれをかわす使徒。
まるで五条橋の義経と弁慶だ。
αーエヴァが激突した壁が崩れ落ちる。
濛々たる煙の向こう側に十字架にかけられた7つ目の巨大の上半身が見える。


レイ: 「アダム……」

カヲル: 「アダム!?」

 その隙を衝かれて、使徒とレイは袋小路に追い詰められてしまう。
 凶暴さを丸だしにして二人諸共喰いつこうとするαーエヴァ。
 万事休す!
 その時、シューターに乗って、初号機が現れる。
 初号機、プログナイフでαーエヴァを串刺しにし、支柱に突き立てる。
 悲惨なαーエヴァの断末魔。


○初号機·エントリープラグ

スクリーンに映るレイを確認するシンジ。


シンジ: 「綾波、無事?」

レイ: 『ええ』


○セントラルドグマ

いつのまにか使徒はアダムを見下ろす手摺りのところまで来ている。
使徒、アダムを見つめたまま、動かない。
スピーカーから碇の声が聞こえて来る。

: 『使徒よ。何故それ以上、進もうとしない』

カヲル: 「碇司令ですね」

: 『そうだ』

カヲル: 「ここはあなたにとっての『ありし人の教会』なんですね」


○発令所


: 「何故、君はアダムに触れようとはしない。人類に対する同情、哀れみかね」

カヲル: 『いたわりですよ。僕自身に対するね。生き続けることは、つらいことだから』

: 「死を選ぶのか?」


  ○セントラルドグマ

カヲル: 「死は僕に与えられた、唯一の自由意志。造物主の命に逆らえる、唯一の手段なんですよ」

: 『それが生命の原則に反していてもか』

カヲル: 「生命とは絶えず変化していくものです、形を定めるものではありません。死もまた生の一部に外ならないから」

 初号機からシンジの声が聞こえて来る。

シンジ: 『カヲル君……』

カヲル: 「シンジ君。こんな結末になるとわかってたのなら、あの時、一緒に海に沈めばよかった」


○初号機·エントリープラグ

シンジ: 「君は僕を騙していたの? 利用しただけなの?」

カヲル: 『それは違うよ。君と過ごした数日間、とても楽しかった。僕の命を絶つことができるのは君だけだ。君の手にかかって、死ぬなら、こんな幸福なことはない』

シンジ: 「(泣きじゃくり)そんなことできるわけないじゃないか!」


○セントラルドグマ

カヲル: 「早く。体の中で、何かが僕を突き動かそうとしているのがわかるんだ。それは僕の本能なんだと思う。今の僕は、あの時の君のように、自分で自分がわからないんだ」


 

○初号機·エントリープラグ

シンジ: 「……」

カヲル: 「早く!」


○セントラルドグマ

カヲル、いきなり身を翻したかと思うと、パッと跳躍し、アダムに向かってダイビングしていく。

レイ: 「碇君!」


○初号機·エントリープラグ

シンジ: 「——!」


○セントラルドグマ

初号機の腕が伸びて、アダムに接触する寸前にガッと使徒を掴む。
ぶちゅ。
という音とともに僅かに顔をしかめるレイ。
初号機の掌の中から血が溢れ、滴り落ちている。
やがて、シンジの絶叫が巨大な空間に響き渡る。


(Fade Out)  


○ケイジ(時間経過)

冷却液に浸かっている初号機。
流しがある一角で放心したように手を洗っているシンジ。
ミサトが来る。

ミサト: 「シンジ君……」

シンジ: 「(振り向きもせず)血の臭いが取れないんだ。それに、潰した時の感触も……」

ミサト: 「シンジ君は、彼にあこがれていたのね」

シンジ: 「彼は、ぼくにないものをみんな持ってた。生き残るなら彼の方だ」

ミサト: 「それは違うわ。生き残るのは、生きたいという意志をもつものだけよ」

 シンジ、無言のまま、ひたすら手を洗っている。


○更衣室

一人、佇んでいるアスカ。
何度も殴りつけたのか、目の前のロッカーの蓋はボコボコにへこんでいる。


アスカ: 「——」


○通路

更衣室からガンガンと、アスカがロッカーを叩く音が聞こえてくる。
目眩をおこしたのか、つらそうな様子で壁に凭れているレイ。
ついには床に伏せてしまう。

 


○リツコの研究室

一人、じっと何かを考えている様子のリツコ。
ノックもなしに数人の警務部の男が入ってくる。

男A: 「(令状を出し)赤木リツコ。君を逮捕する。容疑の詳細は博士自身が一番ご存知のはずだが、読み上げましょうか?」

リツコ: 「いえ、結構よ。時間の無駄でしょ」

 リツコ、連行されて行く。


 

○どこか(人類補完委員会)

委員会のメンバーが集まっている。

キール: 「たった今、シナリオに記されていた最後の使徒の殲滅が確認された。これにより人類補完計画に対する障害はなくなったのだ」

委員A: 「だが、新たなる問題が浮上しつつある。碇ゲンドウと初号機だ」

委員B: 「ネルフも今となっては無用の長物」

委員C: 「奴は総司令の地位を利用してネルフを私物化した」

委員D: 「碇が初号着を”神”にしてそれを占有しようとたくらんでいることは、これまでの調査によっても明らかだ」

キール: 「私はゼーレの首長として、ここでネルフの解体を決議したいと思う」


○ネルフ本部·総司令公務室

何事か密議している碇と冬月


(Fade Out)


翻译:tmucpqrs(http://tieba.baidu.com/p/2539639800)


新世纪福音战士 第二十四话「最后のシ者」(第一稿)


○(F·I)NERV总部·机库


在机库的一角,全长5m左右的人形兵器正浸泡在冷却液中。

在它的躯干上有一个『α-TYPE-EVA000』的标志。

碇元渡和冬月耕造站在其面前的脐带式管线桥上。

碇:“这是EVA的新试作品:α-EVA。”

冬月:“小型化之后的EVANGELION吗?事到如今,还为什么一定要制造这种东西?”

碇:“为了人类补完计划。这只是测试型而已。”

冬月:“真是一点也不考虑我们第一线的实际状况。对于零号机重建作业的冻结,也有很多人抱有疑问。赤木博士正通过私人途径寻找着EVA的驾驶员哦。”

碇:“就让她再为我们做一点贡献吧。E计划还没有结束,SEELE的剧本中还剩下最后一个使徒。”


「最后のシ者」

○NERV总部·测试插入栓实验场·控制室

注视着图表数值的美里和伊吹。

美里:“……怎么样?”

伊吹:“不行。两个人的数值都创了新低。”

屏幕上显示着测试插入栓中的明日香、丽。

美里:“你认为原因是什么?”

伊吹:“虽然还无法得出明确的答案,但两人同步率的低下在数据上呈现出了不同。恐怕,明日香是在精神上出现了问题,而丽则是肉体上的原因。”

美里:“按这个状态实在是没办法让她们驾驶EVA。关键的驾驶员出现了这种问题可真让人束手无策。最近几周,律子正忙着物色替补驾驶员的人选吧?”

伊吹:“这次的适格者,似乎是有史以来第一位不依赖马尔杜克机关的报告书而选拔出的驾驶员。我有些担心。这次的事情,难免让人觉得赤木博士有点得意忘形了。您发觉了吗?前辈最近很焦躁。”

美里:“……”


○第3新东京市郊外·车站前的停车区(下午)

站前广场上停着一辆车,律子和真嗣正在等待列车的到达。

律子打算点燃嘴里叼着的烟,可是由于突然吹起的一阵风怎么也点不着。

真嗣很自然地伸出手,为律子挡风。

律子:“谢谢。(吸了一口烟)真嗣你总是对周围人很留心呢。即使呆在家里,也没什么休息的机会吧?”

真嗣:“没有这种事。而且,最近我们3人也很少能聚在一起。美里小姐一直忙于工作,明日香则被留下来做测试,直到很晚才回家。”

律子:“看来撒下家庭崩坏祸种的人是我啊。”

真嗣:“这也是没有办法的事。毕竟是工作。不过,美里小姐喝酒越喝越多,这让我有些担心。”

律子:“……真嗣,你有和什么人谈过恋爱吗?”

真嗣:“没有……”

律子:“在美里的心中,加持已经成为了她身体的一部分。然而在他消失之后,美里才第一次发现了这点。难免有些时候愁如秋水、不能自已。每当这样的夜晚来临时,也就只好稍稍借酒消愁。”

车站的站台上缓缓驶入了一辆特别列车。

真嗣:“只要喜欢上什么人的话,就能理解这种事了吗?”

律子:“就会变成理解这种事的大人了。——走吧,让我们去迎接第五适格者。”

停在站台边的特别列车再次启动。

只留下一位身穿可爱藏青色水手服的少年。(渚薰)

站在阳炎中的薰。

蓬松的蜂蜜色头发在夕阳逆光的映照下闪闪发光。

真嗣像是被勾走了魂魄,与薰视线相交的他一下子慌了神。


○地下都市·天井大楼的会议室

薰与EVA3名驾驶员的会面正在进行中。

薰的身边站着美里和律子。

律子:“这是我们选拔出的第五位适格者:渚薰。”

薰:“我是渚薰,请多指教。”

明日香:“(两眼放光)我叫明日香,惣流·明日香·兰利,请多指教哦❤。”

两人握手。

律子:“这位是第一适格者:绫波丽。”

薰:“请多指教。”

丽:“(一如既往的面无表情)彼此彼此。”

握手的两人在一瞬间互相凝视。

美里盯着郁郁不乐的真嗣。


○NERV总部·摄影间

对着薰的正面,闪光灯一闪。


○NERV总部·其他房间

打印机输出了薰的ID卡。

美里:“(拿起薰的ID卡)渚薰……长得可真是美型啊。”

律子:“可不仅仅只是可爱而已,在那边可也是受到了成绩优秀、体育万能有如神童一般的评价哦。”

美里:“要是真嗣不会对他感到自卑就好了。那孩子总是立马就闹别扭,今天就已经有这种感觉了。”

律子:“(侧眼看了看美里)真是溺爱……”


○中央医院·全景

剑介的声音:“哟”

冬二的声音:“哦,这不是剑介嘛。是来探病的吗?”


○中央医院·病房

躺在病床上的冬二和前来探望的剑介。

剑介:“我在问讯处听说了,明天你就打算出院?”

冬二:“没错,下周应该就能去上学了。”

剑介:“伤好了之后好会驾驶EVA吗?”

冬二:“不,我还是选择了放弃。从他们没怎么挽留我这点上来看,估计也没对我抱什么太大的期待。哈哈哈。(寂寞地笑了起来)”

剑介:“这样啊……”

冬二:“话说回来,学校那边怎么样了?”

剑介:“嘛,要说没什么变化的话的确也没什么变化。不过最近,来了个转校生。”


○剑介摄像机的录像

学校的教室里,正往黑板上写着自己名字的薰。

剑介的声音:“名字是渚薰。这应该就是传说中所谓的美少年吧。”

冬二的声音:“虽然跟比我还是差了那么一点点。”

书写完毕,露出正面的薰。

剑介的声音:“快看,女生们的反应。”

一阵骚动的女生们。

冬二的声音:“发情的母猫们。”

休息时间。在学校的中庭里与女生谈笑风生的薰。

剑介的声音:“转校没多久就立马成立了粉丝俱乐部。搞不好学校全体女生都入会了呢,除了极少数之外。”

一副事不关己,双手托腮的丽。

冬二的声音:“嘛,这家伙是个例外。”

镜头一转,孤零零的明日香。

冬二的声音:“惣流看起来没啥精神啊。明明是最爱热闹的家伙。”

剑介的声音:“虽然她早上还在带头闹腾,不过在现在这种状况下还有人转校过来,应该是准备成为EVA的驾驶员没跑了。对于惣流可以说是出现了一名竞争对手啊。那家伙,似乎最近和二号机的同步率出现了问题的样子。”

明日香发现了自己正被拍摄着,向摄像机扔了什么东西过来。

以下噪音。


○之前的病房

剑介收起便携式摄像机的显示屏。

剑介:“这次的转校生,刚来3天就被称为班级的贵公子了。”

冬二:“我不知道他是不是什么贵公子,反正就是惹人厌。”

剑介:“铃原你每次一有新人来都这样,只要是转校生都惹人厌。真嗣的时候不也是。”

冬二:“真嗣那家伙最近怎么样了?”


○第一中学·2-A教室(放学后)

真嗣把脸埋在手腕里,趴在课桌上。

除了真嗣以外没有其他人。

不知从什么地方传来了钢琴声。

回来拿书包的小光走进了教室。

小光:“诶,碇君你还在啊。”

真嗣:“(抬起头)嗯……”

小光:“我还以为你和相田君一起去探望铃原了呢。”

真嗣:“有点别的事……”

小光:“(注意到钢琴的声音)是渚君在弹。他弹得真好。——那么我先走了。”

真嗣:“再见。”

再次变成孤身一人的真嗣,无精打采地听着钢琴的声音。


○真嗣的回忆——车站

捉住真嗣视线的薰忽然微微一笑。

薰:“请多关照。”

真嗣:“(结巴着)我、我才是,请多关照。”

红着脸,低下头的真嗣。


○第一中学·音乐室

敲击着钢琴键盘的薰。


○第一中学·2-A教室

钢琴曲以一种不自然的方式戛然而止。

真嗣:“……”


○第一中学·音乐室

真嗣小心翼翼地打开门。

——里面谁也不在。

楼梯那儿传来某人离去的脚步声。


○第一中学·楼梯

冲下楼梯的真嗣。

但还是追不上那脚步声。

就在这时,校内广播放起了维瓦尔第的『四季?冬』的弦乐合奏。

广播:“现在是离校时间。请还留在校内的学生迅速作好离校准备。”


○第一中学·操场(傍晚)

响彻整个校园的离校广播。

练习结束后络绎不绝的运动部的学生。真嗣走出校舍,环顾四周,却没能找到薰的身影。

收拾着器具的运动部部员们突然一齐望向天空。

——下雨了。

尽管夕阳余晖依旧,可天空中依然落下了豆大的雨点。

学生们急忙跑回校舍躲雨。

黄金色的大雨包裹着真嗣。


○放学路

薰独自一人撑着伞,走在这场突如其来的太阳雨中。

有谁从后面追了上来,超过了薰继续向前跑去。

原来是已经淋成落汤鸡的真嗣。

真嗣发现了薰,停了下来。

薰嫣然一笑,抬了抬雨伞示意真嗣进来。

真嗣:“……”

薰又抬了下雨伞。

真嗣虽然有些犹豫,还是进入了薰的伞下。

薰:“接下来打算去NERV吗?”

真嗣:“嗯……”

薰:“那么就一起走吧。”

两人行走在同一把伞下。


○丽的房间

丽擦拭着被淋湿的身体,突然她像是察觉到什么似的,朝窗外望去。

第3新东京市的上空架起了一座鲜艳的彩虹之桥。

丽:“……”

(译注:“……”)


○NERV总部·第3试验场

明日香走了进来,准备走上二号机的舷梯。

明日香:“让我们来瞧瞧我的二号机今天也是不是依然巅峰状态。”

律子的声音:“(广播)先等一下。抱歉明日香,你的测试安排在之后进行。”

明日香:“安排在后面……”

律子的声音:“因为第五适格者要进入二号机。”

在上面的休息平台里能够看见穿着作战服的真嗣和薰。

薰:“我还以为被真嗣讨厌了呢。”

真嗣:“为什么……?”

薰:“总觉得你在回避我。”

真嗣:“没有这种事……”

真嗣和薰哧哧的笑声传了过来。

明日香:“……”


○NERV总部·第3试验场·控制室

注视着屏幕的美里、律子和伊吹。

律子:“第五适格者的状态怎么样?”

伊吹:“表现出极高的同步率。遥遥凌驾于明日香自己的最佳纪录之上。”

美里:“那么,按这个样子替补驾驶员就决定是他了咯?”

律子:“根据二号机启动试验的结果,的确有可能变成那样。”


○第一中学·教室(第二天)

真嗣和薰说说笑笑。

数名女生在远处偷偷注视着两人。

女生A:“那个碇,老是像个跟班似的缠着薰大人。”

女生B:“昨天也是打着一把伞回家。”

女生C:“(对着旁边的明日香)呐,惣流,你不觉得薰大人和碇很可疑吗?”

明日香:“什么可疑不可疑的,那两个人已经确认关系了啊。”

女生A:“也就是说,那两个人是……?”

女生B:“诶诶!难以置信!”

谣言伴随着女生之间的嚼舌头逐渐传播了开来。

明日香虽然看起来有些后悔的样子,但也只是吐了吐舌头,继续装作什么也不知道。


○第一中学·走廊(放学后)

剑介叫住准备离开的真嗣。

剑介:“真嗣。”

真嗣:“什么事?”

剑介:“我们打算在我家开一个庆祝冬二出院的派对,你也一起来吧。”

真嗣:“对不起。今天有点事,我和别人有约在先……”

剑介:“这样啊,可真是遗憾。”

真嗣:“那么明天见……”

 

剑介孤独地目送着真嗣匆忙离去的背影。


○旧街道(小田原附近)

15年前被淹没的街道。

海水中林立着大楼的废墟。

真嗣和薰在防波提上望着这一景色。

薰:“和《死城》的舞台布鲁基一样,凄美而又寂寞。”

真嗣:“那是什么?”

薰:“那是关于一个无法忘记故去的妻子,而把自己关在如同死城般家中的男人的故事。那个男人把家里的一间房间称作『回忆圣堂』,并极其珍惜妻子那些饱含两人回忆的遗物。然而,在男人面前出现了一个与妻子长相一模一样的舞女,内心被极度动摇的他感悟出了生死之外的什么东西,最后决意离开死城。”

真嗣:“是吗……”

薰:“呐,我们来游泳吧?”

真嗣:“游泳?在这种地方?”

薰:“嗯。”

真嗣:“可没带泳裤啊。”

薰:“裸泳不就行了,这儿又没其他人。”

真嗣:“可是……”

薰:“都是男人,有啥可害羞的。”

真嗣:“话是这么说没错……”

薰:“走吧。”

说完,薰一边脱下水手服一边向水边走去。

真嗣也迟疑地跟在他身后,解开了纽扣。


○大海

在由大楼与大楼构成的山谷中,薰一丝不挂地缓步走下浅滩。

真嗣默默跟在稍远一些的地方。

在水面粼粼波光的映照下,薰那少年独有的纤细胴体,不禁让真嗣再次看得失了神。

薰没有停在浅滩处,而是不断地朝洋面前进着,真嗣望着游向深水的薰,停下了步伐。


薰:“(回过身)快到我这边来。”

真嗣:“不能再往前了……我不会游泳啊……”

薰:“没关系。我会牢牢抓住你的。”

朝着薰伸出的那正在召唤自己的双手,真嗣深吸一口气,进入了深水处。

然而出人意料的是,薰突然收回了那双手,措手不及的真嗣眼看着即将溺水。

就在真嗣即将沉入水中之时,薰一把将他拉起紧紧抱在怀中。

真嗣也用必要以上的力气紧紧抱住了薰。

薰:“呵,原来你真的不会游泳呢。”

真嗣:“欺负人。明明我这么相信你……”

说到这儿,真嗣开始毫无预兆地哭泣起来,毫无预兆地将泪珠洒落在薰的肩头。


○大楼的废墟·某一间房间(日落后)

夕阳消失在水平线之下,天空被染成了绿色。

薰和真嗣一边各自穿着衣服,一边眺望着这一景色。

薰:“绿色的晚霞……好厉害。”

真嗣:“好美。”

真嗣偷偷窥视着正在扣水手服袖扣的薰,不经意间发现了他手腕上几处触目惊心的伤痕。

薰:“呐,刚才为什么哭了起来?你怕海吗?”

真嗣:“我不知道……我也搞不清自己。我甚至觉得哪怕就这么永远沉没在那片大海里也不错。”

薰:“为什么……?”

真嗣:“你说的没错,我之前的确一直在回避你。和薰你比起来,我大概是一个既无聊又毫不起眼的人吧……每次只要呆在你身边,我就感到自己像是快要疯了一样心乱如麻,然而即使从你身边逃离……留在我心中的也只有无尽的不安……。一想到这份狭隘将会伴随自己一身……我宁愿去死……”

夕阳最后的一丝余晖也已经作别了天空,两人的身影融化在黑暗之中。

真嗣:“已经连脸都看不清了呢……。”

真嗣望着薰所在的方位“薰,我喜欢你……”

“抱歉……”

薰打断了真嗣的话。

“我不喜欢这样。”

真嗣:“——”

薰:“我们各自分开回家吧。我不想再继续伤害你了。”

说罢,薰独自一人离开了废墟。

只留下真嗣孤身孑立于绝望的深渊。


○NERV总部·中央作战司令室·指挥所

进入指挥所的美里和律子。

美里:“发生了什么事?”

青叶:“有可疑人员侵入了大深度地下设施,正在朝中央教条区移动。”

日向:“有ID数据输入。是赤木博士的ID。”

律子:“你说什么!?”

美里:“难道说……”

青叶:“P模块的监视摄像头捕捉到了目标的可视影像。”

主屏幕上显示出了大深度地下设施的影像。

薰正在其中行走着。

律子:“(对着麦克风)你在那里做什么?你没有进入那里的权限!”

画面中的薰露出了难过的表情。

薰:“对不起……”

话音刚落,画面失去了信号,剩下的只有噪音。

伊吹:“大深度地下设施内确认AT力场的产生!”

美里:“使徒!”

律子:“怎么可能!”


○NERV总部·大深度地下设施一角

薰的身体被包裹在一阵炫目的光辉之中。

而当这阵光芒褪去,薰的外貌变成了拥有核心的使徒。

薰:“这就是……我原来的面貌吗……?”

就在这时,一束激光向薰射来,可是被AT力场轻易地弹开了。


○NERV总部·指挥所

美里:“对付使徒用普通武器起不到任何作用。”

律子:“将二号机的个人数据紧急改写为明日香!”


○NERV总部·大深度地下设施一角

正在进入中央教条区的薰。

用AT力场破坏了防御壁。


○NERV总部·第3机库

插入栓正在插入二号机。


○二号机·插入栓

明日香:“所以我说什么来着。”


○NERV总部·第3机库

进入启动准备的二号机

伊吹的声音:“主电源连接完毕。启动用系统开始运转。”

操作员A的声音:“离启动电压还有0.5、0.2……突破。”

操作员B的声音:“启动系统进入第二阶段。”


○二号机·插入栓

明日香握着手柄准备启动。

操作员C的声音:“驾驶员准备进行连接。”

操作员A的声音:“神经连接插入,开始连接。”

插入栓内壁不断变换着图案,突然这些图案开始紊乱。

明日香:“——!?”

操作员B的声音:“脉冲混乱!”


○NERV总部·第3机库

二号机的启动音迅速消失。


○NERV总部·指挥所

伊吹:“驾驶员的谐波值没有达到启动最低值!”

美里:“……”


○二号机·插入栓

明日香低着头,肩膀颤抖着。

插入栓内的照明无情地熄灭。


○NERV总部·指挥所

碇和冬月乘着升降装置来到指挥所。

冬月:“被使徒入侵进来了吗?”

律子:“十分抱歉,全部责任由我来承担……”

碇:“赤木博士,这实在是太失态了。现在起解除你在NERV的一切职务。”

一瞬,律子简直难以相信自己的耳朵。

碇:“请立刻离开指挥所。(对着所有人)接下来由我直接进行指挥。葛城3佐,让初号机驾驶员立即做好准备。”

美里:“是。”

碇:“启动α-EVA。”

伊吹:“了解。”

工作人员紧张忙碌在中央作战司令室内,所有人连看都没看律子一眼。

碇:“你在做些什么赤木博士?这里除了相关人员以外禁止进入。”

律子转过身,离开了指挥所。


○NERV总部·机库

α-EVA启动时的描写。

搭载了傀儡插入栓。


○NERV总部·医务室

手里拿着内线电话的真嗣,神情惊讶。

真嗣:“(断断续续)薰……是使徒……!?”

美里的声音:“喂,喂,真嗣你听到了吗?”

真嗣:“(吼叫)骗人!这绝对是在骗人!!”


○NERV总部·中央教条

下降中的薰。

那里的形状就像是一棵颠倒的巨树。

薰在一扇门前够受到了某种气息。


○NERV总部·中央教条·某房间

薰走了进来。

室内散落着破碎的试管和烧杯。

这是一处遭到破坏、遗弃的设施。

墙壁上有着人类补完委员会的标志:七眼面具。

烧杯折射出一道彩虹。

丽:“——谁?”

丽从阴影中走出。

薰:“是你啊……。为什么在这种地方?”

丽:“这里是我出生的地方。”

薰:“是吗。握手的时候就在想,你果然不是李林。”

丽:“李林?”

薰:“也就是人类。”

丽:“而你是使徒。”

薰:“使徒!?(发出了嘲笑一般的笑声)我才不是什么神的使者。”

丽:“你什么时候开始发觉自己不是李林?”

薰:“大概是我十岁的时候吧。不过直到来到这座城市,我才第一次明白了自己的宿命是什么。我所追寻的东西就是这个。”

薰指着七眼面具的标志。

薰:“实物就在这附近吧。能否为我带路?”

丽:“不行,那样会引发第三次冲击的。”

薰:“(有些难以置信)会引发第二次冲击那样的大惨事?”

丽:“没错。”

就在这时,传来了一阵巨大的声响。

薰:“EVA追过来了。”

丽:“(听着这声响)既不是初号机也不是二号机。”


○NERV总部·中央教条

使徒和丽从房间跑出。

α-EVA从黑暗中现身。

α-EVA一确认到使徒的存在,就如同发现猎物的野兽一般发动了袭击。

使徒牵着丽的手开始逃跑。

α-EVA横冲直撞,但使徒每次都轻巧地躲开。

简直就像是五条桥上的义经和弁庆。

由于受到α-EVA的撞击一堵墙壁崩塌。

在升腾起的烟雾之后,是一个只有上半身、被钉在十字架上的七眼巨人。


丽:“亚当……”

薰:“亚当!?”

趁着两人分心的这一时机,α-EVA的攻击将使徒和丽逼入了一条死胡同。

α-EVA展露出凶暴的攻击姿态,仿佛要将两人一同啃食一般。

就在这千钧一发的时刻,初号机出现了。

初号机用高振动粒子刀刺穿了α-EVA,将它钉在支柱上。

α-EVA痛苦地停止了活动。


○初号机·插入栓

真嗣通过显示屏确认着丽的安否。

真嗣:“绫波没事吧?”

丽:“我没事。”


○中央教条

不知何时使徒已经来到了一处能够俯视亚当的栏杆旁。

使徒一动不动地注视着亚当。

从扬声器中传来了碇的声音。

碇:“使徒,你为什么不继续前进了?”

薰:“碇司令吗?”

碇:“没错。”

薰:“这里就是你的『回忆圣堂』吧。”


○指挥所

碇:“你为什么不去接触亚当?是在同情、可怜人类吗?”

薰:“是怜恤,对我自己的。因为继续活下去对我来说就是痛苦。”

碇:“你打算选择死亡吗?”


○中央教条

薰:“死是我唯一被授予的自由意志,是我违抗造物主之命的唯一手段。”

碇:“即使这违反了生命的原则?”

薰:“生命总是处于不断的变化之中,并不是什么静止、一成不变的事物。死也不过是生的一部分罢了。”

这时,从初号机那儿传来了真嗣的声音。

真嗣:“薰……”

薰:“真嗣。若是知道会变成这样的结局,那个时候,随你一同沉入海底该有多好。”


○初号机·插入栓

真嗣:“你欺骗了我吗?你接近我,只是为了利用我吗?”

薰:“绝对不是那样。在与你一起共度的这几日里,我发自真心地感到幸福。我的生命只能由你来终结,能够死在你的手里,这将是我最后也是最大的幸福。”

真嗣:“(哽咽)你让我……怎么下得了手!”


○中央教条

薰:“快动手。在我的身体中,有什么东西正在驱使我去接触亚当。估计那是我的本能吧。现在的我就如同那个时候的你,我也搞不清自己了。”


○初号机·插入栓

真嗣:“……”

薰:“快动手!”


○中央教条

突然,薰的身体一闪,随即高高跃起,朝着亚当俯冲过去。

丽:“碇!”


○初号机·插入栓

真嗣:“——!”


○中央教条

初号机伸出手,在距离亚当咫尺之遥的地方抓住了薰。

“噗嗤”

与此同时,丽在一瞬间让人难以察觉地皱了皱眉头。

鲜血从初号机的指间溢出,滴落到LCL之海中。

在片刻的沉默之后,真嗣发出凄厉的悲鸣声,不断回响在这巨大的空间之中。


(Fade Out)

○机库(一段时间之后)

浸泡在冷却液中的初号机。

真嗣神情恍惚地在机库一角的水槽边洗手。

美里走了过来。

美里:“真嗣……”

真嗣:“(头也不回)美里小姐,血腥味怎么洗也洗不掉,薰在我手中死去时的触感也是……”

美里:“真嗣君向往憧憬着他吧。”

真嗣:“他拥有我所欠缺的东西。活下来的应该是他才对。”

美里:“不对。只有具有生存意志的人才应该活下来。”

真嗣一言不发,自顾自地洗着手。


○更衣室

一个人伫立着的明日香。

衣柜的门不知被击打过几次,已经变得破破烂烂凹陷了下去。

明日香:“——”


○过道

从更衣室不断传来明日香重重敲击衣柜的声音。

门外的丽像是感到一阵晕眩,疲惫地依靠在走廊的墙壁上。

最终支撑不住倒在了地上。


○律子的研究室

律子孤身一人似乎在思考着什么。

几个警备部的男子门也不敲就进入了房间。

男子A:“(拿出逮捕令)赤木律子,现在将你逮捕。详细的指控博士自己应该最为清楚,需要我读一遍吗?”

律子:“不用浪费时间了。”

律子被带出房间。


○某处(人类补完委员会)

委员会的成员聚集在一起。

基尔:“就在刚才,剧本上记载的最后一个使徒已经确认被歼灭。从现在开始,一切对人类补完计划的阻碍都被消除了。”

委员A:“然而,有一个新问题逐渐浮出了水面。那就是碇元渡和初号机。”

委员B:“事到如今,NERV已经成了无用之物。”

委员C:“那家伙利用总司令的地位,把NERV变成了他的私有物。”

委员D:“碇企图使初号机成‘神’并占为己有的打算,已经通过迄今为止的各种调查被证实了。”

基尔:“诸位,我以SEELE首长的名义在此正式决议,立即将特务机关NERV解体。”


○NERV总部·总司令办公室

碇和冬月正在进行密谈。


(Fade Out)

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