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日语小说---14岁的母亲(3)

(2011-03-04 09:01:30)
标签:

宋体

14岁的母亲

病院

女房

食事

杂谈

分类: ---日语小说

週刊誌の方達です

社長の1日を密着取材されてます。

よろしくお願いします。

いい息子さんですね~

けいよう

慶洋学園でしょう?

すこいなあ。

女手ひとつでねここまで育てるのは

結構大変だったけどね。

智志朝ご飯作ってあるわよ。

偉いわ~成功したのに

食事の支度なんてね。

つめあか

ウチの女房に爪の垢

もらっちゃおうかな。

当たり前じやないですか

要するに父親がいるかどうかなんかね  

子供の成長には

何の関係もないわけですよ。

両親がそろってても子供

バカやってる家って結構多いじやない?  

むしろね子供が

とんでもないことするのって  

両親そろってる家のほうが

多いんじやないのかな?

じやあ桐野社長は母親として

あのカッコいい息子さんに  

どんな男性に

なってもらいたいですか?

ああそうねえ…。  

ねえ智志。

ママ何て答えたらいいかな?

あんまり大きいこといわれても

困るでしょう?

「総理大臣」っていえば?

え?いいの?

どうせママの思い通りには

なれないから。  

ごちそうさまいってきます。

見どころあるでしょう?

さすが私の息子だって思わない?

ハハハ1

アハハハ…そうですね

未希。

お父さんには黙つといたから。

あら未希ちゃん。  

学校お休み?

あちょっと病院へ。

あの風邪なんです

風邪で病院へ。

あら気をつけてね。

大丈夫よここは

未希が生まれた病院だから。  

行こう。

まとははるこ

一ノ瀬さんどうぞ

失礼いたします。

は~い。

ぶさた

先生ご無沙汰しております。

あら~

あの時の赤ちゃん?

はい。

うわ~見違えたね~  

2200g

未熟児さんだったのにね。

こんにちは…。

うんいいそ

お母さんでかしたね

この子はしっかり魂が入ってる。

時々いるのよ体は育ってても

心が育ってない子。

いいたいこともやりたいことも

なくて悲しくなるの。

でもこの子大丈夫

ありがとうございます。

はい…で今日は?

はい…。

私を診察してください。

私…赤ちゃんが

できたかもしれないんです。

すいませんあの…。

うん分かりましたじゃあ

お母さんは出てもらおうか。

いや…でも…。

一応プライバシーだから。

ね?

はい。

はいどうぞ。

 

どうぞ。

 

どうぞ。

はいここ座ってください。

確かにいるね。  

なか

これがあなたのお腹の中の

赤ちゃん。

 

9週目に入ったところ。

妊娠3か月っていえば

分かるかな?

え?3か月?

そんなはずないです。

あの…私…

そういうことがあったのは

713日です。

1度だけです。

あなたも女なら知っておきなさい。

妊娠の週数っていうのは…

週の数ね。

前の生理があった日を

1日目って数えるの。

だから7月だとしたら

ちょうど計算は合うわけ。

はあ…。

713日か…。  

ちゃんと覚えてるんだね。

はい。

ってことは

好きで結ばれたってことね?  

でもまさか自分が妊娠するとは

思ってもみなかった。

相手にはいった?

今勉強大変だから…。

だからって自分だけが

背負うのはおかしいよね?

赤ちゃんって絶対

1人じやできないんだから。  

それに肉体的に痛い思いをするのは

女性だからこそ  

相手の男性には精神的に

しっかり支えてもらわないと。

「痛い思い」…?

医者として説明しておくね。

妊娠しても

出産を望まない場合は  

人工妊娠中絶手術が受けられます。  

母体に負担をかけないためには

妊娠12週目に入るまでの  

できるだけ早い時期に

手術を受けることが望ましいわ。  

そして手術を受ける際には

胎児の父親の同意書がいります。

先生…。

何?

産んだらダメですか?

14歳で赤ちゃんを産んだら

罪になりますか?

いいえ。

子供を産むことは

何歳であれ罪にはならないわ。  

でも子供を産んだのに

育てられなかったらそれは

罪になるんじやないかしら。

あなたと彼氏に育てられる?  

あまり時間はないけど

お父さんお母さんと

よく話し合いなさい。  

こんなこと親と話すのは

辛いだろうけど  

つら

あなた14歳で

まだ未成年なの。  

だからこの赤ちゃんは

あなただけでなく  

あなたの家族の赤ちゃんでも

あるのよ。

お母さん…。  

お母さん。  

何かいってよ

怒るなら怒っていいから

何かいってよ…。

 

未希…。

どうして…。  

まだこんな…。

未希…。  

どうして…。

 

冗談だよな?  

なそうだろ?  

お父さんを

驚かそうとしてるんだよな?

いいえ。

「いいえ」ってお前どうかしてるぞ  

あり得ないよ。

よりによってお前未希が…。

妊…

妊…?

何だよこれ。

冗談にしちゃお前

手が込み過ぎてるよ。

なあ未希。

暑い…。

もう9月なのにな…ハハ。  

どういうことだ

ごめんごめん…。

ホントのはずがないのにな。

だってまだ未希こんな…

こんな…。

3か月に入ったところで

先生は手術するなら

急がなきゃならないって…。

警察にはもう届けたのか?

警察?

中学生が合意の上で

そんなわけないじゃないか。

違うよお父さん。

ん?ん?

お母さんにも

そう聞かれたけど…

私…無理やりとか

そういうのじゃない。

かわいそうに…。  

そういえっていわれたのか?

クソ…

未希一体誰だ?

どこのどいつだ?相手は?

話して未希…

黙ってるわけにはいかないのよ。

桐野君…。

「君」じやないだろ

フルネームでいいなさい

桐野智志…。

年は?

1つ上…塾で一緒なの。

一緒の塾か。

子供じやないか…。  

よ~し…  

ここに呼びなさい今すぐそいつを。

え?

お父さんがちゃんといってやる

男として責任を取らせてやる

どうして

責任なら私にもある。

かばうのか?その男を。  

14歳の女の子をなこんな目に

遭わせるようなヤツは  

ろくなヤツじやないんだよ

そんなことない。

目を覚ませ…な?

目を覚ませ未希。

そいつがな

お前を大事に思ってるなら  

お前を本当に好きなら

こんなことにはなってないんだ。

そんなことない

私達…好きだからそうなった。

「私達」…?  

「私達」か…?

14歳や15歳でな

人を本気で好きになれるわけ

ないだろう

どうして

そういうふうに決めつけるの

知ってるからだよ

そんなものはただの勘違いだ

錯覚だ まやかしなんだ

やめて

お父さんなんかに

絶対分からない

未希 未希…

ほっとけ

あんなヤツもう娘じゃない

 

俺のどこが悪いんだ?

え?

俺はこれでもなお前らのために

必死で働いてんだぞ。  

出世しか興味のない上司に

文句いわれて

残業手当もつかないのに

休日出勤までして。

そんな俺のどこが悪いんだ?

あなたが悪いなんて

いってないじゃない。

よし出かけるぞ。

どこへ?

向こうの親に会いに行くんだよ

一緒の塾なら家ぐらい分かるだろ。  

俺が聞いてやる。

待って

何だ

未希に黙って行くの?

未希のためにもだよ

いうべきことはいってやるんだ。

こういうことは先手必勝だ

行くぞ

 

ただの勘違いなんだ

まやかしなんだよ 

14歳や15歳で人を本気で

好きになれるわけないだろう

発信音の後に

お名前電話番号と  

錯覚だ

メッセージを録音してください。

もしもし未希です

何度もごめんね。

どうしても

話したいことがあります。

ジミのとこで待ってます。

 

 

いらっしゃい。

いらっしゃ~い。

おう未希。

いらっしゃい。

未希ちゃんおじさまより犬か?

ごめんねおじちゃん

いつもお世話になります。

何だよ…気持悪いなおい。

 

 

1件の

新しいメッセージがあります。

同じ学年の子供から聞いた

ほしがおか町らしい。

何してんだ?早く出せ。

はい。

ありがとうございました。

お疲れさま。

いい取材ができましたよ。

宣伝になることだったら

何でもやるわよ。

ありがとうございます。

お疲れさまありがとうじゃ。

お疲れさまでした。  

お疲れさまでした。

 

はいはい。

編集長。

おうどうした?

取材終わりました。

え一と何の取材だつけ?

自何いってんですか

桐野静香の密着ですよ。

あああの毒舌おばちゃんな。

好きなこというから

結構面白かったですよ。

ふ~ん…。

ああそれより帰ったら

特集班手伝ってくれないか。

例の企画面白えのが

挙がって来ねえんだよ。  

おう頼んだぞあいよお疲れ。  

おいダメだよ こんなんじや。  

もっとこう

えぐい切り口で頼むよな。

世のおっさんおばはんがなこう

好奇心でヨダレたらすような

そういう記事書かなきゃ

ダメだよ時間ねえんだそよし。

 

どう?天才だろ?な?

あのお前のさ放送部のテーマソングに

使っていいよこれ。  

しゃぺ

あの無視すんなよお前喋りだけが

取りえなんだろうがよ。

ただいま…あら?  

休憩中?

だったら食事にしちゃおっか。  

すし

昨日はお寿司だったから

今日はうな重がいいかうん。  

食事してお風呂入って  

そしたらまた

ひと頑張りすればいい。

智志あんた

髪の毛伸びたんじやないの?  

明日切ってらっしゃい。  

いつもの美容院ね

ママ予約しておくからね。  

はい。  

ん~大丈夫よ

そのぐらい息抜きしたって。  

あんたは普段ちゃんと

やるべきことやってんだから。

やってないよ。

え?

智志待ちなさいどこ行くの?

どこでもいいだろ

は…何?その言い方。

俺だっていつも

ママの思い通りじやないよ。

待ちなさい  

智志ママねその辺の

無能な主婦とはわけが違うのよ。

あんたを誰よりも

立派に育てたいんじやないの。

パパを見返すためでしょ。

そのために今まで

汗水たらして働いて来たんでしょね。

俺…

立派な人間なんてなれないよ。  

だって髪を切るかどうかすら

自分で決めたことがないんだ。

やるべきことなんて

何ひとつやってない。

さ…。

 

何だこれ…

いい暮らししゃがって。

押すそ。

覚悟決めろ。

はい。

誰?

あ…あの私達はですね…。

セールスだったら無理よ

無駄なお金は使わないから。

一ノ瀬と申します。  

私どもの娘とそちらの

智志君のことで伺いました。

智志の?

ごめんねお母さん  

心配かけて…  

でも私キリちゃんに

会いたかったの

 

そしてどうしても

彼にいいたかったの  

 

何?話したいことって。

うん…。

 

突然だけど…

私キリちゃんのこと好き。

ホントに突然だね。

キリちゃんは?

いちのせみき

突然だけど…  

私キリちゃんのこと好き。

きりのさとし

ホントに突然だね。

キリちゃんは…?

なんで?

私…

今まで誰にも

好きっていったことなかったの。

っていうか

一生いわないって思ってた。

そんなのは漫画とか

映画の中だけのことだって…。

でも…いいたくなったの  

自分の気持。

だから聞きたくなったの

キリちゃんの気持も…。

たとえ…

嫌いでも。

嫌いじゃない。

それ…嫌いじゃないけど

好きでもないっていう?

それとも

「嫌いじやない」イコール…。

「イコール」のほう。

見んなよ。

一緒だよ気持。

ありがと。

礼はいらないよ。

そっか。

どうしたの?

ん?

何かいつもと違うっていうか…。

うん…。

驚いたらごめんね。

何?

キリちゃんが

私と同じ気持だったら

いおうって決めて来たの。

うん。

私ね…。

赤ちゃんができたの。

キリちゃんの…

赤ちゃんができたの。

しずか

今何ておっしゃいました?

ただひご

こちらの息子さんが

父親だと申し上げました。

ハツ…。

それはあり得ませんよね。

まあ突然来て

何をおっしゃるのかと思えば…。  

お引き取りください。

ちょつと待ってくださいよ  

まともに話も聞かないで。

かなご

お父さん。

何だよ。

あの娘ははっきりといいました。

智志君とその…

お付き合いしてる…。

よしてくださいよ

付き合うも何も智志は

中学3年生ですよ

15歳なんですよ。

娘は14歳です。

14歳で妊娠?  

自由に育ててらっしゃるんですね

へえ~。

誤解のないように先に

申し上げておきますけども  

未希はいわゆる

グレたような子ではこざいません。  

人並みにしつけもしてきました。  

今まで一度も問題を

起こしたことはこざいません。

智志もです。

ウチは父親がおりませんので

人並み以上に厳しく

育ててまいりました。  

智志も人並み以上に

それに応えてくれております。

フフフ…

そんな智志がよりによって

女のコを妊娠させるだなんて

考えられませんよ。  

どうしても智志だと

おっしゃるんであれば

証拠見せてくださいよ。

証拠ってねえ…

うそ

私達が嘘をついているとでも

おっしゃるんですか?

いいえこういうことっていうのは

本当のことを…  

ねいいづらいもんじやないですか

まして14歳ですよ。

お嬢さんはたまたま

塾で知ってる智志の名前を  

口にされただけ

じゃないんですか。

娘がねデマカセいってるって

おっしゃるんですか?

いやいや

悪く取らないでくださいよ。

何か事情があるんじやないですか

と申し上げてるんです。

例えば本当の父親は

人にはいえないような相手だとか。  

あるいは愛情がないのに  

そういう相手と

過ちを犯してしまったとか。

帰…帰ろう

何いってんのあんた

話になんないよ。

フフフ…。

失礼いたしました帰るぞ。

待って。

あの…

これだけはいわせてください。

娘は嘘やこまかしで

息子さんの名前を出したのでは

ないと思います。  

未希はひとさまを傷つけるような

嘘はつく子ではありません。

失礼します。  

どうしたのよ?  

落ち着けっていったのはあなたよ。

お前には耐えられるのか

あんな自分の息子は無関係で  

ウチの娘はふしだらみたいなこと

いわれてさ

最初は信じられないわよ

私達だってそうだったじゃない。

でも話し合うしかないでしょ

未希はな

ホントにいい子なんだよ。

明るくてかわいくて活発で

おしゃべりでよく笑って

違うか

そうよ未希はいい子よ

誰よりもかわいい子よ。

未希…

お父さんもお母さんも  

妊娠という事実に驚き

ただただ慌てふためいていました  

あなたの将来に傷を

つけないようにしなければ…  

そう焦るばかりで本当には

何も考えていなかったのです  

でも未希…あなたは1

立ち止まって考えていたのね  

自分がしたことの重さを

何か不思議だよね。

そして14歳のあなたに

何ができるかを…

ここにキリちゃんと私の

赤ちゃんがいるなんて…。

うん…。

どうしたらいいと思う?

私…産みたいんだ。  

親には反対されるだろうし

お医者さんにも  

「ちゃんと育てられないなら

産むべきじゃない」っていわれたし。  

そうするしかないのも

分かってるけど…。

でも…そんなに簡単に

分かつちゃっていいのかなって。

おれ

俺…

ごめん…

いきなり過ぎて分かんないよ。

だよね…。

ただ…すごく大きなことだよね

それは分かる。

うん。

ちょっと考えていいかな。

真剣に。  

明日…ここで返事するから。

分かった待ってる。

未希  

おはよう。

おはよう。

あ…今日学校休みなさい。

一緒に病院行こう。

病院って…。

先生から聞いたでしょ?  

未希の体に負担をかけないためにも

一日も早く…  

手術したほうがいいの。

待ってでも…。

心配するな手術の同意書なら

お父さんが書いた。

そういうことじやなくて

私…まだ決めてない。

何を?

手術するかどうか。

手術しないでどうするんだ?  

迷っていたら

産むしかなくなるんだぞ。

うん。

「うん」って何いってるんだ

ど…どうやって育てるんだ?  

お父さんがいない子に

なっちゃうんだぞ。

彼がちゃんと

面倒を見るっていったら?

彼…?あのな未希。

けんた

みんな何してるの?

健太ちょ…下行つとけ。  

いいか?あっちの親はな

お父さん達がいっても  

付き合いすら

認めようとしなかったんだぞ。  

面倒見るわけないじゃないか。

お母さんが

どういう人かは知らないけど

彼は逃げるような人じやないよ。

未希お母さんも女だから

気持は分かるよ。

分かるけど…

子供を育てるって

一生のことなの。

産んでしまってイヤになっても

元に戻せないのよ。

そんなこと分かってる。

ホントに分かってる?

お互いまだ中学生なのよ

学校どうするの?

仕事してお給料もらえんの?

ミルクやおむつ買えるの?

こういういい方したくないけども

とにかく早く手術受けなさい。  

それで手術が終わったら  

今回の失敗は

きれいさつばり忘れなさい。

そうすれば…まだ若い。

きっとやり直せる

うん…きっときっとだ。

考えていいかな真剣に  

明日…ここで返事するから

一日だけ待って。

今日…

放送部のCD学校に

持って行かなきゃいけないから。

だから…一日だけ待って。

だったらお母さんが届けてあげるね。

遠藤先生にもごあいさつ

しておかないといけないから。

いい自分で持ってく

自分がやったことだから

ね?

いいでしょ?ね?

よし分かった。

でも明日は必ず病院に行くんだぞ。

いってらっしゃい

いってきます

ん?いってらっしゃい

待ってよお姉ちゃん。  

一体何なんだよ?  

みんな感じ悪いよ。  

コソコソコソコソ…

俺だけ仲間外れにしてさ。

別に仲間外れに

してるわけじやないよ。

嘘つけ何か隠してるくせに

なあ何があったんだよ?  

いえないような

悪いことをしたんだろ?  

だったら警察に自首しろよな

何だよ文句あんのかよ?

健太おねえちゃん

悪いことは…

してない。

おねえちゃん

そう思っていいよね?

おい訳分かんねえよ

だったら何なんだよ

私…産みたいんだ

ママ会社行くけど風邪どう?

お医者さん行く?

いい。

昨夜一ノ瀬未希とかっていう

女のコの親が来たの。  

あんたと塾が一緒なんだって?  

ママもう開いた口が

ふさがんなかった。

その女のコが妊娠してその相手が

あんただっていうのよ。  

そんなこと

あり得ないじゃないねえ。  

だからねママいってやったの。

「ウチの智志はそんな

バカげたことはしません」って。  

「どうしてもっておっしゃるなら

証拠見してください」って。

そしたら…。

しつぼ巻いて帰って行つちゃった

アハハ…。

証拠なんかあり得ないもんねえ。

どうかしてるわねえ

ママがちょっと

目立つ商売してるからって

あわよくば慰謝料でも取ろうと

思ったのかしら。

中学生で妊娠する娘が娘なら

親も親よね。

フンバカみたい

ママ行ってくるわね。

くぼためぐみ

未希

おはよう。

おはよ。

昨日のアレ見た?

え?

『たりらり』だよ学園もので

超面白かったんだよ  

ね?

ねえ。

ながさき

あ…ごめん見てない。

未希。

やまざきこうよう

大丈夫ですか?

智志君の風邪は。

ん?ああ…少し長引くかもね。

社長先日の週刊誌のゲラです

今日中にチェックをお願いします。

はあ…。  

「息子の成長が生きがい」か…。

Hellogirls  

皆さんお弁当食べてますか?

おいしいですか?  

金曜日のお昼の放送です。

今日私は理科の授業で

冥王星のことを習いました。  

皆さん知ってました?  

あれって突然惑星失格に

されちゃったんですね。

しゆはらみつえ

あら今日は珍しく

中学生らしい話題じやないですか。

なかたにえいぞうまじめ

あまり真面目も

つまりませんよ。

冥王星を惑星にしちゃうと  

他のも惑星にしなきゃなんなくて  

キリがないから

というのが理由らしいです。

でもそんなの変ですよね?

冥王星を失格にするんじやなくて

他のも惑星にしちゃえばいいのに。

別に数限りなく惑星があったって

困ることないじやないですか。

だって冥王星も他の星達も

そんなこと全然関係なく

ず~っとそこにあるんだから。

ってことで今日のナンバーは

夜空にピッタリのこの曲です。

はらぐちかずあき

どうかされましたか?

遠藤先生。

ちょっと

一ノ瀬らしくないなと思って。

そうかな?

元気な声出してたじゃない。  

まあ元気じゃなきゃ

彼女じやないけどさ。

さっきね授業でも

ちょっと顔つき違ったのよね。

あれ?もう一切生徒のことで

悩まないんじやなかったの?

別に悩んでなんかいません。

面倒くさいことはやだなって

思ってるだけ。

次『ltstoolate』で

いいんだよね?

Youarehidingthetruth』に変えた。

未希冷たいよ

やっぱり何か隠してる。

めぐ…。

けいぺつ

軽蔑…した?

ううん友達だもん。  

でも…正直信じられない。

でもホントなんだめぐ…。

まさかこんなことになるなんて

思ってなかったけど…

そんな言い訳は

通用しないことなんだ。

未希。

本当に産みたいって思ってんの?  

私友達としていう

やめたほうがいいよ。

親のいうことって

大体間違ってるけど

今回だけは正しいよ。

早くおろして

なしにしたほうがいい。

そんな罪の意識

感じることないよ。

だって犯罪じやないんだもん

認められてることなんだから。  

それにさ相手のコだって

産んでいいっていうわけないよ。

そうかな…。

当たり前じやん

学校退学だよ?

一生終わりなんだよ?  

男なんて勝手だから

未希のことうざがるよ  

うっとうしいって

いわれるだけだよ

決めつけないでよ。

キリちゃんのこと

何も知らないくせに。

私は未希が傷つくと思って。

傷ついてもいいの。

それでも私は…  

信じたいの。

何よ自分だけ大人ぶって…。

つまりあなたの記事を

差し止めうってことですか?

ええ。

いやそんなこと無理ですよ。  

いなはしんや

ゲラまで仕上がってんすよ

あのあんまり

マスコミに出る機会が多いと  

本業で

信用を失ってしまいますので…。

それはおかしいな

だってあなた  

「会社の宣伝になるから」って

このインタビユー引き受けたんですよ。

編集長さん。

何ですか社長さん。

じやあホントのこと申し上げますね。

実は息子から泣きつかれたんです。  

しゃぺ

私があんまりウチのことを喋ると

学校で冷やかされてしまうって。

今さら何いってんですか。  

社長さんよくおっしゃってるじや

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