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日语小说---东京爱情故事(1)

(2011-03-03 09:42:56)
标签:

永尾完治

三上

宋体

东京爱情故事

俺の名前

杂谈

分类: ---日语小说

完治:もしもし、永尾です。永尾完治です。はい、あ、今、羽田つきました。はい?あ、向かいの方が

 

、あ、済みません。あのう、空港到着出口に女性、はい、紺のジャケット、はい。到着出口だろう。紺

 

のジャケット。

リカ:完治!永尾完治!完治!

完治:はい。

リカ:永尾完治!

完治:あの、ここです。

リカ:完治(かんち)君?

完治:あ、いいえ、永尾完治(かんじ)です。

リカ:いるだら早く言ってよ。事業部の赤名りかです。荷物これだけ?

完治:はい。

リカ:倉庫へ行って商品の積み込みしなくちゃいけないの。付き合って。

完治:はいっ? 

管理員:はい、以上です。お疲れ様。

完治:お疲れ様でした。

?

完治:あのう、終わりました。

リカ:ありがとう。行こうか。

完治:はい。

リカ:どうした?元気ないなあ、声に。

完治:そうですか。

リカ:八月三十一日の小学生みたい。なんか東京にいやなことでもあるの?

完治:それはやっぱ不安ですよ。愛媛から一人出てきて東京で何かあるか分からないし。

りか:そんなの何があるか分からないから元気出るんじゃない。

完治:そう簡単ですか。

リカ:大丈夫。笑って、笑って。今この時のために今までのいろんな事があったんだって。そんなふう

 

に思えるように。だからね、バッチつけて。

完治:バッチ?

リカ:その日その日の思い出をぴかぴかのバッチにして胸に貼って歩いていくの、ね。

完治:はい。

リカ:元気!

完治:あ、もうなんか一学期の終業式の小学生みたい。

リカ:うん、行こう。

完治:はい。

?

里美:日溜りの長い、長い廊下の突き当たに使ってない教室があったの。そこが私たちの内証の溜まり

 

場。

トキ子:ええ?

里美:そんななんだけど弟みたいな三上君と子供なんだけどお兄さんみたいな永尾君、それから私。い

 

つも三人一緒だった。

トキ子:どっちが好きだったの?

里美:二人が仲よく話してるとこ見てるのが好きだった。

トキ子:ううん。

里美:三人で学校をさぼって海見に行ったこともあった。永尾君は海はいいよなって本当に感動してる

 

の。でも、三上君は防波堤に腰掛けて、ずっと俯向きっぱなし。私、三上君の踵踏んだ足下見ながら思

 

った。ずっとこのままでいたいなって。

トキ子:五年振りに会うんだ、二人と。

里美:永尾君とはあんしんしたいかなあ。

トキ子:三上とは会いたくない?

里美:うん、会いたい。

 

部長:今日からうちの営業部に入りました永尾です。事業部長の和田です。

完治:永尾完治です。よろしくお願いします。

和田:あ、頑張ってください。

完治:はい。

部長:赤名!

リカ:はい。

部長:お前春のキャンペーンの担当だったよな。

リカ:はい。

部長:うちの新戦力に事業の仕事をおおまか教えてやってくれないかな。

リカ:はい、分かりました。

部長:じゃ、頼むんだぞ。

完治:はい。

リカ:よろしくね、完治。

完治:あの、かんち?俺の名前はかんちじゃなくて、かんじなんですけど。

リカ:でも、私の小学校の同級生にね。山村完治君という子がいたんだけど、その子皆からかんちって

 

呼ばれたよ。

?

リカ:いただきます。

完治:いただきます。

リカ:ねえ。

完治:うん?

リカ:もてるでしょう?

完治:何急に?全然もてない。

リカ:なんで?

完治:いや、なんでって、暗い青春引きずっちゃって。

リカ:なんの?

完治:うん、ずっと好きな子いたんだけどさ、なんか結局言い出せずじまい。

リカ:大学?

完治:いや、うーん高校。ああ、もういいじゃん、こんな話。

リカ:だめ、聞きたい。その子とはどうなったの?

完治:いや、どうも******あの、一応今度会うんだけどさ。あの、こっちで同窓会あって。

リカ:ここにあの片思いしてた子も来るんだ。

完治:そう。五年振り。

リカ:そうか。せんしゅんの1ページと再開するんだ。うまく行くといいね、その子と。

?

完治:知り合いだったのか?

三上:さき引っ掛けた。

完治:ひっか******

三上:うん。

リカ:引っ掛けたんじゃなくて、引繰り返したんでしょう。

三上:そっちは?

完治:えっ?

リカ:ふふん、完治の彼女。

完治:違うだろう。

三上:あ、そう。えー

リカ:何を。

完治:え、違う、違う。いや、違うって。

三上:ああ、行こうぜ。

完治:えっ、あ、二次会の店に決まってんだよ。

三上:構わねよ。あんな連中。今日はお前と飲むに来たんだよ。

完治:え、じゃ。

リカ:行こう。

里美:うん。

?

完治:ああ、またお前のせいで友達なくしたよ。

三上:そう言えば、お前高校の時からそうだったよな。

完治:お前が泣かした女の子一人一人慰めて廻ったとか。

リカ:ああ、玉葱とハンカチみたいな関係だったんだね、二人は。

完治:あのな。

里美:でもね。永尾君が慰めた女の子はその後皆永尾君のこと好きになったんだよ。

完治:うそ。俺そんないい目あった覚えなんかないよ。

三上:いや、それはお前が鈍感だから。

皆:ははは。

里美:でも、なんか嬉しい。

完治:ええ、何が?

里美:ちょっと不安だったんだ。もう五年も会っていなかったし、二人と会っても昔みたいに話せない

 

んじゃないかと思った。

完治:あ、それは俺もそう。関口がさ、腰にスカーフなんかまいて来たらどうしようかと。

里美:似合わないって、ねえ、覚えてる?三人で学校さぼって海見に行った時の事。

三上:ええ?ああ、ちょっとごめん。

?

三上:よう!驚いた?

尚子:何を。

三上:いや、随分変わるんだな、昼と夜じゃ。大学で見た時はただの優等生のお嬢さんかと思ってたよ

 

?

リカ:どうしたの?

里美:うん?

完治:うん?

里美:何?

リカ:焼いてるみたい。

里美:三上君に?まさか。昔からそうだもんね。

完治:うん。皆よく一致さ。三上の人生にベッド心はあっても、ラブ心はないって。

里美:そう。大体なんで私が三上君のことで。

リカ:あ、で、私の見間違いだ。

里美:あ、そうだ。永尾君、ピンポン。

完治:ええ?

里美:先の。

完治:あ、あ、いないんだ、彼氏。

里美:永尾君ってね。何時も私の寂しいのとか、悲しいのとかそんな気持ちをひゅいってすくいあげて

 

くれてたの。本当、三上君とは全然正反対。

?

尚子の友達:ごめん免ね、また。

尚子:ほかの店行こう。

三上:それじゃね。バイバイ。

?

三上:ごめん、ごめん。大学の研究所で一緒なんだ、今。高校の時と一緒だな。俺が女の子誘ったりし

 

てるとなんか背中に冷たい視線感じてさ、なんだろうって振り向くと、何時も関口が蔑むような目で見

 

てた。相変わらずだな。関口の潔癖症は不治の病かもな。

完治:三上!

里美:私、帰るね。

三上:あ、いい、いい。俺が出るよ。ここは永尾の奢りね。

完治:えっ?

三上:それじゃ。バイバイ。

リカ:バイバイ。

完治:あ、ちょっと、おい!ちょっと待ってよ。あ、あの、すぐ戻って来るから。三上!

リカ:彼のこと嫌いなの?

里美:嫌いっていうんじゃないけど。三上君といると苛苛するの。

リカ:でも、いいよね。こうやってさ、同級生って今でも会ったりできるのって。

里美:そう言うのないの?

リカ:私の友達ね、皆海の向こうなのよ。

里美:海外に住んでたんだ。

リカ:うん。

里美:私なんかどっちかというと、そういうほうが羨ましいけどな。

リカ:ねえ、電話番号教えて。

里美:うん。3346******

リカ:6、サンキュー。

完治:あ、帰った。

完治:何?

リカ:何?

完治:何って。呼んだから。

リカ:手首の邉婴颏筏郡韦省¥ⅰ⑹驻芜動もしたのかね。

完治:そうだ。昨日のあれ、関口の電話番号だってじゃないか。

リカ:そうだよ。掛けたの?

完治:かけたのって。掛けたの知らなかったから。

リカ:どうだった?

完治:どうだったって。

リカ:どうしたの?

完治:いや、どうしたって。夜待ち合わせしたけど******

リカ:やったじゃん。どこ、どこ?

完治:教えない。

リカ:なんで?ピパパ、もしもし。

完治:ビービービ

リカ:誰と話中なのよ。

完治:教えたら冷やかしに来るんだろう。

リカ:それは行くよ。

完治:だから。

リカ:じゃさ、じゃさ。顔に書いてあげるよ。僕は君が好きだ。

完治:やめろよ。

三上:まだ怒ってるのか?

里美:何?

三上:動くなよ。はい。

里美:ああ。

三上:変わってないな。卒業アルバムのままだ。

里美:どうしたの?

三上:ええ?

里美:急に誘ったりして。

三上:何か問題ある?

里美:だって、今までこんな事なかったじゃない。五年も前からお互い東京にいて。

三上:忘れたからな。忘れたはずだったのかな。

里美:ごめん、三上君急に来ちゃって。

完治:ああ、いや、いいよ。

三上:悪いな。

リカ:あっ。

部長:赤名、どうした?

リカ:運搬中のトラックが首都高で事故。

部長:運搬中?今日の発表会のか?

リカ:あの、ラケットはさらに在庫があるんですけど、ウエアが全く。

部長:で、事業部には誰もいないか?

リカ:全員会場式になんです。倉庫のほうにサンプルが幾つかあるはずなんですけど。

部長:分かった。うちの連中に連絡取って見る。

リカ:はい。

部長:テニスの発表は何時か?

リカ:九時です。

部長:うん。どうした。

リカ:あっ。

部長:早く行け。

リカ:はい。

里美:はは。

完治:下手くそ。

里美:じゃ、永尾君やってみて。

完治:え、いいよ。俺はバッターみたいびょんびょん飛んじゃうよ。

里美:12345、あ、凄い。

完治:へへへ。

里美:今度は三上君。

三上:え、俺はいいよ。永尾に花持たしてやるよ。

完治:そんなとげのある花いらねえよ。

里美:三上君。

三上:え?しょうがねえな。その代わり、俺が勝ったら、関口は俺のもんだ。

完治:えっ?

三上:勝っちゃったよ。

完治:ああ、御免。ちょっ、ちょっ、ちょっと。もしもし、あの、永尾ですけど。

リカ:完治!

完治:あ、あの、何かあったんですか。

リカ:今どこにいるの。

完治:ちょっと会社のほうがドライブちゃってさ。わるいけど、ここで。

里美:行っちゃうの?

完治:御免。あと二人でさ。

三上:時間かかるのか?

完治:さあ。

三上:昨日の店にいるよ。仕事が終わったら来いよ。そのほうが関口にもさ。

完治:いいの?

里美:待ってるから。

完治:じゃ、悪いけど。

三上:おう。

?

三上:永尾がいなくなった途端、黙り込むんだな。高校の頃からそうだった。

里美:怖かったのかな、三上君と二人きりになるのが。

三上:俺のこと、そんなに嫌いだったのか。永尾によろしくな。

里美:帰るの?嫌いなんか、嫌いなんかなれたら、どんなに楽だったろう。五年前、東京に出て来る時

 

、駅までの桜並木を歩きながら思ったの。胸の奥んとこにしがみついて思いで全部ここにおいて行こう

 

って、あんなやつの事なんか全部忘れちゃえって。

?

里美:もう皆星みたいに変わらない距離でいられたらいいのにな。

完治:ああ、いた、いた、いた。

里美:三上君?

三上:俺ずっと関口にきらがってるばかりおもってた。一番ずるいのは関口お前じゃないか。

里美:だって、三上君あの頃は******

?

里美:私のことなんか好きじゃないくせに。

三上:俺はな******

里美:聞けないよ、聞けないよ。三上君には私が似合わないで。

?

リカ:私ね、完治が三上君たちと互いそうに話してるのを見てて、羨ましかった。私小さい時から転校

 

ばっかりしてたし、十代の頃はずっと海外にいたから、昔からの友達っていないんだ。仲良くしてた友

 

達たちも今はどこで、どうしてることか。でも、寂しいわけじゃなくて、例えば、寂しいことがあって

 

も、眠れない夜があってもさ、そんな時はこうやって星空を見上げる。きっと世界中にもこうしてる人

 

が一杯でさ。皆それぞれ一人きり行ったり来たりしてるんだけど。でも、見上げた星空は一つなんだ。

?

完治:じゃ、また明日。

リカ:もう今日だよ。

完治:あ、そうか。

リカ:そう。

完治:じゃ、また後で。

リカ:寝坊しないように。

完治:目覚しかけて。

リカ:パジャマも着て。

完治:歯磨いて。

リカ:毛布に包まれて。

完治:いい夢見て。

リカ:完治の夢でも見ようかな。

完治:じゃ、俺も。

リカ:じゃ。

完治:じゃ。

リカ:バイバイ。

完治:バイバイ。

リカ:お休み。

完治:お休み。寝坊するなよ。

リカ:それ先言った。

完治:あ、そうか。いい夢見て。

リカ:それも。

完治:そうか。

リカ:なんかこれじゃ、何時まで立っても帰れないね。

完治:はあ。そんな夜もあるよ。

リカ:うーん。じゃさ、こうしょう。せえので一緒に後向くの。

完治:OK.

二人:せえの。

完治:ずるっちいな。

リカ:完治。

完治:何?

リカ:完治。

完治:なんだよ。

リカ:完治。

完治:だから何?

リカ:完治。好き!言っちゃった。悔しいな。

完治:な、何言ってるんだっけ。

リカ:お休み。

完治:ちょっと待ってよ。

?

完治:はい。

リカ:はい。

完治:あ、只今留守にしております。あの、ご用の方はポストに伝言。

リカ:速達でう。判子ください。お邪魔します。

完治:ね、ここ誰に******

三上:よう!

?

三上:見たんだってな。

完治:なにを?喋ったのか。

リカ:何もないねここの家。

三上:何も言い訳考えてないんだよ。何から話せばいいんだ。

リカ:ね、グラスどこ?

三上:おう、そんなに不思議なことかよ。何時もの事だろう。俺らしいと思うだろう。

完治:相手が違う。何時もとは違う関口なんだ。あいつはお前の寂しさを癒す為の玩具なんかじゃない

 

。好きでもないのにそんな簡単に******

三上:俺はあいつが好きだ。あいつにそばにいてほしい。世界中たった一人あいつだけを愛してるんだ

 

。なんて言い訳だと納得できるか、な。あいつキスしたら震えてたよ。俺のことよっぽど嫌いなんだな

 

。あれっ、あいつキスしたの初めてだったじゃなかったな。お前まだ手出してないだろう、な。

リカ:お待たせ。お湯わりでいいよね。熱い、ふー。完治?

完治:つまみ買ってくる。

リカ:三上君も飲めば。暖まるよ。

三上:あいつ本気で関口のこと好きなんだな。

リカ:あいつだけじゃないでしょう。本気なんでしょう、三上君も。

三上:永尾とはさ半ズボンはいた頃からの付き合いなんだよ。

リカ:みか、三上君、うそできない。

三上:小学校、中学校、高校、信じられる友達はずっとあいつだけだったよ。なのに俺、あいつが関口

 

のこと好きだって知っててキスした。

リカ:それってそんないけないこと?三上君がキスしたのは完治が好きな里美ちゃんじゃないでしょう

 

。三上君が好きな里美ちゃんなんでしょう。

三上:まさか。永尾に聞いてんだろう、俺は遊びでしか女と付き合わねえ男なんだよ。

リカ:うそ。うそついて、わざと完治怒らせて彼女譲ろうとしてる。

三上:考えすぎだよ。

リカ:あ、そう。

三上:永尾のこと好きなのか?

リカ:うん、好き。

三上:そうか。でも、あいつは関口のことが******

リカ:だから?

三上:そうか。関係ないんだ、な。そんなことは、な。

?

リカ:お帰り。

完治:あれ、あいつは?

リカ:帰った。

完治:うん。なんか言ってた。

リカ:ううん。

完治:そう。

リカ:よかったね、疑い晴れて。

完治:ええ。

リカ:完治は置いてきぼりされたわけじゃなかったんでしょう、三上君と里美ちゃんに。

完治:どういう意味だよ。

リカ:もうこれで完治は里美ちゃんのことで一杯なんだね。空き部屋なんてこれっぽっちもないんだね

 

。でも、私白旗あげるつもりないから。帰る。

完治:あ、送るよ、駅に。

リカ:いい。

完治:いや、けど。

リカ:いいの。で、明日どうしてる。

完治:ああ、明日ちょっと。

リカ:そうか。じゃ、これあげる。

完治:何これ?

リカ:里美ちゃんと行ってきなよ。じゃね。お休み!

完治:あ、ちょっと、おい!

?

里美:永尾君好き******

完治:えっ?!

里美:あ、ああ、先薬入れなかった?

完治:ああ、びっくりした。

里美:いやだ。そんな急に好きなんて言わないよ。三上君じゃないだから。

完治:言われたの?

里美:あ、違う、違うの。三上君が皆にそういうふうに言ってるって意味。

完治:ああ。でもさ、あの、あいつがいろんな女の子と遊びまわってるのを俺はなんか認めないって言

 

うか。あいつはあいつでさ******

里美:分かってる、分かってるよ。でも私は三上君みたいな付き合い方できないだろうなと思う。

完治:俺もかな。

里美:私たちって、似てるかも。

完治:さあ、似てるもん同士付き合うか。いや、そうじゃなくて、あの、じゃなくて、そうじゃないこ

 

ともなくて******俺と付き合ってくれないか?あ、いや、あの、急に何話してるんだろう。

里美:ありがとう。

完治:えっ?

里美:嬉しい。

完治:じゃあ******簡単じゃないもんな。

里美:簡単じゃないから宿題にさせて。

?

完治:これサンキュー。お礼にさ、何でも奢るよ。

リカ:ほっといて。

完治:ええ?

リカ:私のことよりさ、里美ちゃんのことでも考えてればいいでしょう。

完治:そう言うわけにはいかないよ。君には酷いこと言っちゃったわけだしさ。

リカ:気にしてくれてるの?

完治:やあ、そんなしてるさ、当たり前だろう。

リカ:胸がチクチク痛んだ?

完治:痛んだぞ、それは******

リカ:恋心。

完治:良心。

リカ:好きなんだ、私のこと。

完治:ああ?

リカ:それならそうと早く言えばいいのに。何奢ってくれるの?

完治:俺はさ******

リカ:何でもいい?

完治:はい、何でもどうぞ。

リカ:うんーとね。キャビアでも?

完治:キャ、キャビアでも。

リカ:ホワグラでも?

完治:ホワグラでも。

リカ:じゃさじゃさ。あったかいおでん食べたい。がんもにはんぺん。

完治:はあ、いいよ。

リカ:あ、あ、でも、これ終わらないと。七時過ぎるかもしれない。

完治:あ、いい、待ってるから。俺先に行ってるからさ。あのう、七時にマックスロード。

リカ:あ、はい。

完治:OK!

リカ:うん。

完治:じゃ。

リカ:うん。あ、遅れるかもしれないよ。

完治:え?あ、いい、いい。待ってるよ。待って待って銅像になってまで。じゃね。

?

ウエイト:いらっしゃいませ。

リカ:コーヒーください。

ウエイト:はい。

リカ:済みません。今何時ですか?

ウエイト:七時三十分です。

リカ:はあ、帰っちゃったかな。

?

里美:ふん、昨夜な、私ずっと永尾君のこと考えてたんだ。

完治:へえ?

里美:いろいろ思い出しちゃった。高校の頃、私皆から苛められたことがあったじゃない、家のことで

 

完治:ああ。

里美:私の家がラブホテル経営してるってこと、クラスの皆に知られて、学校に来たら机の上に嫌らし

 

いなんか刻んでて、私泣きながらかえって。でも、次の日行ったら、ちゃんと消してあって。永尾君、

 

私恥ずかしくて、お礼も言えなかったんだけど、あれ、すごく嬉しかったよ。

完治:ああ、それ、俺じゃないよ。

里美:え?

完治:三上だよ。あいつが放課後、一人で残って、ずっと消してたんだ。うん、関口?どうしたの?

里美:どうしたの?あ、そうだ。返事しなくちゃね。こんな私でよかったら******

完治:出よう。

里美:永尾君。

完治:はあ、俺寄るところあるから、ここで。

里美:どうして?

完治:取り消すよ。

里美:ええ?

完治:付き合ってくれとか言ったあれ。

里美:どうして?

完治:やっぱいいよ。友達のままでいよう。このままでいよう。

里美:永尾君。

完治:それが最高。それ一番いいよ。やすもんだから捨てていいよ。

?

リカ:完治。よかった。仕事なんて来るの遅れちゃったからさ。完治もう帰っちゃったのかと思った。

完治:ずっと待ってたの?

リカ:結構待ったと思う。私ほら、時計持ってないからさ。時間分からないし。今何時頃?うーん、も

 

うこんな時間。よかった、銅像にならなくて。私が銅像になったらさ、皆待ち合わせに付き合ってくれ

 

るかな。忠犬リカだって。はは、帰っちゃおうかなと思ったんだけど。完治奢ってくれるなんて一生に

 

何度あるか分からないしさ。それ逃げしたら、夜枕元に勿体ないお化け出るかもしれないなんてさ。

完治:とにかくどこか店入ろう。

リカ:もうだめ。ここまで。電池切れちゃったみたい。こんなにそばにいるのにね、こんなに遠く見え

 

る。なんでかん。来てくれてありがとう。嬉しい、本当だよ。じーんときた。あんなのはなんでかな。

 

一緒にいたいのはなんでかな。

?

リカ:そうか。そんなこと言ったんだ、完治。

里美:それっきりそのまま何も言わないで帰っちゃったから。それっきり何も手につかなくて。

リカ:そう。

里美:外に好きな子できたのかなあ。

リカ:そんなことないよ。そんなわけないよ。完治いちずだもん。里美ちゃんはさ、里美ちゃんは完治

 

とちゃんと付き合いたいと思ってた?好き?

里美:一緒にいたい。

リカ:好き?

里美:寂しい時、悲しい時一番会いたい。

リカ:好き?

里美:でも、それって好きってことなんでしょう。

リカ:好きは好きよ。あ、完治もうすぐここ来ちゃうよ。会いたくなかったら、今のうち。

里美:ううん、ここで待ち合わせしてるの。先電話で無理言って。

リカ:ああ。

完治:あいつ。

リカ:あ、来た、来た。駄目じゃない、女の子30分待たせちゃ。罰金。

完治:俺、ピザ屋じゃないの。現場立ち会わなくていいわけ?

リカ:完治は?

完治:俺昼休みだもん。ああ、大体なんで二人は?

里美:あ、私が相談にのってもらってたの。

完治:相談?

リカ:さてと、そろそろ二人きりにしてあげようかな。タッチ!似合ってるよ、二人。

?

里美:私永尾君に甘えてたのかな。私がはっきりしないから、それで永尾君なんか誤解******

完治:いいよぞ。

里美:でも******

完治:今まで通り高校の同級生、同郷の友達それでいいよ。

里美:でも、永尾君が先に言ったんだよ。友達以上なろうとしたのは永尾君が******

完治:俺が先じゃないよ。三上。俺見たんだよ。あの夜関口と三上がキスしてるの。三上言ってた、そ

 

の時関口泣いたって、俺のことよっぽど嫌いだったんだなって、そう言ってた。俺もそう思った。

里美:そうだよ。そう、私******

完治:けどさ、泣いたのはさ、その時泣いたのはさ、三上が好きだったからなんだろう。

里美:違うよ。永尾君。

完治:一昨日、あの店で私に見せた涙と同じ涙だったんだろう。

?

里美:はい、関口です。

三上の母:もしもし、三上と申しますが、健一の母です。里美ちゃん覚えてる?

里美:はあ。

三上の母:東京に出てきたんですけど。おり入ってお願いがあるの。時間ある?

?

リカ:や!随分仕事熱心ですね。

完治:俺は昔から仕事熱心です。邪魔だから、向こう行っててくれませんか。

リカ:振られてじゃん。

完治:振られたんじゃない。

リカ:じゃ、振ったの。

完治:そういう問題じゃない。

リカ:ね、私がいるうちに泣いちゃいな。

完治:ああ?

リカ:お土産にして持って帰ると一人になってから辛いよ。

完治:目玉の中に玉葱擦り込まれたって君の前じゃ泣かねよ。

リカ:相談にのってあげるって。

完治:あなたに相談するくらいなら、こっくりさんに相談します。

リカ:何を、人がせかっく慰めようとしてんのに。

完治:あ、そうですか。

リカ:ね、完治さあ、ねえ!おお、働いています、働いています。永尾完治、失恋の痛手を仕事で誤魔

 

化すかのように。働け!働け!働くんだ!振られちまった悲しみを、破れたハートをエネルギーにして

 

働くんだ。あっと、力儘きたのか。完治、ぼうっとしています。頭の中を描きめぐるのは里美ちゃんの

 

顔か。今里美ちゃんの笑顔が走馬燈のよう******

完治:一人にしてくれよ。

リカ:完治、頑張れよ。元気出せよ。そんなんじゃ。

?

三上:関口!

里美:電話しても出ないから。

三上:あ、スイッチ切ってたんだよ。月曜までレポート呈示しないと、また留年でさ。昨夜から徹夜だ

 

よ。

里美:そう。

三上:うん。やあ、しかし、驚いたな。関口が家に来るなんてな。

里美:あ、違う。勘違いしないで。三上君のお母さんに頼まれたから。お父さん心臓発作だって。

三上:コーヒーでいいか。

里美:すぐ帰ってきてって。お母さんすごく心配してた。とにかく連絡だけでも。

三上:いつものことだよ。帰るの?

里美:用件は伝えたから。

三上:おい、ちょっと待ってよ。

里美:放してよ。そんなつもりできたんじゃない。

三上:どう言うつもりだよ。

里美:放して!

里美:外に、外に何人も付き合ってる子いるんでしょ。

三上:だから軽蔑するのか。近付きもしない、離れもしない。そんな間に俺を縛る資格あるかよ。いつ

 

だって俺から逃げてばかりのお前によ。ふん、帰れよ。お前の代わりぐらい幾らでもいるんだよ。出て

 

行けよ、出て行けよ!

?

完治:はあい。

リカ:私。寝てた?

完治:寝てました。

リカ:元気?

完治:こんな時間に元気なのは君とコンビ二ぐらいなもんだよ。

リカ:残念、私も元気ないのでした。

完治:なんで?

リカ:完治が元気ないから。後悔してる?里美ちゃんとのこと。

完治:全然してないとは嘘なんだろう。取り敢えずO.K.してくれたのを、こっちから締めたんだからさ

 

リカ:そこが完治のいいと子だよ。里美ちゃんの気持ち一番に考えて上げて。

完治:そんな立派なもんじゃないよ。ただ振られたってだけ。

リカ:恋愛はさ、参加することに意義があるんだから。例え駄目だったとしてもさ、人が人を好きにな

 

った瞬間って、ずっと、ずっと残っていくものだよ。それだけが、生きていく勇気になる。暗い夜道を

 

照らす懐中電燈になるよ。

完治:ふん、そんな慰めんなよ。

リカ:頑張れ、私も頑張る。

完治:ああ。

リカ:大丈夫だよね、あの二人。里美ちゃんと三上君。

完治:三上だって、いつまでもあんな女の子と遊んではかりいないでさ、ちゃんと関口のことだけ考え

 

てなれるさ。

リカ:うん。

完治:あ、そうか。これから二人応援しなきゃいけないんだもんな。うまくいくきっと。

リカ:うん。

?

完治:勝手に人の机座んなよ。

リカ:うーんと、失恋の傷はもう癒えたかな。

完治:少し癒そうと思ったが、大きな間違いだよ。

リカ:ねえ、今夜暇でしょう。

完治:勝手に決めんなよ。

リカ:この前のさ、10倍で返すってあれ。

完治:ああ、いいけど。あのほら、俺もさ、何だかんだ******

リカ:いいの?いくないの?

完治:はい、はい。

リカ:はいは一回で欲しい。

完治:はい、はい、はい、はい。

リカ:可愛くないなあ。

完治:君に可愛いなんて思われたくありません。

リカ:ああ、可愛い、可愛いなあ。だって******

完治:会議。たく、君と話してるといつまで立っても、時間立つの忘れちゃうよな。

リカ:本当?

完治:ああ?

リカ:今言ったの。

完治:何か言ったか。

?

リカ:あれっ、女の子と一緒だ。完治!

三上:おう、永尾。

完治:どういうつもりなんだよ。

三上:えっ、何でそんなまじな顔して。

リカ:ね、ね、向こう行こう。ね、ね、向こう行こうね。

三上:ええ?

尚子:あ、でも。

リカ:あ、こっち空いてる、どうぞ。

尚子:なんなんですか。

リカ:ああ、放っとけないんだよ。普通、自分振った子のことなんかどうでもいいと思うにのね。

尚子:あなた、彼の彼女?

リカ:私?うん。

三上:お前もやるよな。関口泣かししまうんだから。可哀そうによ。永尾に振られたって言ったよ。

完治:あいつはお前のことが好きなんだよ。

三上:分かってる。

完治:そうだったら、はっきりしろよ。ちゃんとあいつのこと考えてやれよ。

三上:考えてるさ、あいつが逃げなきゃとっくにそうしてるさ。

完治:それはお前がいつまで立っても外の女と遊びまわってるから、だから******

三上:いいのかよ。

完治:ええ?

三上:いいのか。俺が外の女切って関口の気持ち受け止めても。

完治:俺がお節介するようなことじゃねえだろう。

三上:意気張るなよ。取り消すなら、今のうちだぞ。そうか、今度会う時はもうあのごろとは違うから

 

な。

?

完治:あ、じゃ、俺こっちだから。

リカ:え、もう?10間行く約束でしょう。

完治:分割にしてくれ。じゃ。

リカ:家へ遊びにお出でよ。

完治:へえ?

リカ:どうぞ。ふー、どうしたの?入りなよ。

完治:いや、やっぱ帰ろう。

リカ:なんで?

完治:いや、醉ってたみたいだし。あの、一応送って来ようってだけだから。

リカ:もしかして、完治******

完治:何?

リカ:大丈夫だよ。完治が襲いかかってきたら、私ちゃんと大声出すから。

完治:あのなあ******

リカ:なんだら、ポケットにピストル隠しとこうか。

完治:はあ、お邪魔します。

リカ:どうぞ。適当座っちゃってて。

完治:うん。

リカ:あああ。

完治:あ、あ、悪い。

リカ:もうちょっとで出来上がるとこだったのに。

完治:あ、あの、いいじゃ。ほらあの、これでさ、もう一回楽しめるよ。

リカ:それ終わるまで、一歩たりともここから出せないからね。ねえ、ちょっと罪の意識感じてる?楽

 

しんでやってない?

完治:こんな夜中に人の家でパズルやってる馬鹿いるか。

リカ:やるじゃん。

完治:うん。こういうの得意なんだよ。

リカ:なんか食べる?作って上げるよ。

完治:料理できる?

リカ:当たり前でしょう。

完治:うん?

リカ:可愛い。そんなことに熱心な顔してやって。

完治:じゃ、止めようか。

リカ:いいの、いいの。はい。あ、違う。ちが、ちが、これっ、こっちだよ。

完治:ああ。

リカ:違うって。それはね、こっち、こっち。あ、ちが、何やってるの?

完治:うるせなよ、いちいち。俺やってるなら、黙っていろよ。

リカ:これ私のだもん。

完治:あ、そうだっけ。

リカ:あ、いやだ、いやだ。こんなやつと同じ空気吸ってると思うと、いらいらするわ。息止めてよう

 

っと。

完治:勝手にしろよ。

リカ:勝手にします。はあ、はあ。

完治:本当に止めてたのか。

リカ:うん。何を?完治?

完治:うん。

リカ:本当は所は里美ちゃんのことまだ好きなんでしょう。

完治:そんなことねえよ。

リカ:そんなことあるよ。じゃなかったら、三上君がほかの子といてもあんなに一生懸命なんない。

完治:この間と全然言ってること違うんじゃないかよ。

リカ:だって、悔しいんだ。

完治:ああ?

リカ:全然諦めてない。

完治:諦めるとか、諦めないとかの問題じゃないんだよ。

リカ:じゃ、どういう問題?

完治:君には関係ないんだろう。

リカ:あ、そう。もういいじゃん。さあ、あと一息だ。頑張ろう。あれ?最後の残りがないの?

完治:どこか、その辺転がったよね。

リカ:ないよ。

完治:しょうがないなあ。あと一個なのに。

リカ:はあ、ああ。

?

三上:乗れよ。

里美:お節介かもしれないけど、一度家帰ったほうがいいと思う。

三上:今さらあんな町に帰ろうかよ。

里美:嫌いなの?

三上:生まれた町なんて好きじゃないさ。俺が家を出た後、親父養子をとったんだ。だから、俺には帰

 

る場所がないんだよ。関口、俺のそばにいて欲しい。まあ、返事はいつでもいいよ。五年も待ったんだ

 

からな。

里美:私ね、ずっと思ってたの。三上君に好きって言う途端、あの頃の私たちはどこか遠くへ行っちゃ

 

うな、そんな気がしてたの。だから******

三上:いいんだよ。それでいいんだよ。昔の事なんか全部忘れちまえ。

里美:いいの?

三上:うん?

里美:本当いいの?三上君のこと好きになっても。

三上:信じてくれよ。なんて言っても無理か。これでいいだろう。もうお前だけだ。

里美:もういいから。分かった******

?

渡辺:やあ、今日昼ご飯何食べおうか。

完治:あ、何でもいいよ。

渡辺:何でもいいってことねえだろう。眠そうだね。

完治:えっ?

リカ:お早う!

渡辺:おう、お早う!

リカ:ねえ、パズルの残り1個ね、まだ見つからないんだよ、まだ。

完治:ああ。

リカ:ねえ、また遊びに来てね。こうなら、今度はまたちゃんとした料理作ってやるからね。じゃ、お

 

先。

完治:何言ってんだろうな、あれね。

渡辺:へへへ。で、お前あいつ家行ったの?

完治:ああ、行ったっつかな。

渡辺:じゃ何?やった?

?

同僚1:永尾さん、7番にお電話です。

完治:はい。お電話変わりました、永尾です。

三上:三上だけど。お前との約束、ちゃんと果たしたから。

完治:約束?

三上:あ、先関口が帰った。

完治:お前******

三上:関口と寝た。安心しろ。これから、ちゃんとあいつと付き合って******

同僚2:永尾さん、大変なんです。渡辺さんと赤名さんが******

完治:えっ?

渡辺:いてっ!何するんだよ。

リカ:今ここは崖っ淵だってあんたそんな顔してたよ。

?

渡辺:あ、悪かったな。

完治:へえ?

部長:永尾。

完治:はい。

部長:飯まだか。

完治:はい。

部長:先のあれはな、全面的に渡辺が悪い。

完治:何があったんですか?

部長:赤名が近くにいるの知らないでな、こそこそ噂話してた。

完治:ああ。

部長:見境なしに誰とでも寝る女だっていったらしい。しかしなあ、あいつが怒ったのはそのことじゃ

 

ないんだ。

完治:ええ?

部長:永尾、お前を被ってあいつ怒ったんだよ。

完治:へえ?僕のことで?

部長:うん。渡辺がな、お前のことを、あんな女と寝るなんて馬鹿だとかなんだとか。そしたらあいつ

 

、私のことで何言ようも勝手だけど、完治のこと侮辱するのは許さないだって。

?

リカ:あああ。

完治:悪かった。俺のために。

リカ:別に完治のためじゃないよ。自分のためにしたこと。そんなの人のせいにしてたら、やり切れな

 

いよ。

完治:けど、なんか元気ないみたいだし。

リカ:そんな。何時も、何時もあたしたって元気なわけじゃないもん。やってらんないなんて時もある

 

。どんなに元気な歌聞いてもバラードに聞こえる夜もある。

完治:リーカ、俺君みたいに人元気にさせる方法知らない。こんな時なんて言えばいいんだ。

リカ:僕は君が好きだ。ラブじゃなくていい、ライクでいいからさ。嘘でもいい。それでファイト出る

 

からさ。

完治:好きだ。

リカ:どのぐらい。

完治:このぐらい。

リカ:そんなもん。

完治:こーのぐらい。好きだ。

リカ:嘘つき。ねえ。

完治:うん?

リカ:セックスしよう。

?

リカ:お早うございます。

完治:あ、お早う******

リカ:すごい早起き。ラジオ体操でも行くの。コーヒー出るね。

完治:あ、いいよ、いいよ。

リカ:いくない。外寒そうだね。

完治:うん。

リカ:雪でも降ったかな。

完治:うん。

リカ:もう夏だね。

完治:うん。

リカ:水着買って海行かなきゃね。

完治:うん。

リカ:完治って馬鹿だね。

完治:うん。

リカ:私って可愛いね。

完治:ううん。

リカ:どうした。

完治:ええ。

リカ:ぼうっとしている。

完治:別に。

リカ:後悔してるんでしょう。

完治:何を?

リカ:私とこんななっちゃって。

完治:こんなんなっちゃってって?

リカ:里美ちゃんのことを思い出した?

完治:あん?

リカ:私抱いてる時。

完治:ええ?

リカ:ええと言って、完治は分りやすい。

完治:馬鹿なこと言うなよ。

リカ:はーい。

?

完治:元気だな。

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