出版社及び、書店業務で主に出てくる出版業界関連用語(贴)大切
(2012-03-30 21:01:26)
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杂谈 |
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| ISBN、委託(委託制度、委託販売、委託配本、委託期間)、 (あいうえお順) |
| ISBN | |
| International Standard Book
Number 「国際標準図書番号」。 流通のコンピュータ化をはかる国際的ルールによる書籍の番号(10ケタ)。
この番号を見ることにより、発行国、出版社、書名がわかる。日本においては、このISBNコードに、
分類コード、価格を加え日本図書コード」の形で使用している。 |
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| 委託(委託制度、委託販売、委託配本、委託期間) | |
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商品(書籍)の販売方法の一つ。一定の期間を定めて書店に委託して、その期間内に売れたものの代金を受取り、
売れ残ったものは返品してもらう販売システムのこと。日本の出版物(書籍?雑誌)の大半がこのシステムを利用している。 取次は出版社から委託扱いで仕入れ、書店に委託扱いで販売する形式となる。 書店は、買切りと異なりリスクが小さく多種類の銘柄書籍を販売することができる。 書籍の場合、“新刊委託”、“長期委託”等の種類があり、委託期間やその他の取り引き条件は様々である。 |
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| 売上カード | |
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短冊スリップの片側についていて書店から出版社に送られ売上データ集計や書店への報奨等に使用される。 |
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| MS2オーダリスト (日販固有の言葉) | |
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日販の書店別自動仕分システム(新型マルチソータ:マルチスーパ2)による計画搬入分の注文リストのことをいう。 |
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| 奥付 | |
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書籍、雑誌の巻末に、その標題、著者名、発行者名、発行所名、印刷所名、発行年月日、版数?刷数、定価、ISBN、
商標表示等を一括して記載したページをいう。 |
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| 買切り | |
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委託販売と異なり、書店等販売業者が仕入れた書籍を返品しない事を条件とする販売制度。一般的に正味料率が低い。 |
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| 改訂版 | |
| 既刊本に対して、作品の一部内容を改定、訂正して再発行した版。 |
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| 隔月刊誌 | |
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2ヶ月に一度、発行する雑誌を言う。(隔週刊誌:2週間に一度、発行する雑誌を言う)(旬刊誌:10日に一度、発行する雑誌を言う) |
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| 仮伝(かりでん) | |
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仮の伝票。通常、河出興産では書籍を出庫する際、必ず納品伝票(5枚綴りのもの)を発行するが、書店等に直接発送する場合には、
この仮伝を納品伝票として使用する。 この仮伝発行は、「直送指示書」にて書店等への直接発送をする場合に行う。 書店は、この仮伝に受領印を押下し、発送梱包に同包された返信封筒にて出版社に送り返す。その後、出版社は取次店に対して本伝 (本式の伝票)切り替えの伝票処理を行う。 |
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| 既刊本 | |
| 文字通り、既に刊行された本のこと。 |
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| 季刊本 | |
| 年4回(3ヶ月ごとに)発行される雑誌。 |
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| 客注(客注品) | |
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書店が店に陳列在庫していない本を顧客の注文を受けて出版社に発注するもの。これに対し、
書店が売れ行き予測に基づいて発注するものは“見込み注文”と読んでいる。 |
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| 休刊 | |
| 発行を一定期間停止すること。そのまま廃刊になる場合が多い |
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| クラフト巻き | |
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返本を改装し製本化する場合、またセット商品を組む場合に数冊の書籍等を梱包するのに用いる紙のこと。 約10~20cm幅の紙バンドである。 |
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| 原書 | |
| 翻訳本の元になっている本。 |
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| 献本 | |
| 著者献本とも呼び、出版社から著者または関係者に本を寄贈すること。 |
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| 再販制度(再販売価格維持制度) | |
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定価販売制度のこと。出版社は出版物に対して定価を本体価格+税と明示しそれを値引きして販売しない事とする
契約を取次店と契約を結び、そして同様に取次店と書店が契約を結んでいる。 出版物は文化性の高い商品として長年保護されてきているが、独占禁止法の適用除外品としての問題が近年問われている。 但し出版社が定価を抹消したものとして“非再販商品”(B本ともいう)がある。この商品は一般的に書籍の下部(地:罫下)に B印を押下する。 |
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| 雑協 | |
| 日本雑誌協会の略。 社団法人日本雑誌協会は、「雑誌」の出版を通じて文化の発展を期するため、出版倫理の向上を図り、 その他「雑誌」共通の利益を擁護することを目的として、昭和31年1月30日、雑誌出版社の有志30社によって結成された。 同年12月に法人の認可を受け、以来名実ともに出版業界の最も有力な団体として発展してきた。 会員はいずれも有力雑誌出版社であり、 わが国における雑誌発行部数の約80%余を占め、雑誌に関する重要問題に対しては、雑誌出版界を代表して処理にあたっている。 殊に最近は、雑誌倫理の確立、重要なる業界取引の合理化と改革、税制問題等々、業界内外にわたる諸問題に対し、当協会は書籍協会、 教科書協会、取次協会、日書連とともに業界5大団体の中枢として、その任に当たっている。 |
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| 雑誌コード | |
| 出版社が発行している雑誌を管理する為のコード。一般的には最初の5桁を誌名コードとしその後ろにーを付け、 その後ろの数字として発行年月日または通巻番号を付ける事が多い。 | |
| 事故伝 | |
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事故伝票の略で、何らかの理由で注文品が調達できず、書店に戻される注文伝票のこと。
原因は版元品切れ、発行所不明、取次不扱い、記載事項の不備等がある。 また、河出興産への返品伝票の中で、実返本数との差があった場合や同一伝票に書籍区分が異なっているものが混在している場合、 出版社の指示にて取次店へ事故伝として返す事になっている場合がある。 |
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| 実見 | |
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実物有代見本の略。出版社が発売前の事前予約獲得の為に書店等に見本として提供したもの。 |
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| 指定配本 | |
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出版社が取次に対して、各書店毎の配本数を指示すること。新刊配本に当たって、より確実な売上げを達成する手段として、
または売上げが良く、増刷が間に合わない場合等に行われる。 |
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| 締日 | |
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各出版社と取次店との間の清算日を言う。注)河出興産では、取次ぎよりの返品伝票がこの締日に間に合うよう返品処理後、
速やかに出版社に送付する必要がある。 |
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| 自費出版 | |
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著者が自ら費用を負担して出版すること。著作者が用紙?印刷?製本の手配や編集?校正などの実務を自分で行う場合と、
出版社等に一定の金額を支払って委託する場合の2種類がある。 |
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| 常備寄託 | |
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出版社と取次店、書店との合意により、特定の書籍を常(平均一年契約:契約販売期間終了までは店頭からは撤去しない)
に店頭に商品見本として陳列しておくこと。売れたものについては、出版社に注文してすみやかに補充する事になっている。
税法上は、出版社の社外在庫である。 |
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| 正味 | |
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書籍の仕入値のこと。出版業界では、取次が出版社から仕入れる正味(版元出し正味)と
取次から小売書店に販売する卸正味(出し正味)の2種類がある。 |
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| しょたれ本(汚損本) | |
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書店で売れ残り、返品不能の本、また汚損して商品価値が下がった本などの俗称。 |
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| 新刊委託 | |
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新刊書を読者に紹介、販売することを目的として、一定期間(普通は6ヶ月)委託販売すること。売れ残ったものは返品される。 |
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| スリップ(短冊) | |
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書籍の中にはさむ短冊型?二つ折りの売上げカードで出版社への追加注文伝票を兼ねている。引き抜きやすくするため丸い
山形の切り込みが飛び出していることから“ぼうず”とも呼ばれている。(注文伝票) |
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| 絶版 | |
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既刊されたた書籍の発行を終了すること。出版契約期間の満了その他の理由で、あるいは、該当書籍の売れ行きが今後まったく
見込めない場合などに絶版にする。最近復刊としてオンデマンドで小部数蘇ることも出てきている。 |
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| 増刷 | |
| 当初発行した部数で足りなくなった場合、同じ版で再度発行すること。 |
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| 添え本 | |
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取次が出版社から委託品を仕入れる際、仕入部数の他に何部かを見本用として無償で搬入すること。 |
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| ゾッキ本 | |
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出版社が主に金融対策のために、正規の販売ルート以外の方法で、特別に安い価格で処分する本の俗称。 |
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| 第三種郵便物 | |
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月一回以上発行する定期刊行物のうち、郵政省の認可を受けて、第一種(封書)より割引料金で郵送できるもの。 |
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| 棚卸 | |
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河出興産では、実在庫とコンピュータ上の理論値と比較調査すること。一般的には、決算や在庫品整理のために、
手持ちの商品や仕掛品等の調査をして、価格を評価すること。 棚卸結果が、倉庫業としての一年間及び半年毎の成績簿となる。棚卸誤差により判明する内容として、コンピュータへの入力ミス、 書名違いによる誤出庫がある。 |
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| 断裁 | |
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出版社が返品された書籍?雑誌等のうち、商品として販売するめどの立たないもの(傷みや汚れ、売れ行き不良などが理由)
を断裁処分すること。 |
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| 短冊 | |
| 出版業界での一般的な注文票。スリップとも言う |
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| 注文(注文扱い) | |
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書店が顧客の注文(客注)や自店の販売見込みに基づいて、出版社に発注して商品を取り寄せること。 |
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| 帳合 | |
| 各書店の仕入先としてどこの取次店と取引を行っているかのこと。 |
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| 長期委託 | |
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委託販売制度の一形態。出版社が一定期間を定めて(6ヶ月間が多い)、書店に商品を委託し、
期間内に売れたものの代金を受け取り、残りを返品してもらうシステム。 常備寄託と異なり、売れたものを書店が補充する義務はない。 |
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| 直送 | |
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出版社より指定された書店及び取次店(通常搬入口ではなく、新刊搬入口)へ直接搬送する事を言う。
書店に対しては仮伝を付ける事が一般的である。河出興産には「直送指示書」にて出版社より指示がある。
到着までの日時指定が必ずあり特に速やかに処理する必要がある。注)<直販>と類似しているがまったく内容はことなる事に注意。 |
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| 直販 | |
| 出版社が、取次店を通すことなく直接、読者や販売代行店に販売することを言う。
河出興産には「直販指示書」にて出版社より指示がある。特に到着までの日時指定が必ずあり速やかに処理する必要がある。
注)<直送>と類似しているがまったく内容はことなる事に注意。 |
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| 付物(つきもの) | |
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書籍を改装(返本から製本にする事)する際に使用する本のカバー、帯、スリップ等の総称。 新刊搬入の時点で改装に備え、製本所より本と一緒に入ってくるのが一般的。 出版社電注(電話注文)によっては、付物も書籍と同じ様にコンピュータによる在庫管理の依頼がある。 |
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| 電注(電話注文) | |
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書店や取次が出版社に電話で発注すること。電話注文用の短冊に出版社が起票し、河出にFAXにて出荷依頼をしてくる。 |
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| 店売(電話注文) | |
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取次店の本支店で、注文品を迅速に処理する為に書店さんや、書店担当社員の便宜を図る為、出版社の本を陳列してある場所。 |
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| 延勘(のべかん) | |
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延勘定の略で、勘定(精算)をくりのべること。取次店と出版社の間で事前に契約して行う。買切品の場合には特に
「買切り勘定」と呼ばれる。 |
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| パターン配本 | |
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取次店が、新刊委託等の際その出版物の種類や部数、及び配本先である各書店の規模、地域等を総合的に勘案し、
予め定めてある方式(パターン)にあてはめて配本すること。 |
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| バック?ナンバー | |
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逐次刊行物の最新号に対し、過去に刊行された既刊分をいう。対象商品としては基本的には、雑誌であり、
出版社により指示された冊数のみバックナンバとして残し、その他は断裁される。 |
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| 判型 | |
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出版物の大きさのこと。普通は原紙の規格サイズに沿って、A判系列、B判系列、四六判等が多いが中には、変形のものもある。 |
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| 版数 | |
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初版から何回改訂し、版を改めたかを示す用語で、第3版などのように用いる。(増刷の回数を示す刷数とは異なる。 |
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| 番線(ばんせん) | |
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取次店において、取引き書店を地域ごと、ルートごとに区分し番号化したもの。 |
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| 版元(はんもと) | |
| 出版社(発行所)のこと。 |
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| Fax注文 | |
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書店が出版社に発注する際、従来の短冊や電話注文のかわりに出版社より送られた来た各出版社専用の注文用紙に書店番線、
注文冊数を記入の上、ファクシミリを用いて注文する形態。 |
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| ピッキングリスト | |
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注文短冊、Fax注文用紙を取次別等に仕分けしコンピュータに入力(受注入力)した後、倉庫内にて集荷し易い
一覧リスト形式にて出力された出力リスト。注)出荷伝票は集荷後の一覧リストをチェックした後、実際に発伝される。 |
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| 変形判 | |
| JIS規格にてA判、B判以外の判型のことをいう。 |
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| 返品 | |
| 売れ残った書籍?雑誌を、書店から取次を通じて出版社に戻す事。 |
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| 返品期限 | |
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委託制度のもとで、返品可能な期間のこと。取次店から出版社への返品期限は、出荷後、書籍6ヶ月、雑誌3ヶ月。
書店と取次店間は書籍4ヶ月、雑誌45日。 |
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| ムック | |
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bookとMagazineの間という意味の合成造語、MOOK。雑誌形態をした単行本。写真や図版、グラフ中心のものが多い。 |
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| ヤレ本(汚損本) | |
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印刷や製本の工程で欠陥本として無駄になった本。河出では、返品受入時の結束上下及び改装不能本を言う。破本(はほん)とも言う。 |
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| 流通倉庫在庫(出先在庫とも言う) | |
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取次店で特定出版社の売れ行きの良い出版物を保管し、書店からの注文に迅速に対応する為の在庫を言う。 |
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| ワンプ | |
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小部数で結束された書籍を約1000冊程度の単位でパレット積みする際、荷崩れ防止のために透明な約30センチ幅のワンプ素材にて巻き、パレット全体を完全梱包する事。 一般的に大量の書籍を長期保管する際に行う。 |
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