お通夜?お葬式
(2009-01-09 23:48:36)
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御通夜(おつや)
通夜(つや)とは葬儀前夜に夜通しで行う儀式の事。仏教においてのみならず、神道、キリスト教においても行われる。
仏教の通夜
仏教の通夜は故人の成仏を祈る。
起源は、釈迦の入滅後、悲しんだ弟子たちが遺体を守りながら夜通し説法を行ったという故事によるのが通説だが、『古事記』に記された天若日子(あめのわかひこ)の葬送を起源とする説もある。古代日本で行われた殯に由来するとも言われる。通夜は本来、夜通しで行うとされるが最近では夜6時ごろから9時ごろまで一般の参列者を招き僧侶の読経も1回のみという形の『半通夜』にする場合が多くなってきている。その後は、翌日の葬儀まで、近親者が夜通し付き添うのが習わしになっている。
よって線香、蝋燭を絶やしてはならないから起きておかねばならないというのは逆で、絶える間が無いとあるべきである。近年、葬儀当日に寝不足になることを不満に持つ喪主が増えている事も事実であり、まさに本末転倒である。
通夜は遺体を納棺した後祭壇を組んで行う。最近は寺院や葬儀専用ホールなどで行われることが多く、自宅あるいは葬祭場などで遺体を納棺した後、寝台車で式場へ搬送し祭壇に安置する。
神道の通夜
神式の通夜は『通夜祭』と呼ぶ。
通夜祭および遷霊祭
通夜祭とは仏式の通夜に当たるものである。遷霊祭とは、故人の霊を霊璽に遷し留める儀式。神職が祭詞を奏上し、遺族は玉串を奉って拝礼する。遷霊祭は「御魂移しの儀」を執り行い、夜を象徴して部屋を暗くし、神職により遺体から霊璽(れいじ)へ魂が移される。
葬場祭
故人に対し最後の別れを告げる、神葬祭最大の重儀。弔辞の奉呈、弔電の奉読、神職による祭詞奏上、玉串奉奠などが行なわれる。仏式の葬儀?告別式に当たる。
喪服(もふく,そうふく)とは、葬儀や法事などに参加する際に着る礼服である。藤衣や喪衣(もぎぬ,もごろも)などとも呼ぶ。
概要
現代の日本において、喪服は黒や薄墨色が一般的である。また、和服の場合は喪主と喪主の配偶者が白を着用することもある。逆に赤などの派手な色はふさわしくないとされている。
本来喪服とは、遺族が「喪に服している」ということを意味するもので、正式と略式と呼ばれるものがあり、親族は正式のものを着用する。
洋装の着用する女性は、真珠のアクセサリーを1連のみ付けることができる。2連以上のものは「悲しみが繰り返す」といわれ忌避される。 鞄は布製が良いとされる。皮製品は殺生を連想される理由から、色が黒であっても身に付けない方が良い。
キリスト教系の宗派では、ベールで女性の顔を覆うことが喪の正装とされる。
喪服の英名は、モーニングドレス(mourning dress)やモーニングクロース(mourning clothes)である。
なお、モーニングコート(morning dress)は男性の昼の最上級正装の一つである。
神道
神道での葬儀は神葬祭と呼ばれる。神道では死を穢れたものと考えるため、聖域である神社では葬式は通常おこなわず、故人の自宅か葬斎場で行うことが多い。現在の形の神葬祭は江戸時代でも神葬祭を陰ながらも連綿と伝えてきた神社や社家の祭式、思想、伝統等を引き継いでいる。式の際には、中央の祭壇の脇に遺影を置き、祭壇の奥に置かれた棺の後方に、銘旗と呼ばれる故人の名前が書かれた旗が立てられる場合が多い。そしてその周りに灯明、榊、供物などをあしらえたりする。
式の一般的な大まかな流れは、まず神官が遺族と参列者および会場を祓い清める。そして神職により祖霊に供物をお供えをする。神職は祭詞を奏上し、故人の生前の業績を述べ遺徳をしのびつつ、祖霊となって遺族を守ってくれるよう願う。参列者は玉串をささげて、二拝二拍手一拝をおこない故人をしのぶ。このとき拍手は、音を立てない「しのび手」でおこなう。
また神道では、墓所を「奥津城」「奥つ城」(おくつき)と呼び、墓石にも「○○家之奥津城(奥都城)」と表示している家が多い。「霊爾」(れいじ。仏教の位牌にあたる)を祀る場合は仏壇の代わりに御霊舎(みたまや)を置いている。
近年の葬儀はほとんどは仏式で営まれており、これは江戸時代に寺請制度(てらうけせいど)がはじまり、仏式による葬儀が一般化したことによる。一方で江戸時代には、日本古来の葬儀のあり方を見直す運動が起こり、明治になって神道による葬儀を行うことが一般に認められるようになった。最近では神葬祭が仏葬よりも経済的な場合が多い点や、仏教渡来以前からの日本古来の祖霊信仰に立ち返ろうとする思想などから増加傾向にある。
天理教?金光教などの教派神道においても、神葬祭を元にした独自の葬儀を持っていることが多い。
会葬者の服装
本来、通夜は平服(普段の服装)で行くものとされていましたが、最近は、告別式(葬儀)に行けない人が、通夜に弔問する場合が増えてきており、喪服で弔問する人が増えています。
タブー
通夜や葬儀の服装は、個人の死をいたむ気持ちを表すものですので、カジュアルな服装や、華美な服装や、肌の露出が大きい服装は避けたいものです。
女性の服装
グレー、濃紺、茶など地味な色のスーツやワンピースの方が多く見られます。化粧は控えめに、髪もできるだけシンプルにまとめて、アクセサリー類は、結婚指輪以外は基本的にはつけない方がよいとされています。パールのネックレスかイヤリングのどちらか片方はつけてよいとされています。
お香典の表書き
神道
「御玉串料」「御榊料」
香典金額のめやす
近隣の人 3,000円、5,000円
一般の会葬者 5,000円、10,000円
関係者 10,000円、20,000円、30,000円
ご親族 10,000円、20,000円、30,000円
ご家族 50,000円、100,000円
地方によっては、500円や1000円と取り決めをしている地域もあります。仏事に偶数は使わないとされましたが、近年では20,000円も用いられます。