中国近代绘画与日本

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中国近代絵画と日本
2012年1月7日(土)ー2012年2月26日(日)
京都国立博物馆
展示作品紹介
中国の近現代に活躍した呉昌碩(ごしょうせき)、斉白石(せいはくせき)、高剣父(こうけんぷ)、徐悲鴻(じょひこう)、劉海粟(りゅうかいぞく)、黄賓虹(こうひんこう)等の絵画作品を、当館が近年受贈した須磨コレクションを軸に、国内外の名品を集めて展示し、その多彩な展開を追います。
アヘン戦争に始まる西洋の近代物質文明の衝撃は、旧態依然とした中国の社会全体を揺さぶり、変革を促しました。そうした中で中国が近代化の身近な手本としたのが、隣国の日本でした。
絵画の近代化という観点から、両国の関係を窺おうというのがこの展覧会の趣旨です。この展覧会をとおして近代における日中文化交流の一端をご理解いただければ幸いです。
第一章
筆墨の交歓:清末民国初期の海上派と京阪神の文人たち
王冶梅(おうやばい)?胡鉄梅(こてつばい)と森琴石(もりきんせき)、呉昌碩と長尾雨山(ながおうざん)?富岡謙蔵(とみおかけんぞう)等の交流を中心に、清末民国の上海に集う海上派(かいじょうは)の書画家たちと日本の京阪神の文人たちとの緊密な関係を扱い、西洋的近代化を迫られる中で、中日の書画壇が互いに影響を与えあった状況を明らかにします。
墨梅図 呉昌碩筆 京都国立博物館蔵(長尾コレクション)
菊図 雑画冊のうち 虚谷筆 上海博物館蔵
第二章
美術による革新:中国絵画の近代化と日本
近代西洋画との邂逅により、「美術」という新たな概念が日本で生まれた後、洋画を取り込んだ新様式として定着した日本の「美術」が、画家の往来や展覧会等により、中国にも波及してゆく状況を、京都の日本画家?竹内栖鳳(たけうちせいほう)や山元春挙(やまもとしゅんきょ)の作品と、広東出身の高剣父、高奇峰(こうきほう)、陳樹人(ちんじゅじん)等の作品を比較し、さらには金城(きんじょう)、陳師曾(ちんしそう)等、中日絵画聨合展の企画に参画した画家たちの作品をとおしてお見せします。
烟江畳嶂図 高剣父筆 京都国立博物館蔵(須磨コレクション)
弱肉強食 高剣父筆 香港芸術館蔵
草原夕陽図 金城筆
第三章
海派と京派:上海?北京二大都市の画壇とその展開
ここでは、1930年代前後、上海と北京という中国の二大都市において、水墨技法という中国の伝統的な絵画様式を用いる国画(こくが)の中心人物として活躍した呉昌碩と斉白石を採り上げ、その近代性の本質と彼らの国際的な評価の形成の上での日本との深いつながりを探ります。
書画扇面 呉昌碩筆 京都国立博物館蔵(森岡コレクション)
宋法山水図 斉白石筆 京都国立博物館蔵(須磨コレクション)
花卉図冊のうち 紅梅に雀図 斉白石筆 京都国立博物館蔵(須磨コレクション)
第四章
油画と国画:拡がる絵画表現と日本
第四章では、洋画の日中交流を採り上げます。日本の美術学校に留学して、油彩技法を学んだ陳抱一(ちんほういつ)、日本で個展を開いた劉海粟?王済遠(おうさいえん)、学画の初期に日本に遊んだ徐悲鴻等、当時の中国洋画壇と日本との関係は深く、中国で出版された洋画の歴史や技法に関する教科書も多くは日本の書物からの翻訳引用です。
劉海粟や、徐悲鴻は洋画ばかりでなく、国画をも得意とし、両方の分野で新風をもたらしました。また戦争をはじめとする現実の世界に素直に眼を向ける写実的な姿勢も中国近代絵画の特色といえます。
仰天窩図 黄賓虹筆 京都国立博物館蔵(須磨コレクション)
北京前門 劉海粟筆 劉海粟美術館蔵
瑞西風景 劉海粟筆 京都国立博物館蔵(須磨コレクション)
杭州湖畔 王済遠筆 京都国立博物館蔵(須磨コレクション)
黄山老松図 徐悲鴻筆
蒋碧微像 徐悲鴻筆 京都国立博物館蔵(須磨コレクション)
鵝伏図 徐悲鴻筆 京都国立博物館蔵(須磨コレクション)