第12課 [あつまる]
新しい言葉
うえき 植木
いち 市
しゅふ 主婦
ぐうぜん 偶然
こかげ 木陰
しらが 白髪
こがら 小柄
おたがい お互い
いきいき(と)スル 生き生き(と)スル
ぎんなん 銀杏
ベンチ
こしをおろす 腰を下ろす
コイ
えさ
まご 孫
はなしかける 話しかける
ボランティア
ホッとスル
きっかけ
なくす 亡くす
ひとりぐらし 一人暮らし
それぞれ
どくりつスル 独立スル
ときには 時には
たずねる 訪ねる
ふだん 普段
それに
としをとる 年を取る
たいへん 大変
にがて 苦手
ていれスル 手入れスル
ちょっとした~
あきらめる
しようがない
~ところ
こうしゃ 公社
パンフレット
くやくしょ 区役所
ユニーク
こころみ 試み
ろうじん 老人
てだすけスル 手助けスル
わかもの 若者
ちから 力
さっそく 早速
もうしこむ 申し込む
もともと
しゅっしん 出身
~ご ~後
ひっこす 引っ越す
したしい 親しい
ゆうじん 友人
(~に)とって
ひととき 一時
せんそう 戦争
くろうスル 苦労スル
ちしき 知識
いかに(~か)
せんぱい 先輩
かんしゃスル 感謝スル
しんるい 親類
そぼ 祖母
(さん)せだい (三)世代
あさくさ 浅草
かんさい 関西
[あつまる]
植木市で有名な東京の浅草で、若い主婦、田川さんを偶然見かけたのは、去年の夏のことだった。公園の木陰で白髪の小柄なおばあさんと楽しそうに話していた。おばあさんも田川さんもお互いにうれしそうだし、生き生きとしていた。次に二人を見たのは秋も終わるころで、二人はぎんなんを拾いながら歩いていた。三度目に会ったときは、公園のベンチに腰を下ろして、池のコイにえさをやっていた。
「いいですね。お散歩ですか、お孫さんと」
と話しかけると、おばあさんは、
「いえいえ、この人はボランティアの田川さん。いつも連れてきてくれるんですよ。ここに来るとホッとするもんだから」
と答えた。
これがきっかけで、私はこの二人、山口さんと田川さんと知り合いになった。八十五歳の山口さんは十年ほど前に御主人を亡くしてから、ずっと一人暮らしを続けている。三人の子供たちはそれぞれ家庭を持ち、独立している。時には訪ねてくれるが、山口さんは普段話相手がだれもいないのはやはり寂しいと思っていた。それに年を取ると買い物も大変だし、苦手な庭の手入れだって大変だ。植木に水をやってくれたり、近くのスーパーまで一緒に行ってくれたりと、ちょっとした手伝いをしてくれる人が欲しい。でもあきらめなければしようがないか。そう思っているところへ、「おとしより公社」のパンフレットが送られてきたのだそうだ。
「おとしより公社」というのは、山口さんが住んでいるところの区役所が始めたユニークな試みである。一人暮らし老人の手助けをしたいという若い人を、若者の力を借りたいというお年寄りに区役所が紹介するのである。山口さんは早速申し込んだ。そして紹介してもらったのが田川さんだった。二十三歳の田川さんはもともと関西の出身だが、結婚後、御主人の転勤で東京に引っ越してきた。まだ子供もなければ親しい友人もいない。そんな田川さんにとって山口さんを訪ねる月曜と木曜の午後は、とても楽しい一時なのである。
「昔の浅草の様子や、戦争で家を焼かれて苦労した経験や、御主人との思い出など、山口さんの話を聞いていると、私の知識や経験がいかに少ないかが分かるんですよ。人生の先輩としていろいろ教えていただいて感謝しています」と田川さんは言う。
山口さんと私と田川さん。親類でも何でもないけれども、ちょうど祖母、母、娘の三世代が集まって、今年の夏は一緒に植木市に行く約束をした。きっと楽しい散歩になるだろうと今から楽しみにしている。
使いましょう
A 「~ものですから」
例:急いでいるものですから、お先に失礼します。
1.あまりおいしいものですから、つい食べすぎてしまいました。
2.忙しかったものですから、うっかり忘れてしまいました。
3.あまり面白かったものですから、一晩で全部読んでしまいました。
4.どうしても分からなかったものですから、答えを書かずに出しました。
5.初めての仕事だったものですから、あまりうまくできませんでした。
B 「きっかけ」开端,契机,时机
例: A:いつたばこをおやめになったのですか。
B:彼女にやめろと言われたのがきっかけなんです。
1.A:どうして医者になろうと決めたんですか。
B:医者のいない村で友達を亡くしたことがきっかけなんです。
C -1「~ところ」有意识地向对方说明事物进行的状态.
例: A:まだ出かけないんですか。
B:今、出かけるところです。
C -2 例: A:御主人はいらっしゃいますか。
2.A:まだでしょうか。
B: 今、準備している ところですから、お待ちください。
3.A:片付けてもいいですか。
B:まだ使っている ところですから、そのままにしておいてください。
C-3:例:A:一緒に食事でもしませんか。
B:すみません。今、食べた ところなんです。
1、 ちょうど今、できた ところです。暖かくておいしいですよ。
2.A:林さんはいらっしゃいますか。
B:たった今、 帰った ところです。
3.駅に着いたら、ちょうど 電車が出た ところでした。
D「~にとって」对于…来说
例:田川さんにとって、山口さんを訪ねる月曜と木曜の午後は、とても楽しい一時なのである。
1.子どもにとって、夏休みは一年中一番楽しいものです。
2.若い人にとって、音楽は どんなときにも必要なものです。
3.留学生にとって、家族からの手紙は何よりも嬉しいものです。
4.人間にとって、 環境 は大きな問題です。
5. 母親 にとって、子供の喜ぶ顔を見ることは楽しみの一つです。
まとめましょう
下線に言葉を入れて本文をまとめてください。
田川さんが山口さんと知り合いになったのは「おとしより公社」に紹介されたのがきっかけである。山口さんは十年ほど前から一人暮らしをしているので、ちょっとした手伝いや話し相手になってくれる人がほしいと思っていた。田川さんは東京に引越してきたばかりで親しい友人もいないし、まだ子供も友達もいないので、山口さんを訪ねる日はとても楽しい一時だと言っている。
話しましょう
A 第12課を読んで、ある人が次のように言いました。どう思いますか。
「山口さんには、子供が三人もいるのですから、その子供がお世話をしたらいいと思います。お年寄りを一人にしないように、国が決めればいいと思います。そうすれば『おとしより公社』のようなものもいらなくなると思います」
B 世代の違う人が集まることに、どんな意味がありますか。
略
書きましょう
A という話を聞いていると、 がいかに かが分かるんです。
例:御主人の思い出や戦争で家を焼かれて苦労した
→御主人の思い出や戦争で家を焼かれて苦労したという話を聞いていると、私の知識や経験がいかに少ないかが分かるんです。
1.留学生の生活はアルバイトや勉強で大変だ
→留学生の生活はアルバイトや勉強で大変だという話を聞いていると、今の自分の生活がいかに幸せかが分かるんです。
2.今の日本の小学生はテストなどで大変だ
→今の日本の小学生はテストなどで大変だという話を聞いていると、日本の教育がいかにきびしいかが分かるんです。
3.日本では主婦が外で働くのは、仕事と子供の世話で大変だ
→日本では、昔から主婦が外で働くことは、仕事と子供の世話の両方で大変なことだという話を聞いていると、社会が変わるということがいかに時間がかかることかが分かるんです。
B という話を聞いて、 がいかに かが分かりました。私も
がきっかけで、 。
例:親と子が話し合うこと/先生の話
→寂しくて紫だけで絵をかくという話やいたずら電話をかけて面白がるという話を聞いて、親と子が話し合うことがいかに大切かがわかりました。私も先生の話がきっかけで、子供たちと話すようになりました。
1.たばこをやめること/彼女にやめた方がいいと言われた
たばこの吸いすぎで死ぬ人が多いという話を聞いて、たばこがいかに健康に良くないかが分かりました。私も彼女にやめた方がいいと言われたことがきっかけで、やめることにしました。
2.食べ物と健康/友人が入院した
自分の好きなものばかり食べていると病気になるという話を聞いて、食べ物がいかに健康と強く関係しているかが分かりました。私も友人が入院したことがきっかけで、毎日の食べ物に気をつけるようになりました。
3.運動する/体重が増えた
運動をあまりしない人はよく早く死ぬという話を聞いて、運動することがいかに必要かが分かりました。私も体重が増えたことがきっかけで、毎日運動のつもりで歩くようになりました。

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