安倍晋三氏が国会で内閣総理大臣に指名された後、閣僚人事を決め、皇居で任命式を終えた後、安倍新内閣が正式に発足した。顔ぶれを見ると、結局は小泉前総理以前に戻ってしまったなという印象を受けた。つまり、自民党の各派閥に対する論功行賞的な色彩が強く、何を柱として政策を実行していきたいのか明確でない。実にコメントしにくい内閣だ。
安倍総理は、自民党内部の声に相当配慮したような感じだ。自らの考えを貫くだけの覚悟はできていないように思える。小泉前総理は、良くも悪くも、自らの意思で閣僚を決め、自らの意思を明確に示した。安倍総理は、結局は予定調和型の内閣を作った。この内閣を見ると、おそらく、実行する政策も予定調和に終わり、改革は進まないように思う。リーダーシップを発揮できるかどうか、先が思いやられる。
いずれにしても、民主党としては、この安倍新内閣に論戦を挑むことになる。私が所属する国土交通委員会や決算委員会、沖縄・北方特別委員会の大臣は、それぞれ、冬柴鉄三国土交通大臣、尾身幸次財務大臣と高市早苗国務大臣である。3名の大臣がどんな答弁をして頂けるか、楽しみでもあり、不安でもある。明確でわかりやすい答弁を望む。官僚の書いた原稿を棒読みするだけの大臣でないことを期待する。














